戦争が終わって67年目の夏を迎えます。
毎年夏になると原爆のことを女優達が伝える朗読「夏の雲は忘れない」が全国で行われています。原爆で親を失った子ども、子どもを亡くした親達の手記を朗読劇にまとめたもので、今年で25年になりました。
舞台に立つ女優は、日色ともゑさん、山口果林さん、渡辺美佐子さんら往年の女優18名で作る夏の会。(会場ごとに夏の会のメンバー数名が交代で出演します)
7月25日(水)には岐阜市文化センターでもこの朗読会が開かれます。
今回は「夏の会」のメンバー、女優の山田昌さんにお会いしました「まー1本、まー1本」のCMでもお馴染み、元気な名古屋のおかあちゃんというイメージの山田昌さんですが、現在82歳。
戦争体験をお持ちで、25年前からこの舞台に立つ山田昌さん。新鮮な気持ちで臨むため、毎年読む同じ台本でも、覚えることは禁止。毎年初めて読んだ時のような思いで舞台に臨んでいるそうです。だから、台本で顔を隠して涙することもしばしば。
それを25年間つづけているってすごい!
この写真を見て思わず「素敵な笑顔ですね」と伝えた私。山田昌さんから帰ってきた言葉が私の胸をつきました。
「40歳までの自分の顔は親からもらった顔。それからは自分で作る顔よ。がんばりなさい。」
こんな素敵な笑顔の持ち主になれるようがんばります!
朗読会「夏の雲は忘れない」
日時:2012年7月25日(水)19:00~
会場:岐阜市文化センター