昨日ご紹介させて頂いた「EDWARD BARBER&JAY OSGERBY」インスタレーションの眼の前、世界的なデザイン雑誌「Intramuros」プロデュースのカフェの周りの企画展示"Miroirs signes"では、世界的に活躍するデザイナー30数人の作品、鏡製造メーカーによる限定モノが、ずらりと配置されております。日本からは「深澤直人」さんが招待されておりました。アート作品のようなモノや、ベーシックながらも一捻り加えたモノ等、それぞれ鏡の実験的なデザインを提案しており、見る者を魅了しておりました。皆さんは、どの鏡に興味を持たれましたか?個人的には、デザイナー名は確認し忘れましたが、写す人の手の動きに合わせ、小さな鏡が揺れる、キネティックアートのような作品が特に気になりました。
以前「パリ蚤の市便り-1292/デザインシェル型椅子赤樹脂黒スチール脚部01」他で、何度かご紹介させて頂いた「イギリスのイームズ」といわれる、イギリスを代表するデザイナーロビン・デイの1963年製「ポリプロピレンチェア」に似た雰囲気の”デザインシェル型子供用ハイチェア黄樹脂白スチール脚部”は、近所の蚤の市ヴァンヴ内の、ある業者さんのお店で見掛けたモノです。子供用も存在し、脚部のデザインバリエーションも色々あるということなので、その内の一つでしょうか。シェル型は、艶のある鮮やかな黄色の色目も美しく、白い肘掛け付き脚部フレームとのバランスも悪くないです。脚置きフレームも施されたハイタイプで、座り心地も良さそうです。多少の塗装剥げは見られますが、まだまだ十分に現役で使える状態です。お値段は100€近くでした。皆さんは、ロビン・デイの椅子では、何色がお好みですか?個人的には、パリの地下鉄構内でも見掛ける、青色が好みです。
昨年は「吉岡徳仁」さんが受賞されていた”MAISON&OBJETSメゾン・エ・オブジェDESIGNERS NOW! DESIGN A VIVRE 2013/2013 NOW! DESIGN A VIVRE DESIGNERS OF THE YEAR”は、昨夏開催されていた「2012ロンドンオリンピック」オリンピックトーチをデザインした「EDWARD BARBER & JAY OSGERBY」オフィシャルサイトhttp://www.barberosgerby.com/studio/about/のデザインデュオでした。会場内の展示風景は「吉岡徳仁」さんの展示に比べるとシンプルで、彼らの手掛けた幾つかの作品をインスタレーションした内容でした。恥ずかしながら自分は、今回の展示を見て初めて名前を知ったのですが、イギリスを拠点にして海外でも活躍しているようです。まだまだ勉強不足で、色々学ばねばと改めて思いました。皆さんは、EDWARD BARBER & JAY OSGERBYの作品では何がお好みですか?個人的には、緻密に計算された遊び心ある「Tip Ton / Vitra」http://www.barberosgerby.com/work/all/128/スタッキング椅子が気になりました。
雪が降り積もる中、1月18日~22日まで”MAISON&OBJETSメゾン・エ・オブジェ(デザイン見本市)”が開催されていたので、初日の朝一番から行って参りました。9月開催から日があまり経っていないのと、ヨーロッパの深刻な不況の影響からなのか、目新しい提案もあまり成されておらず、元気が無い印象でした。それでも年に2回しか行われない、パリの大規模なデザインの見本市なので、多くの出展者とお客さんでごった返しておりました。イベント会場では、新しいデザイントレンドを探る試みや提案も垣間見ることが出来ました。一日で9つある全ての会場を回ることは出来ませんでしたので、三日間に分けて見学して来ました。随時資料をまとめながら、皆様にも概要をお伝え出来ればと思います。今回も、多くの日本企業やお店が出展されており、各国のバイヤーに日本デザインの良さをアピールしておりました。いつかは自分も出展出来るようになりたいものだと思いました。偶然、日本のお客様とも再会を果たす等、MAISON&OBJETSメゾン・エ・オブジェならではの、珍しい出来事もありました。
以前「パリ味のある逸品-509/アトリエスツール木座面赤スチールフレーム脚置き付き01」でご紹介させて頂いたモノを扱っていた、近所の蚤の市ヴァンヴ内の、同じ業者さんのお店に新しく並べられていた”デザイン折り畳み椅子セピア色アクリル座面背当てクロームメッキ仕上げフレーム”は、シンプルな作りですが、緩いカーブラインが美しい背当て形状に特徴があります。「プリア」にも使われている、セピア色のアクリル樹脂素材が綺麗です。部分的に曲線の使われた、クロームメッキ仕上げのスチールパイル製フレーム構造は、安定感もあるように感じられます。お値段はセットで100€超えでした。皆さんは、見た目も素材感も悪くはないこんな折り畳み椅子、どのように思われますか?個人的には、ものすごく洗練されたデザインとは言えませんが、その独特な背当てのフォルムが面白く、何故か気になりました。
連日、メゾン・エ・オブジェに出掛けていたので、ブログの更新が遅れて申し訳ありません。以前から何度もご紹介させて頂いております、折り畳み椅子の原型と言われる「プリア」のフォルムに大変似たカタチの”デザイン折り畳み椅子「プリア」風”は、白いメッシュの入った座面と背当ての素材に特徴があります。「プリア」の個性的なフレームのジョイントパーツは見当たらず、変わりに黒の樹脂製パーツが採用されております。また、スチールパイル製フレーム形状は、上手く似せて作られております。「プリア」では見掛けたことのない白の色目は、様々なインテリアに合わせやすそうです。お値段はセットで100€超えでした。皆さんは、名作椅子の雰囲気に似ているこんな折り畳み椅子、どのように思われますか?個人的には、自分でも二脚所有するくらいに「プリア」好きなので、今回のような、デザインを真似たモノも、悪くはないように思いました。
剥げた塗装、スチールの素材感が、何とも言えず良い雰囲気を醸し出している”インダストリアル系スツール・ハイスツール緑スチール製”は、近所の蚤の市ヴァンヴ内の、ある業者さんのお店で見掛けました。同じ作りながらも、座面の高さが異なる、親子のようなセットです。シンプルなフォルムですが、インダストリアル系デザインが格好良いです。脚置きも付いており、座り心地も悪くなさそうです。一手間掛けて塗装を落とし、スチール剥き出し加工を施してあげれば、更に良くなりそうです。高さ違いで二脚揃っており、使い勝手も良さそうです。お値段はセットで100€超えでした。皆さんは、並べて使っても面白いのではないかと思われる、こんな親子スツールセット、どのようにアレンジしてみたいですか?個人的には、カジュアル系アパレルショップの、商品ディスプレー用ツールとして使っても、良いように思いました。
昨夜降り始めた雪が、今朝には積もっておりました。それでも、近所の蚤の市ヴァンヴに、自転車で出掛けてみたのですが、出展している業者さんの数も少なく、残念ながら何も収穫はありませんでした。メゾン・エ・オブジェも雪の心配から、早めに切り上げて来ました。
本日は、これからメゾン・エ・オブジェに行ってきます。18~22日の開催期間で、新しいデザイン兆候をチェックして参ります。また、皆様にもご報告させて頂きます。さて”デザインアラブ系ガラス吊り下げ照明器具”は、近所の蚤の市ヴァンヴ内の、ある業者さんのお店で見掛けたモノです。各蚤の市でも、たまに出て来るモノですが、独特なフォルムのガラス製ボディーにスチール製意匠が、大変個性的でユニークです。こんな照明器具が天井からぶら下がっていれば、エスニック気分を満喫出来るのではないでしょうか。お値段は100€切っておりました。皆さんは、造形的にも存在感あるこんな照明器具、どのようにアレンジしてみたいですか?個人的には、かってはエスニック好きでしたので、気になっている照明器具の一つです。バティック生地や籐編み家具と合わせて使っても良さそうだと思いました。