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たまゆらの女 2002年 中国

2005-05-20 | ドラマ
〈たまゆら〉・・・古語のようだ。
こう趣きのある邦題は珍しくなった。
近頃では、横文字をそのままタイトルにする味気ないものばかりで、いささか興醒めである。
もっとも時代にそぐわないといわれれば、それまでだが。

今や国際女優としても活躍している演技派コン・リーが、切なくも希望を捨てない、気丈な女性チョウユウを演じている。
恋人で詩人のチェンチンの才能を信じ、励ますのだが、彼にとってそれがだんだんと重荷になっていく。

この作品では、列車の走行シーンと共に、騒音もいい効果を出している。

すれ違う列車。
すれ違う心。

通り過ぎていく列車のように、この二人も遠く過ぎ去っていってしまう。

一方、チョウユウを愛する獣医師のチャン。
だんだんとラッシャー板前に見えてきてしまうのが・・・あ、ここ書かないほうがよかったかな!?(笑)  


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