右繞=うにょう
仏教の敬礼法の一。
古代インドの礼儀にならい、敬意を払う対象に対し右肩を向けて、時計回りに歩く礼拝法。
3年前、奈良県から柏市に転勤で来られたお客さまがいらっしゃる。
歴史、自然科学が好きなご一家で、最近お子さんが歴史に興味を持たれたとの事で、奈良県に帰りたいと両親に話しているようだ。
私も、古の都である奈良、京都が大好きである。
以前、栃木県の那須町にある寺院を訪れた際、本堂の入り口が分からず、グルッと一周してしまった事があった。
別に、入場の作法の説明書きは無かったと記憶している。
何の気なしに右廻りで一周し、正面左の小さな入り口から本堂に入り参拝した。
参拝後、寺院の職員に尋ねると、本堂入場の際、右繞後に入場するのが礼儀と言われ、たまたま実践してしまった私達は心の中で苦笑した。
神社仏閣の話しが出ると、必ず那須の右繞を思い出す。
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