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O's Note

いつまで続くか、この駄文

うれしい知らせ

2007-12-07 23:30:00 | 仕事(第1業務編)
 勤務先では、毎年、中国から大学院生を受け入れています。
 小生も担当者の一人ですが、これまでの履修者は研究科目(学部でいう、いわゆる講義科目)だけで、直接論文指導をする院生はいませんでした。
 ところが今年は、どうしたわけか会計の論文を書きたいという留学生院生が2名。
 そうなると、1年目で研究科目とともに演習科目も必要になり、これを基礎として2年目の論文指導につなげることになります。
 会計の論文を書くといっても、中国で会計を勉強してきたわけでもなく、経済学や経営学だって、ほんの教養程度の勉強だったようですので、お互いに手探りの状態です。
 さて、今年度が始まってすぐ、2名の院生、K君とCさんが「簿記を勉強したい」とリクエストしてきました。
 簿記を勉強するからには、最低限の目標として日商の簿記検定3級取得を目標にしてほしいと思い、前期中に簿記の基本を教え、後期に入ってからは学部で小生が担当している講義を聴講してもらうことにしました。
 そして今日。
 K君から電話。
 「先生、私もCさんも3級受かりましたぁ!」
 「おおっ! オメデトウ!」
 というわけで、2名とも11月の簿記検定に合格したとのこと。
 日本で、しかも日本語の専門用語を理解し、会計処理を覚えるというのは、並大抵のことではありません。二人とも一所懸命勉強しましたので喜びもひとしおです。
 これで会計の論文を執筆できるというわけではありませんが、修士1年目で、形として残る目標をクリアしたことを、大いに褒めてあげたいと思います。

やめておくれ!

2007-11-29 22:15:15 | 仕事(第1業務編)
 講義中に専門学校の勉強をすること。
 許します、それがあなたにとって講義より大切ならば。
 講義中に居眠りすること。
 許します、睡眠学習って言葉もありますから。
 講義中にリポートを作成すること。
 許します、それが今日の講義より一刻を争うことならば。
 講義中に小説を読むこと。
 許します、それが今日の講義よりあなたの人生を豊かにするなら。
 講義中に、大きな手鏡を覗きながら化粧をすること。
 許します、でもヤメテください、それはお互いに不幸だから。

ゼミ論の進捗度は?

2007-11-20 21:45:45 | 仕事(第1業務編)
 ゼミ生に書いてもらっているゼミ論。
 今年も、提出まで1ヶ月を切った。
 今日も数人が原稿を持ってきてくれた。
 ある程度ページが埋まると、自分で何を書きたいのかがわかってくるようで、ここまでくるとあともう一息。
 毎年、「早めに書いてね」と伝えているが、今年もまた、提出期限ぎりぎりでの完成が多い予感。(笑)
 最後の最後まで頑張りましょうね。

初体験

2007-11-12 23:24:45 | 仕事(第1業務編)
 今日は、別の学部の総合講義の担当日でした。
 与えられたテーマがちょっと難しく、講義をどう展開するか、かなり悩みました。
 この手の講義は、自分の専門の話だけすればいいというものではなく、聞いている方が混乱してしまわないように、全体構成(テーマ)の中での位置付けを踏まえる必要があります。
 それがわかっていながらも、なかなかまとめきれないもので(苦笑)、最後まで『これでいいんだろうか』と自問しながら講義し続けました。
 振り返ってみれば、総合講義も初体験、他学部の学生さん向け(しかも3、4年生)の講義も初体験、そしてコーディネーター同席での講義も初体験でした。
 

これが面白いわけで。

2007-11-07 22:14:01 | 仕事(第1業務編)
 最近、学生さんたちと研究室で話す機会が多くなっています。
 何より、この後期から本格化したゼミ論作成指導。
 毎年のことながら、ゼミ生それぞれが何を考えているのかを探りながらのディスカッション。これは着地点をどこに持って行くのか、当方としても気を遣うところですが、何よりお互いに意見を交換する時間というのはいいものです。

ゼミ見学

2007-11-06 22:00:00 | 仕事(第1業務編)
 今年も次年度のゼミ生を募集する時期になりました。
 手始めはゼミ見学。
 日程の都合で告知から一週間もしないうちにゼミ見学日を設定しましたが、3名の方が見学にきてくれました。
 今日はあいにくゼミの欠席者も2名いて、いつもこじんまりとやっているゼミがなおさらこじんまり。(苦笑)
 でも、ゼミ生の皆さんがアットホームな雰囲気を作ってくれましたので、見学者もそれなりにいい印象を持ってくれたのではないかなと思っていますが、さて、結果はどうなるでしょうね。
 もっとも、昨年も書いたような気がしますが、ゼミ見学者がそのままゼミに入るわけでもなく、こればっかりはどうなるかわからないものです。

偶然ではありますが。

2007-10-26 22:46:48 | 仕事(第1業務編)
 昨日のある講義の内容は社債の会計処理に関するものでした。
 その一つとして、新株予約権付社債を取り上げました。
 昨日の日経朝刊で、小さいながら新株予約権が記事になっていましたので(もっとも社債と分離した新株予約権だけのようですが)、講義の中でその記事を紹介しました。

 英会話教室最大手のNOVAは24日、新株予約権の発行により、割当先である英領バージン諸島に本拠を置く投資家2社から7,000万円が払い込まれたと発表した。予約権すべてが行使されれば諸費用を差し引き64億円を調達できるとしている。

 記事はこれだけ。
 しかし、新株予約権付社債を講義で取り上げるその日に、新株予約権の記事が出る。これは偶然ではありますが、講義のネタとしてはグッドタイミングです。
 講義の中で、「最近のNOVAは経営悪化が伝えられていますが、これで一息付けるでしょうかね」とコメントしました。
 が・・・・。
 あっけない幕切れでしたね。
 日本放送協会のニュースでは「クーデター」という表現を使っていましたが、昨日の今日でしたので軽い驚きを覚えました。
 それにしても、この新株予約権は今後どうなるんでしょうかね。

時間の無駄

2007-10-10 22:01:08 | 仕事(第1業務編)
 今日の講義。
 ちょうど半分ぐらいの時間が過ぎ、内容的にも切りがいいので出席確認。
 この科目は、一定の回数以上欠席すると試験を受ける権利がなくなりますが、その基準は最低水準。とはいえ、そこいらにある「安全パイ」科目とは違って、毎回出席しないと理解できない科目なのでがんばって出席しようと呼びかけているはずなのに、いましたねぇ、今日の講義で、出席確認後に教室を出て行く学生さんが。しかも2名。
 「お帰りですか?」
 「はい。」
 その学生さん、やんごとない理由があって退室したのでしょうが、でも、出席確認のためだけに講義に出ることが、明らかに時間の無駄であることをおわかりなのでしょうかね。
 大学というのは、自分が勉強したいことができる時間が確保されているわけで、そう考えれば、もし講義を聴くより重要なことがあれば思い切って欠席して、自分のやりたいことに時間を使った方が効果的なのにぃ。(といいつつ、その学生さんを止められなかったことに忸怩たる思い・・・。)

What's new ?

2007-10-04 23:46:35 | 仕事(第1業務編)
 3年前から始めた学科所属教員全員による1年生と2年生への面接。
 現在1年生向けの面接が行われています。小生は、一応、今日が最終日でした(一応というのは、面接に来ていない学生さんがいて、この学生さんとはあとで面接することになるため)。
 この試みは、入学してきたときの意気込みや目標を、長い大学生活の中で失ってしまわないよう、学科の教員がサポートするために始めました。
 教員一人当たりの受け持ちは13~15名程度で、とくに相談事がない場合には10分程度です。
 全員に「困っていることはないですか?」と聞いていますが、「ありません」という答え。「楽しんでますか?」という問いには「はい」。「勉強は?」という問いにも「何とかやってます」とのこと。
 小生が割り当てられた今年の1年生は、皆さん問題なく大学生活をスタートさせたようです。
 ただ、長期的な目標や当面の目標については、「まだ見つかっていません」と答える学生さんもいて、この辺りを我々がどのようにサポートできるかが課題でしょうかね。

評価され、評価し、評価され。

2007-09-21 23:23:02 | 仕事(第1業務編)
 今日、出勤してみると、前期に行われた授業評価の集計結果とともに、集計結果に関するコメントを求める文書が届いていた。
 今年の前期の評価対象科目は2科目。受講者数が少ないこともあって全般的に高い評価が出ていたが、それでも低いより高いにこしたことはない。ホッと一安心。「授業の内容は興味・関心を持てるものでしたか?」「授業の内容を理解できるように工夫されていましたか?」という評価項目はとりわけ気になる項目。それぞれ総合評価より0.3ポイントほど低く出ていて、プチ・ショック。
 午後からは、M先生とダブルキャストで行っている講義。今日は3大監査法人(新日本、トーマツ、あずさ)の一つに所属している公認会計士さんをお招きして公認会計士業務について話をしてもらった。
 この講義では、実務家の方をお招きした際には、学生さんに感想や質問などを書いてもらうことにしているのだが、それを知った会計士さん、「ぜひその感想文を見たいです。」
 自分の話が学生さんにどんな風に伝わっているのか(正しく伝わっているか)を知りたいと思うのは誰でも一緒。早速、原文のまま書き写してファイルにして送付。
 その講義が終わった後、別の学部のゼミに出席。
 先週、本の編集責任者でもあるゼミ担当の先生から「例のNPO関係の本の執筆箇所について説明して欲しい。」と要請された。「書いたことをやさしく紹介するだけでいいですので。」というので気楽に考えて行ってみると、紹介するよりは質問攻め。(苦笑)
 ゼミが終わりにさしかかるとゼミ担当の先生、「皆さん、演習評価表を書いてくださいね」と一言。
 今日は、朝から評価につきまとわれた(?)一日だった。

つ、つ、つかれたー。

2007-09-20 22:05:33 | 仕事(第1業務編)
 一日4コマ講義をすることがこんなにしんどいとは・・・。
 新しいカリキュラムがスタートした今年。
 小生が担当する科目では、この後期にその過渡期が訪れました。
 今日は、午前中2コマが新しい科目、午後から1コマが旧カリ科目(2年生以上の科目)、もう1コマが新しい科目で、一日で4コマを担当しました。
 午前中の科目は、2コマとも4週間だけの担当なので、半期間続くという科目ではありませんが、何しろ初物尽くし。
 新しい科目であることはもちろんのこと、情報処理実習室で講義をすること、e-learningシステムを利用すること、同じ内容を2回連続で行うことなどなど。これまで体験したことのなかった経験をしました。
 それでもって実感したことは、やっぱり「鉄は熱いうちに打て」ということ。
 「何を今更!」とお叱りを受けそうですが、1年生の科目で、しかも少人数のクラス編成は目が届きやすく、学生さんの態度を見ても、十分、こちらの期待に応えてくれそうな予感がします。
 科目の性質上、どうしても大教室を使わなければならない科目もありますが、やっぱり1年生のうちから、できるだけ少人数で教育をするというのが理想ですね。
 小生自身も経験がありますが、履修者数が多い科目はどうしても気がゆるみがちになります。これは教員の努力ではどうしても克服できない領域でしょう。
 それが、少人数ですと、教室の中を頻繁に歩き回って個別に声をかけることができますし、学生さんもそれなりに緊張感が出てくるでしょう。そうした中で話をすれば、学生さんが理解できているかどうか、肌で感じることができるようになります(もっとも、そんな環境でも「睡眠学習」をする学生さんはいたのですが・・・)。
 とはいえ、午前中の講義でのどはガラガラ、最後の後期を終えたときには、グッタリでした。
 でも、帰宅後のビール、美味しかったです。(笑)

e-learningの使い方

2007-08-20 20:25:40 | 仕事(第1業務編)
 今日は、小生が所属する学科でこの後期から始まる科目で使う予定のe-learningシステムについて、ソフトウェアの講習会がありました。
 講師を務めてくれた先生、非常にわかりやすく説明してくれました。
 しかし・・・。
 これを効果的に活用するということになると、なかなか難しいかなと思いました。
 e-learningについては、それなりに理解しているつもりですが、これを出席管理とか、資料の配付とか、あるいは課題の提出とか、そういったレベルで使うというのでは、あまり効果的ではないと思います。
 やっぱり、予習や復習で、受講者の皆さんが講義の時間以外にも、いつでもどこでも自学自習できるというのがe-learningの基本であると思います。受講者の皆さんが、何のストレスもなく使える環境を提供できるかということが重要なんだろうと思うわけです。
 しかし使う側(教員側)のレベルがそれに追いつかないのであれば、受講者側に迷惑ですし(だから講習会を開いたのですが)、無理にそれを使わなくても、出席管理や講義資料の配付、リポートの受け渡しの方法があるのではと思います(現にやってますし・・・)。
 それにしても、このシステムを後期から始まる講義で使おうと提案した先生、どこにその提案の意図があったのでしょうかねぇ。

試験2科目目

2007-07-27 23:23:40 | 仕事(第1業務編)
 今日は午後から2科目目の試験。
 この科目は3年生以上の科目なので履修者も30名程度で、受験者にいたっては3分の2程度まで減ります。
 皆さん、それなりに書けてました。講義の最終日に「5行程度じゃ書けないくらい大きな問題ですよ」と伝えていたので、皆さんがんばって書いてくれたのでしょう。
 でもでも・・・。
 やっぱり書けばいいというものではないわけで、形式が整っていない答案は減点対象です。知ってることを書けばいいってものじゃなくて、説明の仕方には順序があるんですよ。他の先生方がどうかはわかりませんが、どんなに素晴らしい内容でも、それが相手に伝わらないような答案は、減点しています。
 今時は、文字を手書きすることがめっきり減りましたので、手書きで答案を作成するというのはしんどい作業の一つになっているのかもしれません。それを了解した上でも、形式を整えて相手に読ませる書き方をしてほしいなと願います。
 講義でも、ずいぶん練習してもらったのですがねー。

採点速報

2007-07-25 18:00:30 | 仕事(第1業務編)
 採点速報といっても、今日実施した定期試験を受験した学生さんがこのブログを読んでいるとは限らず、あまり意味はないのかもしれませんが。
 第1回目の採点段階で、70点満点の試験で平均得点率は57.2%。目標とした得点率が60%でしたので、もう一歩といったところ。
 でも満点が7名いました。この試験、論述試験ではなく計算問題だけを出題していますので、満点が出ても不思議ではありませんが、それでも受験者の18.9%が満点で、これは小生としてもうれしい限り。一方で0点の人もいました。これまた計算問題なのでできなければ得点できないわけです。
 これから採点を再度見直し、不正解だった箇所の検討を行い、最終得点を付けていきますが、再試験該当者が数名出そうな感じです。