ほっとぬくもり岐阜

パーソナリティ 小倉理恵  毎週土曜日 9:00~9:30

大織部展~岐阜県現代陶芸美術館~

2014年09月13日 12時52分06秒 | 小倉理恵の日記

行ってきました。

岐阜県現代陶芸美術館で開催中の『大織部展』。

本巣に生まれ、信長・秀吉・家康と三人の天下人に仕えた茶人、古田織部にまつわる茶道具や陶器が集められていました。

私が特に見たかったのは、”泪の茶杓”と”国宝の茶碗”。

”泪の茶杓”は、師匠の千利休が秀吉から切腹を命じられた後、自ら作成し、最期の茶会で使用したもの。

織部はその茶杓を、一部に窓を開けた筒に入れて、師匠の位牌かわりにしたそうです。

茶道具には、銘がつけれられているものが多くありますが、茶杓に”泪”と名付けた利休。

それを受けついだ織部。

師弟はどんな想いでいたのかな。。。

歴史の一部を、間近に感じました。

 

 

この地で作られた国宝の志野茶碗。

国宝の茶碗自体が2つしかないことに驚きですが、その一つが400年ぶりの里帰りです。

もちろん他にも見どころ満載ですが、このポスターの真ん中に映っている重要文化財の水指にも素敵な名前がついています。

織部がこの器を贈った相手に込めた思い。言葉にせず伝える侘び寂びがかっこいいです。

『大織部展』

会期:2014年9月6日~10月26日

※”泪の茶杓””国宝・志野茶碗”の展示は9月15日まで!

会場:岐阜県現代陶芸美術館

そして!3年に一度の国際陶磁器フェスティバル美濃も開幕しましたね!

ぜひぜひお出かけください!!