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明日をも知れぬわが身、が的中する恐怖

2016年08月13日 16時13分15秒 | 日記

  顕在的・潜在的危険を承知で
  原発を再稼動する愚かしさ


 立秋を過ぎましたが、(例年どおり)暑さは続いています。
 このところ、当地もかなり暑く、夕立もまったく来ません。
 7、8、9、10日(日〜水)とエアコンの厄介にならなければならない日が続きましたが、12、13、きょうと凌ぎ易くなっています。

 暑い日でも当地は、海岸部と比べると3℃程度は気温が低いですし、海から吹き上げてくる風があればまさに「一服の清涼剤」を味わうことができます。また、夕方から陽が落ちた後はまず一気に涼しくなるので助かります。早朝は涼しすぎて、毛布ぐらいは手近に置いておかないと、目をつぶったまま起き出して押入れから薄物を引っ張りだすことになります。
 まだ、しばらく暑さは続くとの予報ですので、どうぞ御身お大切に!

   
     庭のキキョウは元気いっぱいです。

 さて、きのうは日航123便の御巣鷹山墜落事故から31年とのことで、ちらっと関連記事を書きましたが、つらつら考えるに(考えなくても実感でわかるという方も珍しくないでしょうが…。)人間というものは本当に誰でも思いがけない奇禍に遭遇する可能性を背負わされていますね。
 
 きのうご紹介した、メッセージ窓口経由から送信して来た方は、「飛行機事故があるからって、飛行機に乗らないワケにもいかない」という趣旨を述べていますが、絶対飛行機に乗らない、というごく少数の人を除いては、そのとおりと思います。そして、自動車に関連した事故に遭う確率が飛行機よりはるかに大きいことを知らない人は少ないでしょう。

 しかし、大多数の人びとは、「まあ、危険性がないわけじゃないけど、おれは、私は、とりあえず大丈夫だろう」と、自動車や飛行機に乗り込んでいきます。自分だけは大丈夫と思うわけです。そうして、どれだけの確率かわかりませんが、誰かが確実に危難に遭遇する実情です。
 このパターンは、その人物が有名であれ無名であれ、またその人固有のあらゆる事情の如何を問わず、一定の場合に公平に適用されるようです。

 著名な人の遭難例として、飛行機事故ではかの有名なグレン・ミラーをはじめ、日航123便には坂本九ちゃんが乗っていましたし、その何年か前には向田邦子さんが台湾で墜落死してしまいました。
 また、墜落事故ではなく危害も受けませんでしたが、1970年のよど号ハイジャック事件の際には、まだ若かった聖路加病院の日野原重明先生が乗り合わせていましたし、全日空札幌便事件の際には加藤登紀子さん一行が乗っていました。枚挙に暇がありません。

 危険性を認識しつつ、一定の確率で危難に遭遇してしまう私たち、ほんまに“明日をも知れぬわが身”です。

 電力会社・政府がらみで長年でっちあげてきた「原発に危険はない」という絶対安全神話が崩れ去り、原発も「まあ、危険性がないわけじゃないけど、おらほうのところは、まず大丈夫だろう」という水準に転落しました。しかし、原発事故のもたらす惨禍は、もうみんなが十分知っているように、他の惨禍と比較できるレベルではありません。

 その危険性は、稼働中だろうと休止中だろうと、廃炉へ向けて作業中だろうと潜在的に同じです。再稼動などもってのほかでしょう。

 「まあ、大丈夫だろう」ということで、すべてを失ってはならないと思います。