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●湯浅誠さん達の試み: 真に「苦境にある」人が救われない社会でいいのか?

2013年10月26日 00時00分03秒 | Weblog


asahi.comの記事【天声人語】(http://www.asahi.com/paper/column.html?ref=com_top_tenjin、10月13日)。

 マスコミや一部の政治家の言動に踊らされていはいけない。湯浅誠さんの言葉、「「もし生活保護がなければ、彼らを納税者に育てることができただろうか」。湯浅さんの言葉に納得させられる。12月に出す次号では、高校時代に生活保護を受け、いまは市役所職員として困窮者への対応にあたっている人を取り上げる」。

   『●生活保護費切り下げと監視社会を歓迎する社会って・・・冷たい国だ
   
     「真に生活保護を欲している人の中で一体何%の人が「仕事をせず、
      遊んで暮らしているという」のか? マスコミや一部の政治家の言動に
      踊らされていはいけない。「「生活保護受給者らしく」生活しているか、
      パチンコをしていないかどうかを監視し、隣近所に通報密告)を
      奨励している自治体があります」・・・・・・監視社会なんて、ゾッとする。
      「オーウェルの「一九八四年」・・・まで、あと一歩ではないか」」

   『●「60万人雇用増の正体」: アベ(ホ)ノミクスの現実
   『●「アベノミクスの化けの皮」『週刊金曜日』(2013年7月5日、950号)についてのつぶやき
   『●『自然と人間』(2013年7月号、Vol.205)についてのつぶやき
   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識
   『●「敗戦特集」『週刊金曜日』(2013年8月9日、955号)についてのつぶやき

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http://www.asahi.com/paper/column.html?ref=com_top_tenjin、10月13日】

2013年10月13日(日)付
天声人語

 市役所の前に並ぶ中高年男性らの姿がテレビ画面に映る。顔にはモザイクがかかっている。やがて扉が開き、人々はドッと中に入っていく。カウンター越しの現金受け渡し。すると画面が切り替わり、パチンコ店や酒場の資料映像が……▼これはあくまでイメージである。しかし、生活保護といえば不正受給という悪印象が日本社会にかなり広がってしまった。現状を変えたい。貧困問題にかかわってきた社会活動家の湯浅誠さんは、そう語る▼一部に不心得者がいても、多くは苦境にある。肩身の狭い思いも強いられる。問題を厄介にしているのはあのモザイクではないか。「顔が見えない」人に私たちは心を開きにくい。警戒感や不安が拭えず、時に敵意すら抱く。ならば、「顔が見える」ようにしていこう▼そう考えた湯浅さんと仲間たちは先月、「はるまちという季刊誌を創刊した。生活保護を受けている人や過去に受けていた人が、本名で、写真も出して体験談などを語る。第1号では、北海道の21歳の青年2人が自立するまでを振り返っている▼「もし生活保護がなければ、彼らを納税者に育てることができただろうか」。湯浅さんの言葉に納得させられる。12月に出す次号では、高校時代に生活保護を受け、いまは市役所職員として困窮者への対応にあたっている人を取り上げる▼5千部刷った。置いてくれる書店などを募集中だ。10号までは続けるという。モザイクはいらないという当事者たちの勇気に拍手、である。
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