自宅近くにあるお寺の掲示物。
時々変わる、ありがたい教えを観るのも楽しみです。
今回のお題目は「六波羅蜜(ろくはらみつ)」です。
「布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧」の六つの幸せになる為の善行でしょうか。
右から、「人に与える、ルールを守ること、耐えること、向上心を持って励むこと、落ち着いて考えること、アイデアを大切にすること」と書いてます。
解りやすくて、「ああ、なるほど、大切なことだなー」なんて、その場は思いますが、2、3歩歩いたら忘れてしまいます。
この六波羅蜜の解釈は、仏教の真理知識ですから一般知識ではありません。
最後の「智慧」は、「アイデアを大切にすること」よりも、「正しさを知り身に付けること」です。
これも、一般的な正しさではなく、お釈迦様が悟った仏教の真理、正しさです。
仏教の真理の中に、一切皆苦(いっさいかいく)があります。
「人生、やることなすこと自分の思い通りにならない」。
普通に考えれば、苦しみの中で一切皆苦を知ったところで、それがどうしたと、あざ笑うかもしれません。
私も、はじめはそうでした。
ここが知識で終わってるところです。
身に付いてない、腑に落としてないので、悩みは尽きないのです。
数ある真理を、生活の中に取り入れ実践してないのです。
一般知識で、何とか乗り切ろうとするから悩みが尽きない。
人生、まさに四苦八苦です。
不平不満が多くなり愚痴がでます。
真理知識を知らない人でも、まごころが身に付いていれば、不満も悩みも少ない筈です。
あの文殊菩薩のような「文殊の利剣」、その智慧は仏教の真理です。
本物の正しさ、正しい習慣を身に付けると、悩み苦しみが激減、やることなすこと思い通りになり、掲示板に書いてある通りで幸せになれます。
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