こちらは、蚤の市クリニャンクール内の、ある業者さんのお店で見付け、左ポケットのインク染みと左腰部の大穴のダメージがあるにも関わらず、レアな裏地付きという点に惹かれ、昨日ご紹介させて頂いた木製ボタンタイプとは仕様が異なりますが、更に追加で買い付けた逸品です。勉強不足で詳しいことはわかりませんが「モデル38」と呼ばれる、1938年に作られた、フランスバイク部隊用のジャケットらしいですが、今回はタグから推測すると、1954年以降生産のモデルだと思われます。オリーブグリーン色の分厚いキャンバス生地、独特なカーブを描くダブルの前合わせ、生地とほぼ同色の樹脂製ボタン付き、A ラインのシルエット、大きな襟はチンストラップで風除けに変化、両脇ポケット、何かを装備するストラップ、エポレット、細部にも数多くの機能が隠されており、脇には空気穴、背中には空気孔も施され、冬でも安心な取り外し可能な裏地付き、まさにバイク乗り向け本格仕様のジャケットです。かなり使い込まれており、前述のように大きなダメージが見受けられますが、それも味となっており上手くリペアすれば、まだまだ十分に使える保存状態です。サイズ表記は2、177cm60kgの自分が試着した印象では、丁度良いサイズ感ですのでL相当だと思います。皆さんは、裏地付きの個体は滅多に手に入らない、コピー品が出回る日本でも大人気アイテムの一つに数えられるこんな逸品、どのようにおもわれますか？個人的には、ファッションとして、コレクション用としてお気に入りのアイテムに加えてみるのも良いのではないかと思っております。フランス軍モノをお探しの方、オリジナル好きの方にも勿論、お薦め致しております。本体と裏地、バラ売りも可能です。ダメージ品なのでお安くご提供させて頂いております。
