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O's Note

いつまで続くか、この駄文

合理的なのですが・・・。(苦笑)

2007-06-27 12:46:06 | 仕事(第2業務編)
 先日出版にこぎ着けたバンク本。
 今朝、印税の支払いについて案内がありました。
 お断りしておきますが(前にも書いたような気もしますが)、この手の本は、いわゆる文芸書と違って数万部も売れるということはなく、印税というものが生じますが、その金額は、ほぼ雀の涙と相場が決まっています。
 印税は、原則として売価の10%。2,000円の本ならば200円が印税。そして今回のように複数で執筆している場合、担当者ごとにページ割をします。ですので、100ページの本でその10ページ分を書いたとすれば、200円÷10分の1=20円が個人の印税。
 これまでのケースでは、印刷部数×売価の10%×ページ割ということで印税を受け取っていました(たぶん、これが一般的でしょう)。つまり、1,000部印刷したら、
 1,000部×(2,000円×10%)×10分の1=20,000円
が、個人の印税になります。このうち10%を、受取時に源泉所得税として差し引かれますので、手取額18,000円。(まさに雀の涙)
 ところが今回は、売上印税という新しい方式でした。つまり何部発行しようとも、実際に版元から出た数で印税を確定する方式で、その基準日として年2回設定しているようです。
 ということは、売れなければ一銭も印税はないということですね(端から印税など期待していませんが)。
 この制度、版元にとっては合理的。でも執筆者側は書いたら売る努力をしなければならない制度といえるでしょうね。
 まぁ、考えてみれば、出版してくれるだけでもありがたいことですし、その意味からは何もいうことはございましぇ~ん。
 さ、販促販促。(笑)

三カ月か三ヶ月か

2007-05-11 21:58:01 | 仕事(第2業務編)
 NPO関係の本の話。
 他の方の執筆部分を読んでいると、編集者のコメントが。

 本文では「カ」になっていますが、ここ(表)では「ヶ」になっています。

 全体的な表現を統一することに異論はないのですが、ここで困ったのが「ヶ」を使って表現する固有名詞があったこと。
 固有名詞の表現に全体を合わせて、本文で使われている「カ」をすべて「ヶ」に置き換えるという方法もあるでしょうが、固有名詞であることを強調しようとすれば、固有名詞だけ「ヶ」にしておいて、他を「カ」で統一してもいいかなと思ったり。
 執筆者に確認すると「私はどちらでもいいのですが。」
 ヘンなこだわりを持っているのは小生だけのようで。(苦笑)

こ、こりゃマズイ・・・。

2007-05-09 22:37:46 | 仕事(第2業務編)
 今夜はNPO関係の会合。
 いつもならおにぎりとお茶だけなのに、今夜はおにぎりに加えていなり寿司やお団子の差し入れ有り。
 あるメンバー「今日は何かあるの?」
 小生「花見じゃないですか?」
 もちろん花見というわけではなく、会合は淡々と進み、早めに終了。
 ところが、いつもより早めに終わったのには訳がありました。
 長らく暖めていた、そのNPO法人のメンバーによる出版計画もいよいよ大詰めを迎え、連休明け早々に2校目が届いたそうです。
 この本、各節ごとに執筆者が違っているのですが(共同執筆です)、各章ごと、そして全体の用語の統一はまだ行われていませんでした。今夜は各章ごとの担当者に原稿が渡されました。
 小生はある章のとりまとめ担当者になっていたのですが、そのとりまとめの締切を聞いてビックリ!
 「今週末までにお願いします。」
 絶句。
 今週末とはいえ、土・日は事実上原稿の受け渡しは不可能ですので、実質金曜日が締切。しかも章のとりまとめ担当者とはいえ、校正済みの原稿を自分以外の執筆者にも見ていただくのが礼儀。
 ということで、金曜日の午前中に原稿を持ち込むことに・・・。
 でも、日曜日の研究会の原稿、まだ仕掛中。
 明日一日、引きこもります。(おっと、明日の夜はゼミコンパか・・・。)

気付くのが遅すぎる・・・。

2007-05-07 22:09:38 | 仕事(第2業務編)
 研究代表者の都合で延期になっていた研究会日程。
 大型連休明けに(つまり今日から)原稿執筆を再開すればいいか、と思っていたのですが、研究会は13日。
 5月中旬だから、と思っていたのが間違いのもと。
 一週間しか時間がない。しかも今週は会議やらコンパやら日程が詰まっている。
 今日も研究室には行ったものの、昼食を食べてそそくさと帰宅して資料と格闘。
 タイミングがいいのか悪いのか、原稿を作成していると、夕方、研究代表者からメールが届いて、「原稿の長さは、文章・図表を含めて15~20頁、字数で概ね20,000字程度でお願いします。」とのこと。
 どうなるんでしょう?(と、合間をぬってブログを書く愚)
 

NPO勉強会

2007-04-22 15:50:37 | 仕事(第2業務編)
 昨日午後から、S大学社会連携センターで「NPO法人の理事・監事のための会計税務講座」が開催されました。
 講師は、NPO@PROの理事長である、赤塚和俊氏。
 さすがにこの「業界」では有名な先生が講師とあって、NPO法人関係者、税理士合わせて60名以上の参加がありました。
 赤塚さんは、時折、事例を交えながら会計・税務のチェックポイントを100項目以上にわたって説明してくれました。『ここまでやるか』と思われるものもありましたが、赤塚さんによれば「できてない法人が多いんですよねぇ。」
 昨年、中間支援組織にヒアリング調査をしましたが、そこで聞いた内容を裏付ける話がたくさん出てきました。
 ただ、可哀想だったことは、講師の赤塚さんがヒドイ風邪で、声がガラガラ。
 聞いている方がつらくなってしまうほどでしたが、それでも、赤塚さんは熱心に話してくれました。
 小生は主催者側として参加しましたが、赤塚さんの話を聞いて、参考になる話が多く、小生自身が勉強させていただいた感じです。

うーん・・・。

2007-04-20 20:56:06 | 仕事(第2業務編)
 小生、米国会計は専門ではありません。ただ会計を勉強し始めた頃、AAAという言葉を頻繁に聞きましたし、指導教授からも最低でも米国の動向ぐらいはチェックしておいた方がいいよ、といわれていました。
 AAAは、American Accounting Associationの略で、アメリカ会計学会と訳出されています。この学会が発行するジャーナルは、学会員でなくても購入することができるのですが、学会員になれば、自動的に送付されてきます。学会誌は米国の動向を知るための一つの材料になりますので、大学教員になりたての頃から会員になって今に至っています。
 ところで、インターネットの普及によって、数年前から会員更新はAAAのサイトで、会費の支払いもクレジットでというようになりましたし、これまでは郵便物で送られてきていた学会案内や部会案内が、頻繁にメールで送られてくるようになりました。
 さて、今朝、メールチェックしてみると、AAAから一通のメール。
 SubjectはSupporting Virginia Tech Colleagues
 このメールは次のような書き出しで始まります。
 The tragic events of Monday morning brought shock and sorrow to all of us.
 バージニア工科大学で学生による痛ましい事件が発生したのは月曜の朝のこと。
 工科大学とはいえ、米国の大学はたくさんの学部を抱えていることが一般的であり、会計学の教員が勤務していても不思議ではありません。このサブジェクトを見て『ははあ、この大学にも会計学者がいたんだな』と思いつつ本文を読んでみると・・・。
 バージニア工科大学にいる会計学(ホームページによれば専門はAccounting & Information Systems)の教員にはお嬢さんがいて(メールではどちらも実名で表記されています)、そのお嬢さんは事件のあったバージニア工科大学の学生さんでした。そしてかわいそうなことに、お嬢さんが今回の事件の犠牲者の一人とのことでした。
 早速、バージニア工科大学のホームページを見ると、トップページに犠牲者の一覧が並んでいます。その比較的上の方に、メールに書かれていた女性の名前がありました。
 遠い国での事件で、しかもその国からの、いわばビジネスメールとして受け取っていたAAAからのメール。その事件に一人の会計学者のお嬢さんが巻き込まれ、その情報が極東に住む単なる会員にメールによってもたらされる。
 米国が近くに感じるとともに、見知らぬ会計学者に慰めを、そして犠牲になられたお嬢さんの冥福をお祈りしなければと思うメールでした。

またまた勉強会

2007-02-03 13:01:55 | 仕事(第2業務編)
 昨日は、午後から3時間、「公益法人改革とNPOの行方」と題した学習会に参加してきました。講師はこの業界では知らぬものはいない(笑)、シーズの松原明さん。参加者は20名程度。とはいえ、NPO法人の担当者、ワーカーズコレクティブの方、道や市の職員、NPOバンク関係者など、ユニークな顔ぶれが揃いました(サポセンが動員をかけたという噂あり)。
 松原さんの話は1時間程度、残りは質疑応答という形式でした。
 昨年の公益法人改革の舞台裏などが紹介され、文書からだけではうかがい知ることができない内容でした。
 フロアから出た意見の中に、補助金の使い勝手がよくない(事業費としてはOKなのに運営費には使えない)、NPO法人は指定管理者になかなか指名されない、などがありました。
 前者に対する松原さんの回答は「運営費までを補助するとNPOが育たない」。これはよくいわれていることで、行政への依存を回避し自立するため、事業には補助しても人件費などには補助しないというわけです。松原さんによれば、行政がこういった対応をするようになったのにはワケがあって、かつて失敗をした経験があるとのこと。なんでも、失業者への就業支援のために補助金を出したら、その補助金をあてにして就職しない人が続出したことがらしい。さもありなん。
 後者は、サポセンも非常に深く関わっている問題ですが、松原さんによれば「行政側はNPOに対して信頼性が低いと見ている」とのことでした。でもねぇ、信頼性云々をいいだせば、制度自体の歴史が浅く、しかも概して資金的に脆弱なNPO法人なんか永久に指定管理者なんかにはなれないわけで、そこを何とかしてくれよ、といいたくもなります。
 それでも、信頼性を高める方法を考える必要があることは事実で、この点については、公益法人会計基準とのからみで決算書のあり方について質問したのですが(昨秋の学会発表での問題意識の一つでした)、松原さんも同様の考え方をしていました。「決算書作成の基本となる会計基準の必要性を感じながらも、その基準を誰が作るのかが問題」と、これまた小生と同じ課題を提起していました。考えることは一緒なんですね。
 面白かったのは、公益法人に関する法整備にかかわった民法学者の師匠の話。
 この方、NPO法は専門家が作ったものではなく議員立法なので「NPO法なんかダメだ」といいつつ、自分の弟子がかかわった公益法人法も「法としてちゃんとしているけど、行政側の意向が入りすぎてよろしくない。NPO法はこうなっちゃいけませんよ」と語っていたらしい。小生の身近にいる法律の先生方も、勤務先の規定作りに際して、同じようなことをいっていたよなーと思い出して、苦笑してしまいました。

 昨夜は、その勉強会を終えて、そのまま帰宅、というわけではなく、夜の町にガオー。(笑)
 昨夜のお相手は、94年に、小生がまだ外国書講読という科目を担当していた頃の受講者2名でした。
 当時は、演習ⅠとⅡが必修で、外国書講読は、演習の迂回ルート科目(つまり演習Ⅰと外国書講読のパターンも可)で、限りなく演習に近い扱いをしていました。
 その当時の話に花が咲き、現在の状況ではお互いに励まし合い(ヘヘヘ)、夜遅くまで、歌も歌わず飲み続けました。
 ゼミ生ではないながら、こうやって誘ってくれた両君に感謝。

「NPOの情報開示」セミナー

2007-01-27 22:00:10 | 仕事(第2業務編)
 今日は、10時から13時まで、「NPOの情報開示」セミナーに参加しました。参加者は主催者側を含めて20名ほど。主催者は北海道NPOサポートセンターですので、小生もいわば身内。でも参加者の一人です。報告と進行役を務めたのが、IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)の川北氏。小生、CSR関連でお名前だけは存じ上げていたのですが、『どんな方なのだろう』という興味が勝って参加したという側面もあります。
 サブタイトルは「資金提供側はどんな情報を求めているの?NPOの情報開示のあり方を探る」。このセミナーは、助成機関が、申請団体にどのような情報提供を求めているかを理解して、いつでも明らかにできる(準備できる)態勢を整えておこうという内容のセミナーでした。
 このセミナーでは、まず、IIHOEが実施した助成機関(52団体)の申請書や報告書の内容を分析した結果が紹介されました。その後、フロアでの意見交換と簡単なケース紹介が行われましたが、あっという間の3時間でした。
 NPOの場合、法人格を持っているかどうかにかかわらず、自らの情報を開示することがいかに重要なことなのか、あまり認識していない場合もあるだろうなと思います。事業資金の提供を受けるのですから、助成機関に正しく、十分に、わかりやすく自分の活動を伝えなければなりません。そして、その上で助成を受ける事業について説明しなければなりません。今回のセミナーは、助成機関がなぜその情報を必要としているのかを考えるキッカケとなりました。
 調査結果と川北氏の解説を聞いていて、大学それ自体や研究者も補助金や競争的研究資金を獲得する際にいろいろ書かされますが、それとNPOの情報開示も変わらないなと思いました。他山の石ですな。

NPO会計講習会

2007-01-22 23:14:43 | 仕事(第2業務編)
 今日は、13時からNPO会計講習会。終了は18時。
 とはいえ、我々が3月に開催する講習会とは違い、北海道NPOサポートセンターで定期的に実施している会計基礎講座にお邪魔してきました。
 この講習会、2日間、10時間にわたりNPO法人の会計処理、とくに会計ソフトを利用した会計処理を学ぶというもので、毎回募集人数は5名と、少数でじっくりと学ぶ形式です。
 一度参加したいと思いつつ、なかなか日程調整が付かずに、やっと今回参加することができました(先週木曜日の第2回目は所用のためパスしましたが)。
 講習会は、実務に近いところにいる方が講師ですので、実態に即した処理を取り入れて、理論から入っている小生とは目の付け所が違っていて、大いに参考になりました。
 たとえば、帳票の整理に関して、振替伝票だけを使って処理をするという方法は目から鱗的発想でした。教科書的には、3伝票制の場合、入金伝票(赤伝)は借方現金となる取引、出金伝票(青伝)は貸方現金となる取引を記録し、入金でも出金でもない取引は振替伝票を使います。ところが、今回の場合、借方現金も貸方現金も、すべて振替伝票で処理してしまうという方法でした。教科書的には、もちろん、間違いです。とはいえ、すべての取引の事実を大きさが同じ伝票に記録しておけば、伝票の整理もらくですし、通し番号は1回だけふればいいわけです。じゃあ赤伝も青伝も使わないのかといえば、入金があった場合には赤伝に記録し、それを振替伝票で行う仕訳の証拠資料にするというわけです。お金を支払った場合には領収証を受け取ればそれが証拠書類になりますが、お金をもらうという場合、案外証拠書類が整わない場合があります。「これ会費です。」といわれて受け取って、「受領証はいりません。」といわれると、ついつい何にも記録を残さず、お金だけを受け取るということになりがちです。受け取ったときには憶えていても、時間が経つと忘れがち。そんなとき、お金を受け取った事実を入金伝票に記入しておくというわけです。そうすれば、後日、振替伝票に仕訳処理をする際、お金を受け取った取引も遺漏なく記録できるというわけです。
 しかし、取引自体は簡単で(と思うのは会計を専門にしている小生だからなのでしょうが)、会計ソフトも慣れれば容易なのですが(これまた使ったことがあるからなのでしょうが)、複式簿記も初めてなら会計ソフトも初めてという方々にとっては、両方を一気に覚えるのは骨の折れる作業です。とりわけ、NPO法人にとって、会計処理はやっぱり難しいということです。
 講師の方も最後に「まずは基本的な複式簿記の記入の仕方を覚えてくださいね」とアドバイスしていましたが、ここで学んだことを法人に戻って復習するのは大変なんだろうなと思ってしまいました。何よりも「こんな時どうするか」がわからないと、仕訳できないわけです。
 そんなとき、会計処理を一緒に考えてお手伝いできる人材が必要なわけで、この意味からも、自画自賛になりますが、我々が3月に行う会計ボランティア養成講座は意味があるものと思います。
 今回の講座では、見学というスタンスで参加したのですが、職業柄、黙って見ていることができず(苦笑)、講師の邪魔にならない程度に(?)お手伝いをしてしまいました。

ダダをこねつつ・・・

2006-12-17 22:34:53 | 仕事(第2業務編)
 丸2年ほど前から始まった、ある学会の研究部会活動。
 この研究部会は、統一テーマがあって、そのテーマの下で研究するというもの。今回参加させていただいたテーマにはモデルがあり、そのモデルにのっとって、メンバーが事例研究する形式です。
 小生が担当する事例は、顔なじみのTさんが関わっている事例で、情報も比較的取りやすいだろうと思っていました。
 今年に入って5月に最初の中間報告。6月には現地訪問と聞き取り調査。
 そんなこんなで月日が経ち、10月中旬にチーフであるK先生から研究会開催メール。
 ちょうどその時期は、11月下旬の学会発表の原稿準備の真っ最中で、『研究会の方は学会が終わってからまとめよう』と考えてやり過ごしていました。
 学会が終わり、『さーて、研究会の原稿を書くか』と思い、改めて10月中旬のメールを読んでビックリ!
 指令その1「次回の研究会では、モデル沿った形で事例をまとめること。」
 1枚のワークシート(ひな形)に担当する事例を落とし込んでまとめなさいというわけです。すでに何人かのモデルが提示されていましたので、これまで収集した資料から必要な部分を書き込んでいきました。
 指令その2「できれば15,000字以上でまとめること。」
 はじめは、「1,500字」と勘違い(苦笑)。その次は「15,000字以内」と勘違い(苦笑)。これまでの原稿では執筆上限が決まっていることが常でしたが、下限が決まっているなんて驚きました。
 でもって、モデルを作成しながら原稿を書こうと計画を立てて取り組んだのですが、これが想像以上に難渋。
 Tさんと顔なじみというだけに、くどいほどのメールでの問い合わせ。それに対してTさんは、丁寧にそして本音で答えてくれました。
 そうしたメールでのやりとりをすればするほど、モデルに当てはまらない部分があることが明確になってきました。
 『ちょっとマズイよなぁ。』
 チーフのK先生にSOSメール。その日のうちにK先生から電話。
 K先生曰く「大丈夫です。他の事例も完全にモデルに合うものは少ないです。」
 「そうなんですかぁ?」(みんないい事例だと思いますが・・・。)
 「ところで最終締切はいつ頃でしょうか?」(及び腰)
 「来年の学会まででいいんですよ。ぜひ書いてください。」
 「はい。」(観念)
 というわけで、呻吟しながら本格的に原稿執筆。
 今日の研究会では、モデルについての議論白熱。K先生がいっていたように、他の事例でも今のままではモデルに当てはまらないケースがあったわけです。
 結局、モデルはそのままに、事例の見方を変えるということで落ち着きました。しかも、原稿枚数は22,000字まで大幅増加するというおまけ付き。(笑)
 次回研究会は3ヶ月後。さてどうなりますやら・・・。

学会初日

2006-11-25 22:37:16 | 仕事(第2業務編)
 今日は学会初日。
 会場は愛知工業大学本山キャンパス。といっても大学院棟だけのサテライトですが。
 今日の報告は、小生の知り合い(この学会自体小さいのでほぼ知り合いですが)が二人いました。報告を聞くと、研究領域は異なっても、問題意識は似ているようで、大いに刺激されます。
 そして驚いたのが、小生が大連滞在中に研究を始め、帰国後まとめた中国の環境会計に関する研究ノート。これを論集に掲載したのですが、それがK大学の中国からの留学生の研究論文で引用されていたこと。その論文はその院生の指導教授が委員長のスタディグループの一つの論文でしたので、さらに驚き。
 懇親会でK大学の指導教授が院生を連れてきて、「先生がこのように表現していたのでその通りに表現しました。」とのこと。もしかすると、日本の会計領域で、そのことを紹介した最初が小生なのかも。思わず苦笑してしまいましたが、その指導教授は、中国の環境会計の第一人者の一人ですので、役に立てて良かったな、と思った次第。

部会

2006-11-11 21:53:29 | 仕事(第2業務編)
 今日は、会計研究学会の北海道部会がありました。
 こういった地域的な学会は、自分の研究領域とは異なる研究報告があって、報告を聞いている限りは、「ふーん、そうなんだ」という程度の理解しかないのですが、報告の後の質疑応答が勉強になります。
 とくに、質問者の中に、報告に関する専門家がいる場合には、その質問で、論点が明らかになり、自分の勉強になります。
 今日は、すでに大学を離れた先生方にもお会いすることができて、それだけでもいい時間だったと思います。

それは確かに・・・。

2006-09-07 22:30:28 | 仕事(第2業務編)
 学会の中にはスタディグループというのがあります。海外学会事情に詳しいある先生によれば、共同研究なるものはあっても、日本のようなスタディグループはないと教えてくれました。スタディグループとカタカナで表現しているのに、同様の形式は海外にはない。おもしろいですよね。
 今回の学会で最終報告(2年目)を迎えたあるスタディグループの報告。
 その中で披露された大学の教員に聞いたアンケートを集計した、簿記の教員として重要だと思われる資質を備えた教員とは?
 「根気よく、忍耐強く、丁寧に、情熱と熱意をもって簿記を教える経験豊かな教員」
 確かにそう思いますが、こういう教員って、どんな分野でも必要な資質なような気がしますがね。
 それにしても、この文章の中で「ははあ」と思ったのは、後半の「経験豊かな教師」というくだり。
 大学の簿記は、ともすると若手が教える科目という慣習がありますが、自分の経験からすれば、若手の時代は簿記では技術を教えるという意識がありました。
 しかし、今更ながら感じるのは、簿記が会計学につながるということは、会計に対する経験がなければ伝わらないと思います。
 経験科学としての会計学。そしてその技術的側面を支える簿記。これはやっぱり経験がなければ教えられない、つまり経験豊かな教師でないと、会計学につながらないですよね。
 少なくとも、大学で教える簿記は単なる技術で終わってはいけない、と改めて実感した次第。
 

学会シーズン

2006-09-01 21:51:32 | 仕事(第2業務編)
 今日、明日は北大で非営利法人研究学会。
 今日は統一論題。4人の報告者には会計プロパーはいませんでしたが、公益法人に関する法改正をめぐる報告でしたので、会計の立場からすれば、会計制度を考えるための前提知識として有用な報告でした。
 その中で、民法のS先生の発言にビビビ。
 「今年5月の会社法施行は営利法人の一般法、6月公布の公益法人3法は非営利法人の一般法」との表現にいたく感心。『たしかにそうだよな。』
 さらに余談として続けた発言は「一般法というより基本法といえますが。」
 最近は基本法と名乗る法律が多い、というのは、ちょっと前にS先生に教えてもらったこと。これまた『たしかにそうだよな。』
 公益法人3法では、とりあえずNPO法は対象外となっていますが、これってどういう含意があるのだろう、と、しばし思案しました。
 
 

勉強会

2006-08-23 19:38:31 | 仕事(第2業務編)
 今日は、朝からセミナーに参加しました。
 題して、第1回「NPO夏の北海道セミナー」
 日本NPO学会・北海道NPOバンク共催でしたので、NPOバンク関係者ということで参加しました。
 テーマは「NPOと自治体の協働を〈具体的〉に考える~1%支援税制、認定NPO法人、市民出資、NPOバンク~」で、なかなか面白い話が聞けました。パネラーの一人が「NPO業界」といういい方をして、パネラー自身も苦笑いし、会場にも笑い声。NPOって業界なんでしょうかねぇ。
 それにしても、今回が「第1回」で、しかも「夏の北海道」。仕掛け人が誰かはわかりませんが、第2回もやっぱり「夏の北海道」なんでしょうか。