[『俺たちはどう生きるか』(大竹まこと著) 《みんなが協力し、かばいあい、ヨタヨタと時間が過ぎた》(https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/special/otake/)↑] (2025年02月10日[月])
軍事費倍増して軍事国家になり下がるというトンチンカンな国・ニッポン…ニッポンの《有事》は少子化(浜田敬子さん)であり、《食料と農業を守ることが安全保障》(鈴木宣弘さん)である。
『●軍事費倍増して軍事国家となり下がり、やたらに戦争したがる一方で、
増税し、社会保障費を削りまくり、そんなにも狭量なニッポンにしたいのかね?』
すいません、ブログからの引用、ご容赦ください。
目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/「季刊 目取真俊」40回】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/1e217cdbfe72b80593a45105d45a2843)によると、《〈自衛官の採用と少子化/戦闘員確保に苦慮/軍事より子育てに予算を〉という見出しで掲載されたものです。…》《愚の骨頂 これは自衛隊だけの問題ではない。海上保安庁や警察も同じ問題を抱えることになる。いくら国の安全、防衛力強化を叫んでも、少子化の進行はそれを足元から崩していく。エマニュエル・トッドが言うように、日本にとっての危機は中国ではなく、人口動態なのである》。
軍事費倍増して軍事国家となり下がり、やたらに戦争したがる一方で、増税し、社会保障費を削りまくり、そんなにも狭量なニッポンにしたいのかね? 農業・畜産もズタズタじゃないか…。
アベ様の政権下、3歳児が万引き。当時、アベ様のニッポン、とんでもなく病んでいないか?、と思ったものだが、今も変わらぬ病み具合だと思う。「子供の貧困」、「子どもの6人に1人はシングル家庭です。とくに母子家庭の半分の家庭は貧困ラインの下だと言われています」(前川喜平さん)、「…労働者としての諸々の権利は後退させられ、今日のような貧困社会がもたらされたのだろう。そのしわ寄せがご飯をまともに食べられない子どもたちの増大につながり、6人に1人の子どもたちの貧困、つまり親の貧困に収斂(れん)されているように思えてならない」(狙撃兵)…このような報道が出始めたのもその頃だ。「6人に1人の子どもたちの貧困」って、言葉を失う状況。そして、少子化。子供をつくりたい社会と思えるだろうか? 少子化の折、徴兵制でも布いて…食料と農業を守らないニッポン『乳牛をしぼればしぼるほど赤字になる。まったく希望が持てない』…《兵糧攻め》に対して、兵器でも喰うのかね? 自衛隊員もまともに集まらず、経済的なものも含めた徴兵制。子どもや若者に赤紙が送り届けられるような、経済的徴兵制・悪徳企業型徴兵制の世、そんな悍ましい世にしていて本当に良いのですか?
ズブズブ壺壺ヅボヅボな自民党・公お維コミの直接的・間接的支持者の皆さん、いい加減に目覚めて下さい。彼や彼女らに投票したツケ、投票に行かなかったツケ、易々とウソ吐きやデマゴーグ、ヘイト吐きに騙されたツケが、この国・ニッポンの凋落です。《戦争などできない国…「戦争などやるもんじゃない」の一言に尽きる》《戦争に向いてない国》《柳沢協二氏「日本は…食料やエネルギーなどを全て自給できず、海外とつながらなければ生きていけない。…戦争を得意とする国ではない」》。台湾有事を煽って、ニッポンに何のメリットがあるのか? ニッポンの《有事》は少子化(浜田敬子さん)。なのに、軍事費倍増って、バカなのか? これは、農業や酪農にも言えること。鈴木宣弘さんの農畜産業への危機意識、なぜにカルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党、お維コミの直接的・間接的支持者の皆さんには伝わらないのか…。鈴木宣弘さん《食料と農業を守ることが安全保障》。
『●「歳出抑制が狙い」ならば、教育破壊ではなく、
「害遊」のカネバラマキ「害交」こそ何とかしなさいよ』
『●未来に投資しない国: 「そういうせりふは、
ハコモノではなく、子どもたちのために言ってほしいものだ」』
『●そもそも、子どもたちのためにこそ
「ドブガネしている」税金を使ったらどうなのか?』
『●沖縄県「子どもを育てている県内世帯の
3分の1以上が貧困」…アベ様らは「思いやる」先を間違ている』
『●自公選挙公約「子育て…」…その結果、
「日本の子供の貧困は「途上国並み」と断じられたのに等しい」』
『●アベ様参院選公約「子育て…」:
「3歳児、おなかすいて盗んだ」…アベ様のニッポン、病んでいないか?』
【3歳児、おなかすいて盗んだ 両親は借金背負い不在】
(アサヒコム)《万引きで補導されたのは3歳の保育園児だった
…ほぼ子どもだけでアパートで暮らしていた
…空腹を満たすため万引きした》
『●食料と農業を守らないニッポン『乳牛をしぼればしぼるほど赤字になる。
まったく希望が持てない』…《兵糧攻め》に対して、兵器でも喰うのかね?』
(文化放送)【大竹まこと「日本の食料自給率は38%しかない」
防衛費が増えても”兵糧攻め”されれば……】
『●問題解決はとっても簡単だと思いますよ、軍事費倍増を止めればよいのです。
その分の税金を子供たちのため、教育のため、市民のために使えばよいだけ』
『●《誰もが豊かに生きていける社会にたどり着くまでに…未来はそのように
して変化を恐れずに、その時代を生きている人間が作っていくもの…》』
『●カネがない? 軍事費倍増を止めよ! 《突きつけられているのは、食料、
種、肥料、飼料などを海外に過度に依存していては国民の命を守れない…現実》』
(長周新聞)【「世界で最初に飢えるのは日本――食の安全保障を
どう守るか」 東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授・
鈴木宣弘氏が下関市で講演】《鶏卵の国産率は97%というが、
エサが止まれば自給率は12%。ヒナが止まれば今でもほぼ0%だ。
それも含めて日本の食料自給率を計算し直す必要がある。現在の
食料自給率は38%ぐらいといっているが、
肥料や種の話は入っていない。さらに化学肥料原料の調達が
できなければ収量が半分になる。実質自給率はそれだけで22%だ。
さらに野菜の種の9割が輸入であることを考慮すれば
実質自給率は9・2%だ。おそるべき数字だ》
『●軍事費倍増して軍事国家となり下がり、やたらに戦争したがる一方で、
増税し、社会保障費を削りまくり、そんなにも狭量なニッポンにしたいのかね?』
生活保護の不正受給なんて極々僅かなのに、同じ《税金の支給》に関わる犯罪には緩々で、ズブズブ壺壺ヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党議員らは何の罪にも問われず、一方で、生活保護をバッシング。「さもしい」議員ら、それを支持する「さもしい」支持者ら。なんでこんなにニッポンは「さもしく」なったのかね。
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【https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/1e217cdbfe72b80593a45105d45a2843】
海鳴りの島から
沖縄・ヤンバルより…目取真俊
「季刊 目取真俊」40回
2025-02-09 10:08:44
以下の文章は2025年1月21日付琉球新報に「季刊 目取真俊」40回として、〈自衛官の採用と少子化/戦闘員確保に苦慮/軍事より子育てに予算を〉という見出しで掲載されたものです。
数年前から2025年問題が話題になってきた。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、医療・介護など社会保障費の増大、労働力不足、空き家の増加など多方面で問題が発生するというものだ。
いよいよその年を迎えたのだが、問題をさらに深刻にしているのが、少子化に歯止めがかからないことだ。敗戦後、第一次ベビーブームが起こり、1947年には出生数が267万人余となる。さらに翌48年には268万人余、49年には269万人余に達する。それに対し2024年の出生数は70万人を切ることが確実となっている。日本の出生数はピーク時の4分の1程度になろうとしているのだ。
自民党・公明党政権は少子化対策を強調してきたが、実際の効果は挙げていない。日本の出生数が100万人を維持していたのは2015年が最後であり、それからわずか9年で30万人以上減少しているのである。自民党に政治献金をする大企業の利益を優先し、非正規雇用を拡大してきたため貧困層が増大した。その結果がこれである。
7割満たず
少子化によって各産業分野では人手不足が深刻化している。あまり話題にならないが、自衛隊においても例外ではない。防衛省・自衛隊のホームページによれば、2024年3月31日時点での自衛隊の定員は24万7154人。現員は22万3511人で充足率は90・4%となっている。
10パーセント程度の定員割れを起こしているが、階級別の充足率の内訳をみると次のようになる。
幹部(将官・佐官・尉官) 92・6%
准尉 96・7%
曹(曹長・1~3曹) 98・2%
士(士長・1~2士) 67・8%
将官や佐官などの幹部クラスと准尉、曹(旧日本軍の下士官)の充足率が高いので、全体的に9割に達している。だが、実際に戦場で戦う若い士(旧日本軍の兵)の充足率は67・8%で7割に満たないのである。
少子化による人手不足の中、若い士の確保に自衛隊は苦慮している。
防衛省・自衛隊のホームページに「人的基盤の抜本的強化に関する検討委員会の概要」が載っている。そこで2023年度の自衛官の採用数を確認できるが、陸上自衛隊に限ってみると次のような数字になっている。
【一般曹候補生】
陸上自衛隊
計画数 4,200人
採用人数 2、532人
対計画比 60%
【自衛官候補生】
陸上自衛隊
計画数 7,030人
採用人数 1,897人
対計画比 27%
この数字を見ると、少子化の進行が自衛隊に与えている影響の大きさが分かる。自衛隊全体では計画数(募集)に対し採用人数の対計画比は51%となっている。報道によればこの数字は過去最低で、2022年度は66%であったから、それより15%も低下している。
危険性
先にふれたように実際に戦場で戦闘を担うのは、曹や士の自衛官が大半である。それが陸上自衛隊においては一般曹候補生で募集の60%、士となる自衛官候補生では募集の27%しか採用できていないのである。現在の士の充足率67・8%は、今後さらに低下する可能性がある。
景気が良くなれば民間企業の採用が増加する。どの産業分野でも人手不足が深刻化するなか、自衛官の採用も競合となる。国家公務員とはいえ、自衛官の定年は佐官級の幹部で57~56歳、尉官級と曹は56~54歳である。民間企業に比べればかなり早い。
政府・防衛省は自衛官の定年年齢引き上げを打ち出しているが、せいぜい1歳加える程度だ。年金の支給開始が65歳となり、今後は70歳まで引き上げられる可能性もある。自衛隊は組織的に再雇用に取り組んでいるが、若い世代の目にはどう映るだろうか。
ロシアのウクライナ侵略やイスラエルによるパレスチナ侵攻など、悲惨な戦場の映像をメディアやインターネットで目にする。自衛隊と米軍の一体化が進み、海外派兵で戦場に行く危険性が高まれば、募集はさらに困難となるだろう。
現在の自衛官の中には、3・11などの災害派遣で被災者のために活動する自衛隊を見て、募集に応じた人も多いのだ。実際に戦場に出て、人を殺す覚悟を持てるのか。
愚の骨頂
これは自衛隊だけの問題ではない。海上保安庁や警察も同じ問題を抱えることになる。いくら国の安全、防衛力強化を叫んでも、少子化の進行はそれを足元から崩していく。エマニュエル・トッドが言うように、日本にとっての危機は中国ではなく、人口動態なのである。
いま日本が取り組むべきは、軍事強化に予算を拡大するのではなく、出産・育児や教育への予算を大幅に拡大し、新たな産業を創出するための研究開発予算を増やすことだ。中国が台湾を攻撃できないのは、TSMCなどの半導体産業があることも大きな理由であり、武器を持つだけが能ではない。
辺野古の新基地建設など愚の骨頂である。滑走路が短く、輸送機が運用できない新基地は、普天間基地の代替施設にはなり得ない。那覇空港の米軍使用を認めなければ、新基地ができても普天間基地は返還されない。その予算を教育に回す方がはるかに社会のためだ。
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[※ 「裁かれるべきは警察、検察、裁判所 袴田事件」(週刊金曜日 1490号、2024年09月27日) ↑] (2025年02月13日[木])
最高検と静岡県警の袴田巌さんの冤罪事件についての検証モドキが酷い…。(京都新聞社説)《判決で認定された捜査機関による「証拠の捏造」については反発し、自己弁護に終始》、《犯行着衣とされた5点の衣類の捏造に関し、最高検は「現実的にあり得ない」と強く反論した。だが、具体的な根拠は示しておらず、感想に等しい。まったく説得力がない》、《最高検は、公判資料などにとどまり、当時の検察官らに新たな聞き取りもしていない。責任の所在も明確ではなく、何を検証したというのか。県警は、当時の捜査員らから聴取したが、捏造の具体的な事実や証言を得ることができなかったと結論付けている》。
しかも、畝本直美検事総長は「…被告人が犯人であることの立証は可能であり…」と未だに言っている始末だ。そして、《袴田さん弁護団 再審無罪判決での検事総長談話めぐり国提訴へ》! 受けて立つのか、検事総長? 前代未聞の事態! 裁判所はどう判断? 例えば、生活保護の不正受給なんて極々僅かなのに、同じ《税金の支給》に関わる犯罪には緩々で、ズブズブ壺壺ヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党議員らは何の罪にも問われず、一方で、生活保護をバッシング。この検察トップは、まともな仕事をしているか?
『●《いまも、死刑囚のまま》な袴田巖さん…《周囲に「自分は23歳だ」と吹聴
…「彼がプロボクサーとしてデビューした年齢…今も闘っているのだ…」》』
『●《袴田巌さん…静岡地裁…無罪(求刑死刑)を言い渡した》…当然の「無罪」
判決が漸く! 検察がこの再審判決に対して控訴するなど許されない!!』
『●再審判決・無罪…《事件当時、東京新聞は、袴田巌さんを犯人とする報道を
しました。袴田さんと家族の人権、名誉を傷つけたことを深くお詫び致します》』
『●《<無実者を罰することは、犯罪事実よりも犯罪的である>…無実の人を罰する
のは究極の国家犯罪といえる。理不尽な刑事司法とはもう決別すべき時だ》』
『●西村カリンさん《これ以上、あってはならない行動をしないで下さい。そして、
巌さんと姉・ひで子さんに謝罪した上で…違法な行為を検証して下さい》』
『●検察・警察、裁判所、マスコミによって《大きく人生を変えられたのは、
巌さんだけではありません。巌さんを58年支え続けてきた、姉のひで子さん》』
『●検察は控訴せず、無罪が確定…自白の強要や証拠の捏造など、袴田冤罪事件
の被害者、袴田巖さんや袴田秀子さんの58年間の残酷な日々に報いるには?』
『●袴田冤罪事件、何の反省もない検察の《控訴断念》を受け、漸くの謝罪記事
…マスコミの罪も非常に重い…検察が控訴したら、どうしたのだろうか?』
『●控訴断念、畝本直美検事総長談話…(袴田事件弁護団事務局長・小川秀世さん)
《無罪判決が確定すれば、だれも巖さんを犯人として扱ってはならない》』
『●「袴田さんを犯人視することない」と、静岡地検の検事正が直接謝罪しつつ、
《検事総長談話について「袴田さんを犯人視しているわけではない」》?』
『●《袴田さん無罪 最高検の検証、不十分だ》…醜悪な畝本直美検事総長談話
《改めて関係証拠を精査した結果、被告人が犯人であることの立証は可能…》』
『●袴田巌さんの姉ひで子さん《戦中を生き抜き、弟の無罪を信じて幾多の苦難にも
へこたれ》なかった姿、そして、「再審法の改正には、皆さんにお力を…」』
『●京都新聞《袴田巌さん…。判決から3カ月の検証結果はおざなり…第三者の視点
を加えた本気の検証に取り組まねば、地に落ちた国民の信頼は取り戻せまい》』
『●《検事総長がいまでも犯人と考えていると公言したに等しい》…畝本直美
検事総長にお聞きしたい、《捜査機関の者》以外で誰が証拠の捏造をできるの?』
「控訴断念なのに、畝本直美検事総長談話
「…被告人が犯人であることの立証は可能であり…」?
(小川秀世 弁護団事務局長)
《「検事総長がいまでも犯人と考えていると公言したに等しい」》
…畝本直美検事総長にお聞きしたい、《捜査機関の者》以外で
誰が証拠の捏造をできるのだろうか? なぜ? いつ?
どうやって? 翻って、事件直後に捜査していないのか?」
NHKの記事【袴田さん弁護団 再審無罪判決での検事総長談話めぐり国提訴へ】(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250212/k10014720581000.html)によると、《再審=やり直しの裁判で袴田巌さんに無罪を言い渡した判決に対し、検察トップの検事総長が「多くの問題を含む到底承服できないものだ」とした談話をめぐり、弁護団が「袴田さんを犯人視するもので名誉毀損にあたる」として、国に賠償を求める訴えを起こす方針を固めたことが分かりました》。
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【https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250212/k10014720581000.html】
袴田さん弁護団 再審無罪判決での検事総長談話めぐり国提訴へ
2025年2月12日 21時52分
再審=やり直しの裁判で袴田巌さんに無罪を言い渡した判決に対し、検察トップの検事総長が「多くの問題を含む到底承服できないものだ」とした談話をめぐり、弁護団が「袴田さんを犯人視するもので名誉毀損にあたる」として、国に賠償を求める訴えを起こす方針を固めたことが分かりました。
59年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件の再審で、静岡地方裁判所は去年9月、袴田巌さん(88)に無罪の判決を言い渡しました。
この判決に対し、最高検察庁の畝本直美検事総長は談話を発表し「判決は多くの問題を含む到底承服できないものであり、控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容と思われる」とした一方で、袴田さんの法的地位が長期間にわたり不安定な状況に置かれてきたなどとして、控訴しないと表明しました。
この談話について袴田さんの弁護団は、これまでに抗議の声明を発表していましたが、12日に都内で会議を開いて今後の対応を協議しました。
その結果、「無罪判決を受けた袴田さんを犯人視するものであり、名誉毀損にあたる」と主張して、国に賠償を求める訴えを起こす方針を固めたことが弁護団への取材で分かりました。
弁護団の小川秀世事務局長は「検事総長の立場にある人が犯人視しているのは非常に問題があり、許しがたい。検事総長は袴田さんに謝罪をすべきだ」と話していました。
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[『俺たちはどう生きるか』(大竹まこと著) 《みんなが協力し、かばいあい、ヨタヨタと時間が過ぎた》(https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/special/otake/)↑] (2025年01月14日[火])
軍事費倍増して軍事国家となり下がり、やたらに戦争したがる一方で、増税し、社会保障費を削りまくり、そんなにも狭量なニッポンにしたいのかね? 農業・畜産もズタズタじゃないか…。
アベ様の政権下、3歳児が万引き。当時、アベ様のニッポン、とんでもなく病んでいないか?、と思ったものだが、今も変わらぬ病み具合だと思う。「子供の貧困」、「子どもの6人に1人はシングル家庭です。とくに母子家庭の半分の家庭は貧困ラインの下だと言われています」(前川喜平さん)、「…労働者としての諸々の権利は後退させられ、今日のような貧困社会がもたらされたのだろう。そのしわ寄せがご飯をまともに食べられない子どもたちの増大につながり、6人に1人の子どもたちの貧困、つまり親の貧困に収斂(れん)されているように思えてならない」(狙撃兵)…このような報道が出始めたのもその頃だ。「6人に1人の子どもたちの貧困」って、言葉を失う状況。そして、少子化。子供をつくりたい社会と思えるだろうか? 少子化の折、徴兵制でも布いて…食料と農業を守らないニッポン『乳牛をしぼればしぼるほど赤字になる。まったく希望が持てない』…《兵糧攻め》に対して、兵器でも喰うのかね? 自衛隊員もまともに集まらず、経済的なものも含めた徴兵制。子どもや若者に赤紙が送り届けられるような、経済的徴兵制・悪徳企業型徴兵制の世、そんな悍ましい世にしていて本当に良いのですか?
ズブズブ壺壺ヅボヅボな自民党・公お維コミの直接的・間接的支持者の皆さん、いい加減に目覚めて下さい。彼や彼女らに投票したツケ、投票に行かなかったツケ、易々とウソ吐きやデマゴーグ、ヘイト吐きに騙されたツケが、この国・ニッポンの凋落です。《戦争などできない国…「戦争などやるもんじゃない」の一言に尽きる》《戦争に向いてない国》《柳沢協二氏「日本は…食料やエネルギーなどを全て自給できず、海外とつながらなければ生きていけない。…戦争を得意とする国ではない」》。台湾有事を煽って、ニッポンに何のメリットがあるのか? ニッポンの《有事》は少子化(浜田敬子さん)。なのに、軍事費倍増って、バカなのか? これは、農業や酪農にも言えること。鈴木宣弘さんの農畜産業への危機意識、なぜにカルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党、お維コミの直接的・間接的支持者の皆さんには伝わらないのか…。鈴木宣弘さん《食料と農業を守ることが安全保障》。
『●「歳出抑制が狙い」ならば、教育破壊ではなく、
「害遊」のカネバラマキ「害交」こそ何とかしなさいよ』
『●未来に投資しない国: 「そういうせりふは、
ハコモノではなく、子どもたちのために言ってほしいものだ」』
『●そもそも、子どもたちのためにこそ
「ドブガネしている」税金を使ったらどうなのか?』
『●沖縄県「子どもを育てている県内世帯の
3分の1以上が貧困」…アベ様らは「思いやる」先を間違ている』
『●自公選挙公約「子育て…」…その結果、
「日本の子供の貧困は「途上国並み」と断じられたのに等しい」』
『●アベ様参院選公約「子育て…」:
「3歳児、おなかすいて盗んだ」…アベ様のニッポン、病んでいないか?』
【3歳児、おなかすいて盗んだ 両親は借金背負い不在】
(アサヒコム)《万引きで補導されたのは3歳の保育園児だった
…ほぼ子どもだけでアパートで暮らしていた
…空腹を満たすため万引きした》
『●食料と農業を守らないニッポン『乳牛をしぼればしぼるほど赤字になる。
まったく希望が持てない』…《兵糧攻め》に対して、兵器でも喰うのかね?』
生活保護の不正受給なんて極々僅かなのに、同じ《税金の支給》に関わる犯罪には緩々で、ズブズブ壺壺ヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党議員らは何の罪にも問われず、一方で、生活保護をバッシング。「さもしい」議員ら、それを支持する「さもしい」支持者ら。なんでこんなにニッポンは「さもしく」なったのかね。
日刊スポーツのコロナ【政界地獄耳/生活保護と自動車保有 団体・弁護士の努力に行政重い腰上げた】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202501140000045.html)によると、《★多くの人たちが関係のないことだろうが、不測の事態から生活保護を受ける人たちに行政の壁は冷たい。ことに自家用車を所持することに極めて厳しい。理由は<1>資産である<2>保護費からのローン返済を認めない<3>維持費がかかる<4>賠償能力がない。重度の障がいがあり就労しても賃金がままならず子供も学校に通い、そこに親の介護が加わるなど生活の困窮にはさまざまな理由がある。また不労所得にならないように厚労省や自治体の生活支援課や計画相談員は税金の支給とあって、柔軟性を持って対応するという判断を行使しづらい。 ★三重県鈴鹿市が、母も高齢かつ病気を患い歩行が困難であるにもかかわらず、自動車の利用を同居する障がいのある次男の通院用に限定し、日々の走行距離や行き先を報告する運転記録票の提出の求めに応じなかったことを理由に生活保護を打ち切った。これに津地方裁判所が昨年3月21日、停止処分を取り消したうえで市に慰謝料等の損害賠償を命じる判決を言い渡し、名古屋高等裁判所も同年10月30日、地裁の判断を維持し市側の控訴を棄却する判決を出した。この説明だけ読めば誰もが市の判断が不当に思えるが、現実は日本中で起きていて国会でも取り上げられてきた》。
『●生活保護費切り下げと監視社会を歓迎する社会って…冷たい国だ』
「「オーウェルの「一九八四年」…まで、あと一歩ではないか」…」
『●「60万人雇用増の正体」: アベ(ホ)ノミクスの現実』
『●湯浅誠さん達の試み:
真に「苦境にある」人が救われない社会でいいのか?』
「マスコミや一部の政治家の言動に踊らされていはいけない。
湯浅誠さんの言葉、「「もし生活保護がなければ、彼らを納税者に
育てることができただろうか」。湯浅さんの言葉に納得させられる。
12月に出す次号では、高校時代に生活保護を受け、いまは
市役所職員として困窮者への対応にあたっている人を取り上げる」」
『●沖縄県「子どもを育てている県内世帯の3分の1以上が貧困」…
アベ様らは「思いやる」先を間違ている』
『●アベ様参院選公約「子育て…」: 「3歳児、おなかすいて盗んだ」
…アベ様のニッポン、病んでいないか?』
『●2016年報道の自由度ランキング72位:
「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪』
『●今が「辞任」させる秋であり…市民に「忖度」する
政治家や政党はどちらか?、いま、理解するべき』
《山本 生活保護バッシングも同じですね。生活保護受給者を
バッシングしているのは、本当は生活保護の受給資格がある
くらいの収入層が多いと聞きます。俺はギリギリで頑張っている
のに、なんだあいつら甘えやがって、って話ですかね。
生活保護を受けるべき人がどれくらい受けているかを見るのが、
「補足率」ですが、2割から3割程度しか受けていない。
政治家であるなら、建前でも補捉率は100%を目指す、
と言わなければならない。たった1つのセーフティーネット
ですから、当然です。ようは、社会保障費の削減を、対立構造を
つくって、達成しようとする非人道的なやり方が行なわれて
いるんです。選挙のマニュフェストに書き込むくらいの
連中ですから。不正受給を無くして、
生保をもっとスリムにするという趣旨を》
《室井 実際は日本の生活保護の不正受給って、すごく少ないん
でしょ。完全にスケープゴートだよね》
《山本 ご存知の通り、生活保護の不正受給は1.8%。もちろん、
不正は正されるべきですが、98%は適正に受給されています。
身近なターゲットをつくって、弱い立場同士、叩かせる。
権力者は上手にコントロールしますね。実際に叩かれなければ
ならない存在から目をそらせるために。そうすることによって、
大企業が儲けた分に見合った、充分な税金を払わないで済む
システムがドンドン大企業側に有利に改良されることには
目が向かなくなる。第二次安倍政権、最初のお仕事が生活保護費の
引き下げです》
『●厚労相「義務ではない」扶養照会…カースーオジサン、躊躇わずに
生活保護を申請できるようにしてから「生活保護がある」と言ってくれ』
『●《立憲民主、共産、社民、れいわ新選組…安全保障関連法廃止を求める
グループ「市民連合」と国会内で会合を開き…共通政策に合意》』
(リテラ)【高市早苗出馬で極右ネトウヨが再結集、「天照大神の
再来」とバカ騒ぎ、会見で「さもしい顔した国民」発言を
追及した膳場貴子も攻撃】
『●青木理さん✕安田浩一さん対談 ―――《「この国」には、いったい
いつから、どういう理由で「憎悪と嘲笑」に満ち溢れてしまったのか》?』
『●《失職した》石原カネメノビテル君、《「不徳の致すところ」という
ならば…ハローワークに行くといい。師走の風の冷たさを身をもって…》』
(リテラ)《当時、下野していた自民党の議員は
生活保護バッシングを煽動し、片山さつきや世耕弘成が
「不正受給許すまじ」「生活保護は恥」などという空気を社会に
つくり出していた。石原氏もそれに乗っかり、正当な権利である
生活保護およびそれを受け取ることを攻撃するために使われていた
「ナマポ」なるネットスラングを、あろうことか総裁候補者として
地上波の報道番組で平然と口にしたのだ》
『●(こちら特報部》《繰り返す「在日特権」論…杉田氏を含む裏金議員の問題
が問われた政治倫理審査会開催の日に、本当の特権は誰にあるか…》?』
(こちら特報部)《…といった書き込みがあふれる。
こうした排外主義的な動きの源泉に何があるのか。》
スッゴクさもしかったなぁ、アノ党の総裁候補とその支持者ら。(リテラ)《なかでも印象的だったのが、『報道特集』(TBS)の膳場貴子キャスターが質問をしたときのことだった。膳場氏は「政権構想のなかで経済的な弱者や格差の解消についてほとんど言及がなかった」と指摘したうえ、本サイトでも取り上げた「さもしい顔して貰えるものは貰おう。弱者のフリをして少しでも得しよう。そんな国民ばかりでは日本国は滅びてしまいます」という高市氏の過去の発言を紹介。「困窮する国民をどういう目で見ているのか」などと追及した。ところが、高市氏は顔色を変えることもなく、「おそらくその発言は民主党政権の期間中に生活保護の不正受給が非常に多く、その問題にどう取り組むかという議論をしていたときの流れの発言」「現在もコロナで傷んでいる事業者支援の不正受給があるが、あの頃いろんな方法で生活保護の不正受給をする人がいた」と主張。最後にはこう開き直ったのだ。「私に対し非常に色がついていると見られるというご指摘でございますけれども、でも、これが、わたくしです」「これまでのことも含めて、これが、わたくしでございます」 弱者切り捨てではないのかという指摘に、堂々と「これがわたくしでございます」と明るく強調してみせる──。もはや背筋が凍るような話だが、しかし、会見のライブ中継をおこなっていたYouTubeのコメント欄は一気に沸き立ち、〈…〉などという絶賛コメントが凄まじいスピードで流れていったのだ。…本来なら、そのことを問題にし、そこに切り込んだ膳場キャスターを高く評価すべきところだが、ネット上ではなぜか、高市氏を絶賛し、膳場氏を攻撃するネトウヨの声で埋め尽くされてしまったのである》。
《濃厚飼料自給率は13%しかない》…農業も、畜産もズタズタ…。《大竹まこと「日本の食料自給率は38%しかない」》…実はもっともっと、悲壮。鈴木宣弘さん《実質自給率は9・2%だ。おそるべき数字だ》…。なのに、軍需産業で儲けようという「さもしい」国に成り下がり、市民は飢えるばかり…。
長周新聞の記事【限界点に来た日本の畜産 食政策センター・ビジョン21代表 安田節子】(https://www.chosyu-journal.jp/shakai/33492)によると、《輸入飼料で成り立つ日本の畜産 畜産で特に経営を圧迫しているのが生産費の3割から4割を占める飼料の輸入価格の高騰だ。輸入飼料は濃厚飼料(トウモロコシ・大麦・小麦・大豆と油を絞った後の油粕など)で、主に米国から輸入している。濃厚飼料自給率(令和4年度)は13%しかない。濃厚飼料は近代化畜産に不可欠であり、ほぼ自給する粗飼料(青刈りトウモロコシの実と茎葉を発酵させるサイレージや牧草など)では不可能な、短時間での肥育、莫大な産乳・産卵を可能にしてきた。日本の畜産は飼料を米国に依存しなければ成り立たなくなっている【表1】》。
『●食料と農業を守らないニッポン『乳牛をしぼればしぼるほど赤字になる。
まったく希望が持てない』…《兵糧攻め》に対して、兵器でも喰うのかね?』
(文化放送)【大竹まこと「日本の食料自給率は38%しかない」
防衛費が増えても”兵糧攻め”されれば……】
『●問題解決はとっても簡単だと思いますよ、軍事費倍増を止めればよいのです。
その分の税金を子供たちのため、教育のため、市民のために使えばよいだけ』
『●《誰もが豊かに生きていける社会にたどり着くまでに…未来はそのように
して変化を恐れずに、その時代を生きている人間が作っていくもの…》』
『●カネがない? 軍事費倍増を止めよ! 《突きつけられているのは、食料、
種、肥料、飼料などを海外に過度に依存していては国民の命を守れない…現実》』
(長周新聞)【「世界で最初に飢えるのは日本――食の安全保障を
どう守るか」 東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授・
鈴木宣弘氏が下関市で講演】《鶏卵の国産率は97%というが、
エサが止まれば自給率は12%。ヒナが止まれば今でもほぼ0%だ。
それも含めて日本の食料自給率を計算し直す必要がある。現在の
食料自給率は38%ぐらいといっているが、
肥料や種の話は入っていない。さらに化学肥料原料の調達が
できなければ収量が半分になる。実質自給率はそれだけで22%だ。
さらに野菜の種の9割が輸入であることを考慮すれば
実質自給率は9・2%だ。おそるべき数字だ》
米不足!? 野菜の異常な高騰!? ニッポンは戦争したくて仕方ないらしいが、《兵糧攻め》に対して、兵器でも喰うのかね? 何が「安全保障」か、「国防」か! 鈴木宣弘さん《実質自給率は9・2%だ。おそるべき数字だ》…。また、《だが日本の方向性は、食料やエネルギー自給率向上の抜本的な論議よりも、経済制裁の強化、敵基地攻撃能力の強化など勇ましいものばかりだ。増税して43兆円に防衛費を増額して攻めていく論議が盛んだが、その前に食べるものをどうするのか?》、《輸出規制が強化されてモノが入らなくなったら、私たちはトマホークとオスプレイとコオロギをかじって何日生き延びられるのか》? さらに、《ばかたれはどっちなのか。43兆円でミサイル等を爆買いする金があるのなら、なぜこれが出せないのか。武器は破壊するものだが、食料は国民の命を守るものであり、そのために必要なのは農業・農村を守ることだ》
[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日)↑]/
(2021年09月12日[日])
選挙に行きましょう! #投票倍増委員会 会員として強く訴えます。自民党総裁? 誰でも同じ ――― 野党による政権交代を! 数多のアベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある。
東京新聞の記事【消費税減税、原発ゼロを追求 4野党、衆院選へ共通政策合意】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/129603?rct=politics)によると、《立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の4野党党首は8日、安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」と国会内で会合を開き、消費税減税や、原発のない脱炭素社会の追求などを盛り込んだ次期衆院選に向けた事実上の共通政策に合意した。合意後、立民の枝野幸男代表は「次期衆院選で共通の政策を掲げ戦えば、必ず政権交代できる。国民の命と暮らしを守る政権をつくる」と語った。共産党の志位和夫委員長も「共通の旗印が立った。選挙に勝利し、政策を実行する政権をつくりたい」と強調した。立民、共産両党は、これを契機に衆院選小選挙区の候補者一本化に向けた調整を加速させる構えだ》。
日刊ゲンダイの記事【【独自集計】自公を追い詰める逆転勝利「64選挙区」野党4党は共闘加速、政策協定合意で“受け皿”に】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294514)によると、《自民党総裁選はしょせん、自民党というコップの中の権力闘争。サル山のボスに誰が選ばれようが、国民生活を無視したコロナ無策や国会召集を拒否するような党の体質は変わらない。総裁選の投票権のない99%以上の国民にとっては、その後の10月か11月に行われる衆院選が本番だ。自公政権に代わる受け皿がない……と嘆いていた人に、8日の野党4党の動きは朗報となるかもしれない。立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組が「政策協定」に合意したのだ。野党共闘を求めてきた民間団体「市民連合」の仲介で、4党の党首が「消費税減税」や「原発のない脱炭素社会の追求」などを盛り込んだ協定書に署名。立憲の枝野代表は「政権を代える戦いをする上で陣形が整った」と強調。共産の志位委員長は「選挙協力について前向きな合意をつくり上げる」と意気込んだ》。
選挙に行きましょう!
東京新聞の記事【野党4党が消費税減税、安保法廃止で一致 衆院選へ共通政策合意、小選挙区の一本化調整を加速】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/129664)によると、《立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の野党4党は8日、安全保障関連法廃止を訴えるグループ「市民連合」と政策協定を結んだ。新型コロナウイルス感染拡大に対応する医療提供体制の整備促進などの対策や、消費税減税を含む格差是正・貧困解消策などの6本柱で、衆院選に向けた初の野党共通政策となる。これを受け、各党は小選挙区で候補者を一本化する調整を加速する》。
村上誠一郎氏あたりが総裁にならない限り自民党の腐敗っぷりは変わらない。野党による政権交代を!
日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/来たる総選挙は日本が完全に終わるか、自民党が終わるかの二択】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294263)によると、《安倍晋三のツイートを見て驚いた。ナチス礼賛で有名な高須克弥のツイートに対し「高須先生。素敵です。」とリプを返していたからだ…安倍の周辺はこんなのばかりだが、安倍の総理復帰を猛烈にプッシュしていた高市早苗も同類だ》。
脱「反核燃料サイクル」な「核武装」支持派…自民党総裁は誰でも同じ。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/コロナ対策専念で辞める首相がワクチン相を支持する漫才】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202109070000084.html)によると、《★自民党の劣化がいわれて久しいが、断末魔にあがいて醜態をさらした首相・菅義偉は辞任の理由さえまともに言えず「コロナ対策に専念」「総裁選との両立は難しい」と説明。すると返す刀でワクチン相・河野太郎が総裁選挙出馬という。首相の対応はワクチン相も同じではないかと思うが、河野は両立が可能らしい。すると今度は首相が河野を支持するという。この漫才のようなやりとりが菅内閣なのだろう。説明に整合性がなく、今だけのその場しのぎの繕いで政権を動かす。政治の劣化を絵にかいたような振る舞いだ。 ★この河野が人気だという。》《転じて野党は「菅で選挙をやりたかった」と悔しがる。人気のない首相となら戦えるが新総裁では分が悪いとでもいうのか。こちらも誰になっても受けて立てばいい。ただ、自民党が過剰に抗議するように、野党も国会も開かず、今月いっぱい続く自民党総裁選挙ばかり報道するのは不公平ではないかぐらい言ってみればいい》。
「自」山での「石」氏、選挙に出るどころではなくなりました、当たり前ですが。〝箕部幹事長〟殿、《★だが自民党議員の違法行為は枚挙にいとまがない》状況ですよ。《自民党議員が言う。「幹事長が二階俊博になってから急増している。さすがに前幹事長・谷垣禎一時代にはなかったよ。こんなこと」。お粗末になった自民党。》
東京新聞の記事【IR汚職、秋元司議員に懲役4年 現職国会議員へ異例の実刑判決】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/129407)によると、《カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われ、無罪を主張した衆院議員秋元司被告(49)=自民党を離党=に、東京地裁は7日、懲役4年、追徴金約758万円(求刑懲役5年、追徴金約758万円)の判決を言い渡した。現職の国会議員が贈収賄事件で実刑判決を受けるのは異例。丹羽敏彦裁判長は「現金を渡したとする贈賄側の供述は、客観的証拠に強く裏付けられ、十分信用できる」と指摘。秋元議員が主導したと認定した証人等買収罪について「一連の収賄事件の結末を根本から覆すもの」と位置付け、「前代未聞の司法妨害」と非難した》。
スッゲェなぁ、アノ党の総裁候補。
リテラの記事【高市早苗出馬で極右ネトウヨが再結集、「天照大神の再来」とバカ騒ぎ、会見で「さもしい顔した国民」発言を追及した膳場貴子も攻撃】(https://lite-ra.com/2021/09/post-6014.html)によると、《なかでも印象的だったのが、『報道特集』(TBS)の膳場貴子キャスターが質問をしたときのことだった。膳場氏は「政権構想のなかで経済的な弱者や格差の解消についてほとんど言及がなかった」と指摘したうえ、本サイトでも取り上げた「さもしい顔して貰えるものは貰おう。弱者のフリをして少しでも得しよう。そんな国民ばかりでは日本国は滅びてしまいます」という高市氏の過去の発言を紹介。「困窮する国民をどういう目で見ているのか」などと追及した。ところが、高市氏は顔色を変えることもなく、「おそらくその発言は民主党政権の期間中に生活保護の不正受給が非常に多く、その問題にどう取り組むかという議論をしていたときの流れの発言」「現在もコロナで傷んでいる事業者支援の不正受給があるが、あの頃いろんな方法で生活保護の不正受給をする人がいた」と主張。最後にはこう開き直ったのだ。「私に対し非常に色がついていると見られるというご指摘でございますけれども、でも、これが、わたくしです」「これまでのことも含めて、これが、わたくしでございます」 弱者切り捨てではないのかという指摘に、堂々と「これがわたくしでございます」と明るく強調してみせる──。もはや背筋が凍るような話だが、しかし、会見のライブ中継をおこなっていたYouTubeのコメント欄は一気に沸き立ち、〈…〉などという絶賛コメントが凄まじいスピードで流れていったのだ。…本来なら、そのことを問題にし、そこに切り込んだ膳場キャスターを高く評価すべきところだが、ネット上ではなぜか、高市氏を絶賛し、膳場氏を攻撃するネトウヨの声で埋め尽くされてしまったのである》。
ごもっとも。「ふざけんな!」
週刊朝日のコラム【室井佑月「ふざけんな!」】(https://dot.asahi.com/wa/2021090700060.html)によると、《……一言、いっていいですか? おまえら、もういい加減にしろ! あのさ、菅首相は誰が選んだの? 前の首相の安倍さんが体調が悪くなりいきなり辞めることになって、コロナ禍の中、時間がないってことで党員投票もせず、自民党の派閥の領袖たちが子分議員の票を取りまとめて、満場一致に近い形で担ぎ上げたんじゃないの? 菅首相のもとでコロナ対策は迷走し、で、今に至る。彼のもとでの選挙が負けつづけているって、そりゃあ、当然だ。仕事もできないわ、語る言葉もないわだろ。…自民党議員だけではなく、メディアもちっとは罪悪感を持てよ。「パンケーキおじさん」とか騒いでた結果がこれだぜ? コロナで亡くなった方や、苦しいのに入院できない人を、今、どういう気持ちで見てるのか? 本来、すべきことをせず、オリパラの後は自民党の総裁選という祭りかよ。ふざけんな!》
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/129664】
野党4党が消費税減税、安保法廃止で一致 衆院選へ共通政策合意、小選挙区の一本化調整を加速
2021年9月8日 16時05分
立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の野党4党は8日、安全保障関連法廃止を訴えるグループ「市民連合」と政策協定を結んだ。新型コロナウイルス感染拡大に対応する医療提供体制の整備促進などの対策や、消費税減税を含む格差是正・貧困解消策などの6本柱で、衆院選に向けた初の野党共通政策となる。これを受け、各党は小選挙区で候補者を一本化する調整を加速する。
野党の共通政策は、自公政権との対立軸を示すのが狙い。市民連合の呼び掛けに4党が賛同した。一方、共産党との連携に慎重な国民民主党は応じなかった。
(市民連合と政策合意案を手交し、ガッツポーズする
(後列左から)れいわ新選組の山本太郎代表、
社民党の福島瑞穂党首、共産党の志位和夫委員長、
立憲民主党の枝野幸男代表ら)
新型コロナ対策では、専門家軽視が指摘される菅政権を意識し、科学的知見に基づいて取り組む方針を明記。医療従事者の不足や病床逼迫(ひっぱく)の現状を踏まえ「医療・公衆衛生の整備を迅速に進める」ことや「エッセンシャルワーカーの待遇改善」などを打ち出した。
経済的な厳しさが増す企業や労働者向けの「万全の財政支援」も盛り込んだ。格差の拡大や貧困層の増加が進んでいるとの問題意識から、消費税減税や社会保険料の見直しによる低所得層・中間層への再分配を強化すると明示した。
安保法や特定秘密保護法の違憲部分の廃止、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設に伴う名護市辺野古の新基地建設中止、再生可能エネルギーの拡充と原発のない脱炭素社会の追求など、第2次安倍政権以降の政策からの転換を明確にした。森友・加計学園をはじめとする権力私物化疑惑の真相究明でも一致した。
立民の枝野幸男代表は協定に署名後、「政権を代える戦いをする上で陣形が整った。ギアを2段ぐらい加速して(衆院選の)結果につなげたい」と、各党との候補者調整を進める意向を表明した。共産の志位和夫委員長は「共通政策を土台にして政権協力、選挙協力の合意をつくりたい」と、一層の連携強化に意欲を示した。
2016年の参院選から野党共闘を働き掛けてきた市民連合運営委員の山口二郎法政大教授は、れいわが初めて加わった今回の政策協定について「本格的な野党協力の態勢を確立できた。政治の転換のために協力し、地域でも市民が支えていくことを求めたい」と語った。(我那覇圭、市川千晴、曽田晋太郎)
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/294263】
適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。
それでもバカとは戦え
来たる総選挙は日本が完全に終わるか、自民党が終わるかの二択
公開日:2021/09/04 06:00 更新日:2021/09/04 06:00
(高市元総務相(左)はアベノミクス路線継承と
バージョンアップを掲げて総裁選に(C)日刊ゲンダイ)
安倍晋三のツイートを見て驚いた。ナチス礼賛で有名な高須克弥のツイートに対し「高須先生。素敵です。」とリプを返していたからだ。このツイートとリプ自体に問題があるわけではないが、愛知県の不正リコール問題に関与していた陰謀論者のネトウヨに元首相がこうしたメッセージを送ることは国際社会にどのように映るのだろうか?
高須は過去にこんな発言を繰り返している。
「(日本では)堂々とナチス本も出版できる。めでたいことだ。♪盟友ナチス♪」
「ドイツのキール大学で僕にナチスの偉大さを教えて下さった黒木名誉教授にお会いした」
「彼(ヒトラー)の発言では高潔な人物のように思えますが、皆さんはどう思われるだろうか?」
「南京もアウシュビッツも捏造だと思う」
安倍の周辺はこんなのばかりだが、安倍の総理復帰を猛烈にプッシュしていた高市早苗も同類だ。2014年9月にはネオナチ団体代表とツーショット写真を撮っていたことが発覚。高市は「思想信条が分かっていたら、会いもしなかったし、写真も撮らなかった」と釈明したが、過去にナチス礼賛本「HITLER ヒトラー選挙戦略」に推薦文を寄せていたことも判明。著者は自民党東京都支部連合会事務局広報部長だった小粥義雄だ。
13年7月、麻生太郎は憲法改正をめぐるシンポジウムに出席し、「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」と発言。17年8月には、派閥研修会で「(政治は)結果が大事だ。何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメなんだ」と述べている。ヒトラーの動機は正しいらしい。要するにナチス礼賛は現在の自民党の体質によるものであり、連中はうっかり本音を漏らしただけだ。
高市は菅義偉の自民党総裁任期満了に伴って行われる予定の総裁選に出馬を表明したが、アベノミクス路線の継承とバージョンアップを掲げて戦うとのこと。安倍周辺のいかがわしいメディアやお馴染みのネトウヨ言論人も高市を礼賛していたが、いつまでこの類いの連中に政治をやらせるつもりなのか。
次の選挙は日本が完全に終わるか、自民党が終わるかの二択になるだろう。
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[※日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]
リテラの室井佑月さんの連載対談記事の後編【室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」 第4回ゲスト 山本太郎(後編)/室井佑月が「太郎ちゃん、安倍さんを倒して」と陳情! 山本太郎が本気で語った安倍政治を乗り越える政策論とは?】(http://lite-ra.com/2017/04/post-3095.html)。
前編は、【室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」第4回ゲスト 山本太郎(前編)/室井佑月が山本太郎に迫る! アッキード事件の闇、安倍首相の素顔、そして原発とマスコミ…】(http://lite-ra.com/2017/04/post-3067.html)。
斎藤貴男さんとの対談は、…:
『●「平成の治安維持法」で、室井佑月さんや斎藤貴男さん
「なんて、最初から一般人扱いされないだろうしな」』
前編も含めて、是非、読んでみてください。《経済政策…。…そのベースにある国民の生活への真摯な思い…。安倍政権の弱者切り捨て政策や原発政策、対米追従姿勢に話が発展していく》重要な対談。特に、福島で起こっていること、「子供達の『X年後』の現実」…改めて、怒りが湧きます。
『●「津田敏秀教授が「甲状腺がん多発は
原発被曝と関係ない」派に反論」…ヒトデナシな核発電「麻薬」中毒者』
「忖度」まみれ、オトモダチ「好優遇」まみれなデンデン王国「裸の王様」アベ様ら。議事録からは抹消・「廃棄」されているのかも知れないが、次のように、大見得・啖呵を切りました:
『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は
「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?』
「《私も妻も一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
関係ない」「私や妻が関係していたということになれば、間違いなく
総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
おきたい》と大見得を切りました」
『●詐称『悪魔の証明』が証明…室井佑月さん
「さあ、どうする安倍首相。辻元さんは疑惑を払拭できたぞ」!』
『●アベ様の「森友」質問ブチ切れに「忖度」して強行採決
…「質問権の侵害…言論封殺…国会の自殺行為」』
『●制御不能な「確実にバレる瞬間まで嘘を通そうとする、
気合の入った嘘つき」な取巻き達と「裸の王様」』
この間、次々に悪法の審議が進んでいる…:
『●「森友劇場に現を抜かす間にも…天下の悪法
と言っても過言ではない様々な法律の審議が着々と進んでいる」』
今、倒せずして…、今、「辞任」させずして、いつやるのか? 今が、その秋だ。
『●アベ様、「総理大臣も国会議員も辞める」という
大見得・たんかを実行すべき秋、その責任を果たすべき秋』
山本太郎氏をもっと引っ張り出して、室井さんが《「それ、燃えない」》という話もマスコミで喋ってもらわないと。マスコミは一体何やってんだ? 権力の監視、批判…矜持ある報道機関は無いのか?
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【http://lite-ra.com/2017/04/post-3095.html】
室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」 第4回ゲスト 山本太郎(後編)
室井佑月が「太郎ちゃん、安倍さんを倒して」と陳情! 山本太郎が本気で語った安倍政治を乗り越える政策論とは?
2017.04.21
(山本太郎と室井佑月が安倍政権について語る)
山本太郎議員をゲストに招いてお届けしている室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」。前編では、森友問題に対する室井の怒りが炸裂、ヒートアップしたが、後編では一転、山本太郎議員が安倍政権に「正攻法で対峙したい」と経済政策を語り始める。この意外な展開に、「なんか燃えない」と不満を漏らす室井。しかし、そのベースにある国民の生活への真摯な思いを聞いて、再び議論は白熱。安倍政権の弱者切り捨て政策や原発政策、対米追従姿勢に話が発展していく。
メディアで報じられているトリックスター的な印象とはまったく違う、2人の本気の思いを対談を通じてぜひ感じ取ってもらいたい。(編集部)
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山本太郎が正攻法で闘う宣言、国民生活を守る経済政策を主張
室井 さっき(前編)は安倍さんがいかに狡猾で強いかという話になっちゃったけど、そういう意味でも、森友学園問題って安倍さんを倒す千載一遇のチャンスじゃないかと思うんです。これだけでたらめな政治の私物化の材料が次々出てきて……。これで倒せないようなら、野党を嫌いになるかもしれない。
山本 たしかに、森友問題はまだまだ疑惑が解明されていませんから、これからの追及では、政権に決定打を浴びせることができる展開もありえます。他にも、さっき言った加計学園問題など、安倍政権は身内に利権をばらまく体質がある。それは継続して追及していかなくちゃいけないと思っています。ただ、僕はそういうスキャンダル追及とは別に、安倍政権とは正攻法できちんと政策を批判したいという思いもあるんですよ。
室井 太郎ちゃんから「正攻法」という言葉を聞くのは意外だけど、具体的にはどういうものなんですか?
山本 生活に密着した問題をきちんと訴えていくということです。先ほどもお話しましたが、共謀罪や原発、TPP、憲法改正、安保……そんなことを言われても、国民の皆さんには遠い問題に感じて伝わりにくい。しかも、うちは小さいグループですから、質問時間もかなり短く、くわしく説明できる時間がない。ですから僕らがするべきことは身近なことをどれだけわかりやすく、この国に生きる人々に簡素に伝えることができるか、です。いちばん距離が近く感じられる問題は、生活に関係することだと思います。
たとえばアベノミクスの「第一の矢、第二の矢」がありましたよね。第一の矢は金融緩和、そして第二の矢は財政出動ですが、安倍政権では本当に必要な部分に第二の矢がしっかりと実行されていません。金を刷りまくったのなら(実際には口座の数字を増やすだけですが)、その金を使って、保育や教育、福祉など今までコストとみなして切り捨てられていた部分にどんどん充てていかないといけなかった。逆にいえば、そういう部分がいちばん伸びしろがある分野ですから、成長産業になりえる、って話なんです。国の本気が見えれば企業の内部留保も設備投資などで使われると思います。これは我々が強く訴えるべきです。
室井が山本の持論展開に「それ、燃えない」とクレーム
室井 え〜、でも、それって、アベノミクスの国の借金をどんどん増やした部分は認めるということじゃないの?
山本 1000兆円を超える借金に加えて、また借金か!と、ツッコみたい方もいらっしゃるでしょう。そういった「借金がヤバい」、という擦り込みは、増税を進めたい財務省の煽りとマスコミのお手伝いが功を奏しています。国が持つ借金を、人間の人生の80年くらいに当てはめて、とにかく早く返さなきゃと誘導されています。国は何百年、何千年も続く訳ですから、返済に関して、長いスパンで健全化を達成すればいい。しかも、借金している先は、国内。日本には、ギリシャと違って中央銀行もある訳ですから、おカネをつくって借金をなくすこともできます。ギリシャのようにはなりようがない。
もちろん、「無限に」ではありません。でも、いまは、景気をよくするために、大胆にやるべきです。
安倍首相のやろうとしていたことは、本来、リベラル派がやらなければならなかったこと。それを極右に先を越された。無からおカネを大胆につくって大胆な財政出動をセットにして、きちんと国民が生きることができるインフラを整える。それこそが景気を回復させ、雇用の拡大に繋がります。そのためには、従来の公共事業とは違うかたちで、大胆にやる決意と行動を解りやすく世界に示すことが重要だと思います。
室井 たしかに、経済政策でリベラルは安倍政権にお株をとられちゃったという話はよく聞きますよね。本当は、リベラルが財政出動を肯定して、それを社会福祉や富の再配分に使うことを主張しなくてはいけないのに、民進党は財務省のいいなりで増税と緊縮政策に走って、国民にそっぽを向かれてしまった、と。
山本 そうなんです。ですから、これからのリベラルの合い言葉は、「反緊縮」。金融緩和と財政出動をセットで、大胆に、本当に意味のある公的事業に使うことを主張していかなきゃいけない。
安倍政権は大企業優遇や箱モノの建設など従来型を継承しています。例えば、リニアに3兆円とか。そこから豊かになるのは、一部の人々です。もっと大胆に、人々の生活に密着した問題に光を当てる必要があると思います。
室井 わかるけど、でもそういう話って、なんか燃えないんだよなあ(笑)。
山本 私の説明が下手なうえに、長過ぎたからですね(笑)。こういうことをもっとわかりやすく短く、リアルに話せるようになりたいんですよね。例えばいま、社会問題になっている奨学金。これはリニアと同じ財政投融資から6兆円引っ張ってきているんです。
財政投融資の原資は国債ですから、国が銀行から借りているんです。その6兆円を、日本学生支援機構が、多くは有利子で学生に貸し出す。学生から利息を取って、利息を財投に戻す。事実上、金融機関などへの返済を学生にさせることになる。元々、奨学金の原資、金を引っぱってくるところが間違っている、って話しなんです。学生が返済に苦しむ一方で、利息や延滞金で金儲けをしている人がいる。そうした説明をもっと簡単に伝えることができたらいいと思っています。
加えて、私が総理なら、学生支援機構の6兆円を日本銀行に買い取らせて、チャラにします。
対象者は20代前半から後期高齢者までの約270万人。もちろん学生だけでなく、保育所も、医療も、介護も、自己負担が多すぎる部分への施策が、少子化対策にも、個人消費の押し上げにも、雇用の増加にも繋がります。それくらい大胆なことをやらないと、国の将来はありません。
室井 いや、だからわかるんだけど、燃えないんだって(笑)。いくらリアルに話しても、地味だからねえ。いまの太郎ちゃんの話聞いて、国民が食いつくのかなあ。“魅せる”って難しい。
山本 ご清聴ありがとうございました。説明も長くなりますし。いまの説明に加えてあと5分欲しいところです(笑)。でも、与えられた時間でコツコツ主張していくしかない。僕はこの道に進んで4年目ですが、世の中は変わっていない。自分の変えたい部分も変えられていない。国会議員は約700人。僕はそのうちのひとりです。そう簡単にいかないのは当然ですけど、続ける以外に、方法はないと思っています。ちょっとずつ交渉しながら、一歩でも数ミリでも進めていくしかないんです。そのためには、みんなの生活が豊かになるような政策を提示しないと、支持は得られない。支持を得られなければ、実現もできない。
住民同士を対立させる安倍政権の原発被災者切り捨て政策
室井 でも、私としてはやっぱり、太郎ちゃんの原発や憲法への思いも聞きたいんですよ。
山本 その思いは変わっていないですよ。原発事故が起こった頃は民主党政権でしたが、政治全体への不信感が募り、我慢できなくなったところが僕の出発点です。事故から6年が経ち、議員生活も3年は過ぎました。でも議員になったからといって何か物事が動いたかといえば、何も動かせていないのが現実です。いまも原子力非常事態宣言のまっただ中ですしね。何も終わっていないし、終わり方もわからない状況のなかで、いちばん隠されている部分である“事故の影響”が、必ず何かのかたちで現れているはずなんです。そのひとつが、福島の子どもの甲状腺がんの多発です。
室井 がんやその疑いのある人数が185人になりましたね。
山本 本来、100万人に1人の割合だと言われていたのに、この数はおかしい。福島県の検討委員会は一貫して「被曝の影響は考えにくい」としていますが、これが原発の影響じゃなかったら、じゃあ福島特有の風土病なんですか、と。そこを解明するためには同様の調査を西日本でもする必要があります。何度も総理にも求めていますが、逃げの一手です。それを明らかにすると原発自体も進められなくなる。最大の急所なんです。それと平行して、住民たちは選択することも許されていない。選択する権利とその補償が与えられていない。一方的に「安全です」、これで終わり。故郷に残った、戻った人にも、一生涯の医療支援、保養など補償が必要です。移住する人にも医療支援や住居の支援は当然なされるべきなんです。加害者は、東電と国です。勝手に線引きして、「いつまで甘えるつもりだ」と言う態度が、加害者に許されるなら、無政府状態です。
室井 今春には避難区域も解除されて、自主避難の人への支援もどんどんなくなっていく。しかも避難区域には放射線量がすごく高いところもあるのに、そこに住民を強引に帰還させようとしているわけでしょ。しかも子どもも当然含まれるんですよ。原発事故直後に「子どもたちがいるから“安全”」なんて言ってた人がいたけど、今度もまた子どもたちが安全神話に使われる。
山本 年間20ミリシーベルト以下で帰還、は犯罪です。年間5ミリで放射線管理区域ですから。
しかも帰還の要件は、空間線量。空間線量で問題なくても、土壌汚染を測ると放射線管理区域ってざらにありますから。事故を起こしておきながら、それでも帰れ、住め、って国、世界では日本が初めてです。新しいチャレンジだ、って官僚も平気で言いますから。「国民の生命財産を守る」と言うなら、予防原則に立つのが、常識です。少なくとも、事故前の基準を緩和するなら、年間20ミリ以下でも安全と言う科学的根拠が必要です。本当に重大な問題です。安倍政権は“すべてをゼロ”にしようとしている。将来を諦めているからこそ、いまのうちに全部やっちまえ、というスタンスになるんでしょう。専門家でさえ、近い将来、大地震が必ずくると宣言しています。そのなかで、原発の再稼動は、一か八かでしかありません。事故っても、次はもっと上手く隠せる自信があるんでしょう。すでに基準も日本オリジナルですし。再稼動や、原発輸出を止めるのは、いまの国会のパワーバランスでは、難しい。野党が弱すぎる。安倍政権の思いのまま、つまりはその支援者である、大企業の金儲けが優先されます。
室井 安倍政権による“新しい安全神話”ですね。
山本 間違いないです。数日前も、僕のところにいわき市と中通りからお母さんたちが来ていました。事故後、避難されなかった方々です。そうしたなかで自分たちで計測し、汚染地図をつくって行政と交渉しながら、除染する地域を拡げるよう活動されています。お母さんたちの心配は、今年の春で除染がほぼ終わること。今後は、自治体がガラスバッジ(個人線量計)の情報を集約して、その結果から高い汚染がありそうだ、となれば除染する“フォローアップ除染”に移行する。
ではガラスバッジの情報を集約する期間、その間隔は? と聞いても、それぞれに任せている、と。結局、そんなマメな作業を自治体がコンスタントに出来るはずがない。やる自治体、やらない自治体で当然、格差が生まれます。
国は、何かあっても自治体の怠慢だった、と逃げられる、「丸投げ方式」を採用した訳です。
もともと追加被曝は年間1ミリシーベルト以下に抑えないといけないものなのに、福島では年間20ミリシーベルト以下。「安全」なんてほとんど根拠がない話で、もはや洗脳ですね。いちばん、科学的でないアプローチを続けているのが、国です。
安倍首相は「植民地政府の代表」にすぎない
室井 それで住民同士を対立、喧嘩させるんですよね。「子どもたちの健康を考えたい」という人と、「安全だ」と信じる人を対立させるんです。「風評被害だ」と言って消費者と生産者を喧嘩させるような構図と同じ。でもすべては国がつくり出した対立じゃないですか。そういう一連の構図を、新聞やテレビはほとんど報じない。
山本 生活保護バッシングも同じですね。生活保護受給者をバッシングしているのは、本当は生活保護の受給資格があるくらいの収入層が多いと聞きます。俺はギリギリで頑張っているのに、なんだあいつら甘えやがって、って話ですかね。生活保護を受けるべき人がどれくらい受けているかを見るのが、「補足率」ですが、2割から3割程度しか受けていない。政治家であるなら、建前でも補捉率は100%を目指す、と言わなければならない。たった1つのセーフティーネットですから、当然です。ようは、社会保障費の削減を、対立構造をつくって、達成しようとする非人道的なやり方が行なわれているんです。選挙のマニュフェストに書き込むくらいの連中ですから。不正受給を無くして、生保をもっとスリムにするという趣旨を。
室井 実際は日本の生活保護の不正受給って、すごく少ないんでしょ。完全にスケープゴートだよね。
山本 ご存知の通り、生活保護の不正受給は1.8%。もちろん、不正は正されるべきですが、98%は適正に受給されています。身近なターゲットをつくって、弱い立場同士、叩かせる。権力者は上手にコントロールしますね。実際に叩かれなければならない存在から目をそらせるために。そうすることによって、大企業が儲けた分に見合った、充分な税金を払わないで済むシステムがドンドン大企業側に有利に改良されることには目が向かなくなる。第二次安倍政権、最初のお仕事が生活保護費の引き下げです。
室井 でも金持ち優遇は全然問題にならない。それどころか選挙でもアベノミクスを連呼しているし。確かに安倍さんはキャッチーな言葉を流すのが上手いんですが、マスコミも尻馬に乗って、その宣伝を盛んにするのって、間違ってますよ。
山本 昨年の夏の選挙のとき、安倍さんが地方凱旋している様子をテレビで見たんですが、「アベノミクスというエンジンをくるくるくるくる回して、アクセルを吹かして!」みたいなことを言っていて。いやいや、何も言ってないやん! と思わずテレビにツッコんでしまいました。でも、雰囲気は伝わるし、キャッチフレーズや、印象だけの演説って反論するのに時間がかかる。1つひとつ嘘をめくる必要がありますから。ツッコミどころしかないので、絞るのが大変です。これで政権とってるって、すごい話ですよね。考えてみたら、安倍首相は植民地政府の代表ですからね。
室井 2015年の安保法のときの太郎ちゃん、すごかったですよね。「第3次アーミテージレポート」を突きつけて。
山本 アメリカの言いなりじゃないかよって話です。
室井 でも、テレビは日本がアメリカの奴隷状態になっているというような本質的なことを一切言わない。この前、トランプさんの娘のイヴァンカさんがトランプさんに、「安倍はすごい賢いから、信用しなよと言った」という報道がありましたよね。あれって、海外の記事には、「クレーバーボーイ」って書いてあったの。要は、犬や子どもに対する言い方でしょ。
山本 「グッドボーイ」のいち段階上のレベルですよね。「パパ、あいつ、使えるよ! あいつだったら何でも言うこと聞くよ」というニュアンスなのに。
室井 でも日本のワイドショーは一斉に、「イヴァンカさんが後押しした!」と報じていました。
山本 いままでもそうですが、アメリカ側に都合のいい法改正の数々を見ていると、「全部さしあげます」という気概を感じますね。米国にとって、植民地として唯一成功した国なんだなあ、日本は、と実感しますね。
政界と芸能界、どっちが怖い? の質問に、山本太郎は…
室井 最後に、すごくくだらない質問だけど、芸能界と政治の世界、どっちが怖い世界だと思ってます?
山本 僕は、ハラスメントの頂点は芸能界だと思っていましたが……。でも、ここ(政界)が総本山でした。社会問題のすべてが、政界に凝縮しているという印象さえある。政治に進んでからは、あの芸能界からも避けられてる感じですからね。昔、ドラマで共演したメンバーが毎年、忘年会をやるんですけど、あるときから呼ばれない。去年は情報聞きつけて「うぇーい」って、いきなり行ったらビックリしてましたけど(笑)。一緒に飲んでる写真がネットに出た時点で、マズいレベルなんでしょうね。直接企業名を上げて国会でモノ言ってますから、当然でしょうけど。
室井さんは、本当に勇気がありますよね。
室井 テレビに都合よく使われているんだと思います。安倍さんが創りだした“反論や疑問が言えない空気感”に対し、息抜きというか アリバイづくりのように使われているのかなとも思うこともあります。みんな守りに入って、自分のことで必死だけど、わたしが守るのは息子のことだけだから。
山本 なるほど。マスコミは決定的なダメージを安倍政権に与えるわけにいかないと自粛し忖度していますからね。でも、マスコミの意向がどうであれ、室井さんはそんな思惑を跳ね除けるくらいの爆弾を落とし続けているじゃないですか。
室井 この連載でも、何度も言ってますが、本当はもう、こんな闘いやめたいんですよ。
山本 じゃあ、うちから選挙に出ませんか?(笑)
室井 それじゃ、真逆ですやん。ずいぶん前に、同じようなことをあなたのところの、親分にも言われました。でも、あたしはそういう女じゃないし、そんなことよりガールフレンドの一人にしてくれと言い返しました。豪快に笑われちゃいましたけど(笑)。
※この対談は3月に収録されたものです。
山本太郎 政治家、俳優。1974年兵庫県生まれ。高校1年で芸能界入りし、以降、人気俳優として数々の映画、ドラマで活躍。 2011年3月の東日本大震災、福島第一原発事故を契機に、反原発活動を開始。2013年7月の参議院議員選挙に東京選挙区から出馬し当選。以降、原発問題、被曝問題、子どもと放射能、TPP問題、労働問題、社会保障制度改革、表現の自由に関わる問題等に特に深く関わり活動中。現在、自由党共同代表。
室井佑月 作家、1970年生まれ。レースクイーン、銀座クラブホステスなどを経て1997年作家デビューし、その後テレビコメンテーターとしても活躍。現在『ひるおび!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)、『あさイチ』(NHK)などに出演中。
(編集部)
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