ほっとぬくもり岐阜

パーソナリティ 小倉理恵  毎週土曜日 9:00~9:30

世界遺産のお土産

2011年07月09日 20時22分51秒 | 小倉理恵の日記
今週は、北海道&東北の旅に出かけてきました。
その中で、世界遺産に認定された平泉に行ってきました。

初めに訪れたのは、平泉に関わる遺産、「達谷窟(たっこくのいわや)」。平安時代の初めに、坂上田村麻呂が蝦夷討伐の記念として造ったそうです。窟の中に毘沙門堂が。



毘沙門堂のすぐ西側の岸壁には岩面大仏。顔面だけで3.6m!前九年後三年の役のあと源義家によって造られたとか。




次はいよいよ世界遺産めぐりです。平泉で世界遺産に認定されたのは5か所。

はじめは毛越寺。中尊寺と同じ850年の創建。



美しい欄間。




境内には芭蕉さんの句碑が。奥の細道で訪れたんですね。「夏草や 兵どもが 夢の跡」。




毛越寺の見どころはなんといっても浄土庭園。平安時代の姿をそのまま留めています。



北には山水を取り入れた遣水。平安時代には読んだ詩をここに流して楽しんだそうです。風流ですなあ。



この日はあやめがきれいでした。



偶然出くわしたプロのカメラマンさんに撮ってもらいました(*^▽^*)。





世界遺産、2か所目はハイライト!中尊寺です!



12世紀の初め、奥州藤原氏初代清衡によって建てられたお寺。多くの国宝や文化財を残す平安美術の宝庫です。

この建物の中にあるのが金色堂。屋根から柱から、床に至るまで、建物は全て金色。阿弥陀さまも観音さまも。まるで大きな美術作品を見ているようです。



12世紀に輝き始めたお堂の光が、21世紀のいまも、かげることなく伝えられている。心静かに、穏やかな時の流れを感じました。


そしてここにも芭蕉さん。「五月雨の降りのこしてや光堂」




手に持っているのは中尊寺で買った御朱印帳。黄色い表紙が金色堂ならではですね。お寺ごとに御朱印と墨書の日付を入れてもらいます。これから全国のいろんなお寺をめぐるぞ。

これは参道さからの景色。




まだまだ続くよ世界遺産めぐり。3か所目は 基衡の妻が建立した観自在王院跡。




4か所目は無量光院跡。 平等院鳳凰堂を模して造られた寺院あったそうです。




世界遺産5か所目は金鶏山。中尊寺と毛越寺の中間に位置します。




おまけに遺跡をもう一か所。奥州藤原氏の居館があった柳之御所遺跡。




ぐるっと回った世界遺産「平泉」。極楽浄土を意図する世界観が表現され、城跡や戦争のあとのない世界。すでに12世紀に、平和への願いが込められられていたんですね。なんだかとっても落ち着く場所でした。


さて、心ばかりですが、中尊寺で買ってきたボールペンを3名様にプレゼントします。「世界遺産」って文字が分かりやすい





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