浜寺公園はもともと海岸であり、マツで有名ですが、そのほかにサクラやヒマラヤスギなど植栽された木が多数あります。しかし、そうした中に勝手にはえてきた?のではないかと思われる木があります。エノキ、ムクノキ、センダンなどがそれです。これらが鳥などによって散布された種から芽生えたものなのか?あるていど植栽ものなのか判別するのは難しいのですが、浜寺公園の自然を考える上で重要な樹木です。特にエノキはゴマダラチョウなどの昆虫の生活に重要な植物です。そこで、エノキ、ムクノキ、センダンそして植栽ものですが、アキニレ、コナラ、クヌギ、マテバシイの分布を調べてみました。
本日は会のメンバーとともに公園のおよそ3分の2を調べました。エノキはおよそ70本あり、何箇所か集中して見られることがわかりました。また、今まで知らなかった場所にマテバシイがあることやテニスコートのフェンス沿いにセンダンの若木がたくさんあることなどの発見がありました。写真は公園の北端のもっともエノキの多い場所です。ここにはムクノキも混ざっています。
この調査の結果は今後生物調査に活用します。特に私が興味を持っているのはゴマダラチョウの幼虫の分布です。公園内のゴマダラチョウの分布に偏りはあるのか?また、近隣のエノキの多い地域とゴマダラチョウの形態に変異がないかにも興味があります。