ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「悠斗」が「雄斗」と間違えられたことを使っての遊び心が楽しい

2021-08-21 21:24:14 | アルビレックス新潟
アルビレックス新潟のサポーターズ・マガジンに、「ラランジャ・アズール」というのがある。
1年間に10号が刊行される。
チームや選手たちの情報を知りたいから、私は年間契約して毎号購入している。

このたび、最新号の55号が発刊された。
今回の特集は、東京五輪で中断した後のリーグ戦再開ということで、「リスタート!」とうたっている。
キャプテン堀米悠斗へのインタビュー記事が、雑誌の最初を飾っている。


ところが、今号の裏表紙が、完全に遊びが入っていてオモシロイ!

なんとそこには、そのキャプテン堀米が、スケボーを抱えた写真が載っているのである。


おまけに、裏表紙の右隅には、
名前を「雄斗」にして「雄」には「×(バツ)」印が付けられて直されている。
こんないたずらまでしてあるのには、思わず笑ってしまった。

これは、東京五輪の新競技スケートボードの男子ストリートで金メダルを獲得した選手の名前と関係している、とわかるだろう。
五輪で優勝した選手は、「堀米雄斗」。
アルビレックス新潟の主将は、「堀米悠斗」。

どちらも「ほりごめゆうと」だったせいか、勘違いした人たちが、どっとSNSの「堀米悠斗」のフォロワーになったのだ。
その数2日間で1万4千人。
もともと1万2千人のフォロワーが、2万1千人に。
それに応えて、「悠斗」は、自身のTwitterで「なんもしてないのになんかフォロワー増えててワロタ」としながらも、「同じ名前だということがとても誇らしく、これからもスケートボードの堀米選手の活躍を楽しみにしています」と振り返っている。
おまけに、家族に内緒で、やったこともないスケートボードを購入したということだ。
それで届いたのが、このボードだという。

それに乗じて、わざわざ、サポーター雑誌が堀米の写真を撮って、表紙と裏表紙を同じように構成して遊ぶとは。
ははは、楽しい!
やるじゃん、ラランジャ・アズール編集部!

後半戦になって、引き分けが続いているアルビレックス新潟。
明日のホームでの、FC相模原戦は、堀米悠斗選手の活躍を含め、スカッとした勝利を見たいものだ。
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新潟県勢にとって、敦賀気比の壁は高かった ~日本文理も勝てず~

2021-08-20 21:29:41 | 新潟
残念。またしても、敦賀気比。
日本文理も敦賀気比の壁を破れず、夏の甲子園、初戦で敗れてしまった。

敦賀気比 150 010 010  8
日本文理 000 210 012  6

抽選で対戦相手が決まると、初戦は、同じ北信越地区の福井県代表、敦賀気比高校。
甲子園まで行って、北信越大会か!?

雨による順延が6日もあって、ようやく今日、試合が行われた。
両チームにとって、コンディション作りが難しかっただろうなと思った。
だから、先に点を取って、優位に立って試合を進められた方が勝利に近づくだろうなと思われた。

日本文理の投手田中は、それなりにボールが走っていた。
ただ、大事なところで、ボールが打者のベルト付近へ行く。
そうすると、バットに当てられると、よい当たりとなって飛んで行ってしまう。

さっそく1回表から満塁のピンチ。
それでも、犠牲フライによる1点だけに抑えることができた。

その裏、今度は、日本文理が同点に追いつくチャンス、一死満塁。
文理の各打者の振りを見ていても、敦賀気比に対して引け目は感じない。
これは、はでな打ち合いになるな、と感じた。
ところが、そこで打ち気にはやった打者が、ショートゴロで併殺に倒れてしまった。
せっかくの同点あるいは逆転のチャンスだったのに…と、もったいなく思った。

ピンチの後のチャンスをのがすと、2回表、やはりピンチがやってきた。
そこから、一挙に5失点。
前半から6点のビハインドは重い。

途中、2点本塁打などで4点差に迫るものの、また突き放されてしまった。

9回には、ヒットをつないで6-8と2点差に迫り、なおも一死1,2塁と長打で一打同点の場面まで作った日本文理だったが、ここで代打が内野ゴロ併殺打。
残念ながら、ゲームセットとなった。
よくがんばったが、序盤の大量失点が致命傷となってしまった。
戦力に差はなかったと思うが、勝負強さは敦賀気比が一枚上手だったということか。

これで、新潟県勢は、この1年、県代表チームはいずれも敦賀気比の壁にはね返されてしまった。

2020年秋季北信越大会
準々決勝 新潟明訓4-7敦賀気比
準決勝  関根学園4-5敦賀気比

2021年春季北信越大会
1回戦   新 潟2-16敦賀気比
決勝   新潟明訓5-6敦賀気比

2021年全国高校野球選手権大会
2回戦  日本文理6-8敦賀気比

負けた試合でも、どの学校もきわめて接戦をしているのだ。
だが、勝てなかった。
この壁を破らないと、新潟県勢の高校の全国での活躍はないということだ。

日本文理のバッテリーは、まだ2年生。
来月から始まる秋季大会で、捲土重来を期してがんばってほしいなあ。
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カバンを解体処理して…

2021-08-19 20:34:35 | 生き方


仕事をやめて、いらなくなったものに、カバンのいくつかがある。
仕事で使っていたカバンにも、その時代に応じていろいろなものがあった。
カバンが小さいので、毎日風呂敷で包んで持って行ったときもある。
その風呂敷代わりに使うように、たくさんの文書類が入るようなものを使った時もあった。
パソコンを使うようになって、ノートパソコンが入るタイプのものを使った時もあった。

新しいものを買い求めたのは、使っていたものが劣化して穴が開いたり、ファスナー部分が壊れたりしたときだった。
だが、壊れたものは、自分の分身のような気がして、簡単に捨てる気にはなれなかった。
だから、押し入れの棚に押し込んだままのものが多かった。
壊れているし、もう使わないと分かっているのに。

退職したし、体の動くうちに断捨離作業は行わなくてはいけない。
だから、押し入れの中に眠っていたカバンたちともサヨナラすることにした。

処分するうえで大変なのは、カバンに付属している金属部分である。
ゴミとして処理するときには、燃えるものと燃えないものに分けなければならない。
だから、金属部分をはぎ取るなり切り取るなりする必要があった。

ハサミやペンチやカッターナイフなどを準備して、カバンを解体したり金属部分を切り取ったりする作業を行った。
これが意外と大変であった。
古いものほど、がっちりしていてしっかりした材料が使われ、壊れにくくなっていたのである。
そこに、今の時代とは違う、商品づくりに対する心構えが伝わってきた。
売るからには、よい品物を作り、提供したい。
簡単に壊れてしまうようなものは、絶対世に出さないぞ。
そんな信念が、カバンから伝わってきた。
だから、燃えない材料で作ってある部分を解体して取り出すのはなかなか厳しかった。

ノートパソコンも入れられるタイプのものが新しく出たときのカバンは、特に壊しにくく、その頑丈さには驚いた。
外側にかたく太い針金で、カバンの形が作られていた。
持ち手の付近は、硬くて厚みのあるプラスチックで型崩れしないようになっていた。
底の部分には、木材も使われており、プラスチック、針金とともに、変形したりショックを与えたりしないように工夫されていた。


解体と金属部分の削除に時間がかかり、汗がダラダラとたれてきた。
だが、自分が使っていたカバンは、高価ではなかったがよいものを選んでいたのだなということや、作る側の人がとても心こめて作っていたものであったということが、廃棄するこの期に及んで発見することができた。

過去に仕事をしていた自分と、その自分を支えてくれていたカバン。
なんだかとてもいとおしい気分になった。

お世話になったね。
本当にありがとう。


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3km+7km、清々しいジョギング

2021-08-18 22:27:33 | RUN
天候が落ち着かない。
九州など西日本は、また雨の被害が出ている。
夏の甲子園、高校野球大会も6回目の順延だ。

当地は、午前中は晴れ間もあったが、午後から降ったりやんだりもあった。
午前中、雲も多かったが、雨雲ではなかった。
雲の隙間から、青空がのぞく。


気温は、28℃。
これなら走ってもいいかな、と、水曜日恒例の娘のリハビリ、3kmジョギングに出た。
1km7分10~20秒くらいのジョギングで、それなりに気持ちよく走ってきた。
週に1度の娘のジョギングだが、いやがらずに走るのは、小学校時代と同じ。
一緒に走って汗を流すのは、娘の小学校時代に毎朝のことだった。
走ることが嫌いになっていないのは、うれしい。
8年前の病で足腰が弱ってしまって、速くは走れないけれど、倒れたり転んだりしていた数年前からすれば、だいぶ回復したなと思う。

その後は、自分のためのジョギング、プラスして7km。
今度は、1km6分10~35秒の速さで走る。
娘のジョギングに付き合うと、遅いペースの走りで安定してしまう。
速くないのに、それ以上の速さを出そうとすると心拍が上がってきつくなる。
でも、それもまたいい。
生きている証拠だから。
ただ、無理はしない。

日陰を走る。
大きな木が作ってくれる日陰。


夏の強い陽射しもさえぎってくれる。


ジョギングで、合計10km走終了。
気温は、30℃に上がっていた。
雨が降ったのは、この後の午後。
本当に変わりやすい天気だ。

午前中は、こうして娘と走れたし、自分も最後まで気持ちよく走れたので、清々しい気分になれた日であった。
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おや、こんなところにセミの抜け殻が…

2021-08-17 20:30:35 | 自然・季節
この夏は、全国的に異常に暑くなったり異常に大雨が降ったりして、本当に異常気象だなと思う。
急に涼しくなったここ数日は、夕方、ヒグラシの鳴く声をやかましく感じたりもする。
最も、日中は、まだアブラゼミほかセミの鳴く声が結構響いたりしている。

アブラゼミと言えば、わが家で、先日抜け殻を見付けて、
おや、こんなところに抜け殻が…。
少しクスッと笑ってしまった。


なぜかというと、立てかけてあった細い枯れ木に見つけたから。


2つあったが、いずれもあまり高いところでの脱皮ではなかった。


俗にセミの幼虫は7年地中で生活するといわれている。
実際は、それよりはもう少し短いと言われているが、1,2年ではないようだ。

今回のこの成虫になったセミたちは、びっくりしたかもしれない。
なぜなら、大きな木がなくなっているから。
わが家の大きかった木々は、4年前の夏に急に枯れてしまったのだ。
大きな木がなくなっているから、とりあえずつかまって上に行って成虫になろうと、こんな家の壁に掛かっている細い枯れ木をよじ登っていったのだろう。
そして、そこで成虫に変身していったわけだ。

その抜け殻を見て、
そうか、大きなモミジの木が枯れてしまってから4年もたつのだ。
その間もずうっと、このセミたちは地中で暮らしていたのだなあ。
と、妙に感心してしまった。

地中の世界では大きな変化がなくても、われわれが住む地上の世界では、異常気象やCOVID-19感染症など、続々といろいろ起こっている。
成虫となったセミくんたちの寿命は短いはず。
あこがれていた地上の世界だったけれど、地中の世界の方が平和だった。
ここで成虫となったセミは、そう思ったかもしれないね。
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子どもの夏の景色が浮かんでくる歌 ~「夏の空」(BUZZ)

2021-08-16 21:49:35 | うた
夏になると、子どもの頃はよく遊んだなあと思う。
そんな子どもの夏の景色が浮かんでくる歌がある。
「ケンとメリー」のBUZZ(バズ)が、40数年前に出した「夏の空」という歌だ。

この歌は、「BUZZ」の2枚目のシングル「朝」のB面の曲だった。


ファーストアルバムにも入っている。


躍動感に満ちたイントロから、ごきげんな感じで歌は始まる。


パセリのようなむこうの森へ
かけっこしたけど ころんで負けた

森がパセリに見える。
いかにも子どものような見え方。
この歌の始まりから、引き付けられる。
そして、かけっこ。
子どもは、すぐに走って競走しようとする。

泣きべそ涙でさかさの空を
雲もいじわるく追い抜いて行く


転んで泣くのも、子ども。
しかも、見上げた空の雲は動いている。
その動きを、意地悪く追い抜かれたように感じるのは、主観的な考え方をする子ども心ならではだ。

小さい心にどこまでも あおく続くよ夏の空.
大きくなってももどっておいでと
抱きしめてくれた夏の空


とうもろこしの髪の毛と
風のむこうを誰かがゆくよ


とうもろこしの「髪の毛」。
あの部分を「髪の毛」と表現できるのも、純粋な子どもが見たままに表現したような感じ。
髪の毛は、正式名称ではないけど、そう言うと、誰もが想像できる。

1、2の3でみんなが呼ぶと
知らない誰か手を振っていた


1人が呼んでも声が届かないから、みんなで声を合わせて大きな声で呼びかける。
この行動をとるのも、いかにも子どもたちだ。
そして、互いに手を振って、自分をわかってもらおうとする。

小さい心にどこまでも あおく続くよ夏の空.
大きくなってももどっておいでと
抱きしめてくれた夏の空



もうこの歌が、50年近くも前の歌になってしまっているというのが信じられない。
今でも、新鮮な夏が感じられる。
聴くたびに、子どものように心がウキウキしてくるのである。


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「無窮花」の花見RUN

2021-08-15 21:27:59 | 草木花
猛暑から一転して雨、雨、雨。
暑さから走ることができなかった日が続いたのだが、今度は降り続く雨のせいで走りに出られずにいた。
今日は、久々に雨が降らなかった。
走らないのはもったいない。
ということで、夕方、10km走。

今日のRUNでの見つけた、楽しかった花見は、夏の花ムクゲ。
そういえば、ムクゲが好きだとここでかいたことがあったなあ、それはいつだっけ?
そう思ったら、それは2010年の夏だった。

もう11年もたったのか、と驚く。

あのときには、
「個人的には、白い花びらで、中心部が赤く染まっているように見えるものが好きだ。」
と書いたのだった。



今日見つけたムクゲは、それと同じ種類のものは見つからなかったが、いろいろなムクゲを見ながら走ることができた。
まず、真っ白なもの。

とても清楚な感じがする。

赤紫で八重咲の花。

服を重ね着しているみたい。

赤紫で中心部が赤い花。

これも好みだな。

中心部が赤いのは同じだけど、赤紫の赤が濃い花。

濃い奴だなあ。

こんなふうに、種類の違うムクゲの花を眺めながら走るのは楽しかった。

さすが「無窮花」(「ムクゲ」と読む)。
「窮することが無い花」
という字をあてて書くこともあるとおり、困ることなく気持ちよく10kmを走れたよ。

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雨中の激闘は、スコアレスドロー ~アウェイ千葉戦~

2021-08-14 21:55:43 | アルビレックス新潟
雨中の激闘は0-0のスコアレスドローに終わった。

サッカーJ2リーグ第25節、アルビレックス新潟は、アウエーでジェフユナイテッド千葉と対戦。
日本中で雨の被害が出ていて、今日は中止になった試合もいくつかあったが、この試合は雨は降っていたが大丈夫だった。
新潟は、前節、勝ったと思った試合を引き分けにしてしまったショックからどれだけ立ち直り、得点を決めていけるか。
ボールを支配することはできるだろうから、そこに注目して見ようと思った。

ところが、であった。
新潟は、ボールをなかなか支配できないのだ。
千葉の寄せが早いのと、複数によるボール奪取の試みが鋭くて、なかなか足元をつないで前に進むということができなかった。
よく見てみると、千葉の選手は、パスが渡った新潟の選手に接近し、腕やユニフォームをつかんだりして、自由を与えないようにする。
その間に、もう一人が走り寄ってきて、ボールを奪取しようとするのだ。
人に対して強く当たってくるユン・ジョンファン監督のサッカー。
新潟は、パスをつなぐことがいつものようにはできなかった。

逆に、千葉は寄せの速さで勝り、新潟陣内に迫ることが多かった。
だが、打たれたシュートは、守護神小島がよくはじき、防いでいた。

後半に入って、アクシデント。
その守護神小島が、ハイボールを空中でジャンプして取ったところに、相手選手が突っ込んできたものだから、たまらない。
両手にボールを持ったまま、側頭部から地面に落下。動かなくなってしまった。
これを見た新潟のDF千葉が、急いで医療スタッフを呼んだ。
全く動かないGK小島は、当然ながら担架で運ばれて退場した。
代わって、藤田が、今季リーグ戦初出場となった。

アルベルト監督は、63分、ロメロに代わって至恩を起用。
この辺から、新潟のリズムも少し回復してきたように見えた。
そして、78分には、前線の主力選手鈴木、高木、谷口に代えて、高澤、高、星を起用。
控えメンバーで、フレッシュな選手を入れて、攻撃を活性化させた。

だが、決定的な場面を作れず、ゴールを割ることができないまま、試合終了となった。

これで、4戦連続負けなしではあるが、3試合連続の引き分けとなってしまっている。
2位磐田が逆転勝ちして、暫定首位におどり出て、新潟と勝ち点差5。
試合のなかった京都とは、勝ち点4差と1歩だけ差はつまった。
3位琉球が水戸に敗れたから、代わって新潟が3位には上がった。
だが、1位2位のチームが勝つと、どんどん勝ち点差がついてきてしまう。
もたもたしていると、昇格圏が遠くなっていってしまうから、焦りが生まれてしまうことが懸念される。

今日の試合は、天気がよくなかっただけでなく、スタジアムのピッチも荒れていてでこぼこしていてよくなかった。
さらに、緊急事態宣言を受け、新潟からのサポーターのビジター席は設けられなかった。
忍んで行った人たちもいたかもしれないが、オレンジのユニフォームを着用することもできなかった。
だが、ホームの千葉は、サポーターの太鼓はあるし、観客の拍手もある。
12番目の選手「サポーター」がいるチームとそうでないチームでは、「競技する人数」が不公平でないかい?

そんなふうに不利な条件をいろいろ指摘することもできるとはいえ、目指すサッカーは、そういうことに負けない攻撃的なサッカー。
前節のような気を抜いたシーンはなかったが、プレー全体が重く見えたのも事実。
GK小島の負傷の具合も気がかりだ。
簡単に復帰はできないだろうから…。

次節は、ホームで相模原戦。
相模原は、今日の試合で上位の甲府を倒し、J2最下位を脱出した。
監督が交代し、新しい選手たちも加わって、戦力が高まっている。
決して油断はできない。

今が一番苦しい時期、正念場だ。
ここを切り抜けたら、一気に加速できるはず。

Visca Albirex !
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盆を迎えた

2021-08-13 21:34:53 | 生き方
盆を迎えた。
父と母が眠る墓地を訪ね、墓参りをしてきた。



かつて父が亡くなってから1年ほどして建てた墓。
もう、それから30年以上が経過している。
30年もたつと、墓もやはり劣化する。
ろうそくを立てる燭台の一つが取れてなくなってしまった。
花を生ける筒の底が割れて、水が漏れるようになってしまった。
壊れたところは、今度こそなんとかしなくては父母に対して申し訳ないな、と思った。
春の彼岸で来た時に、すでに悪くなったところはわかっていたはずなのだから。
ただ、すぐに忘れてしまったところが、齢をとってきていることの証か…?

墓参りの前に、菩提寺にも水あげに行ってきた。
すると、7回忌の法事を知らせる掲示物に、本家の伯母の名前があった。
もうあれから、6年もたったのか、と思う。
そして、同じ列に、よく母のところに遊びに来てくれた方の名前もあった。
子どものころから、よくわが家を訪ねて来た女性だったから、名前を見て懐かしさを感じたのも確かだった。
そのほかにも、今年は、いわゆる婦人会の活動で母が生前仲良くさせていただいた方2人の名前が、新聞のお悔やみ蘭に載っていたのを見た。
いずれも、90代の半ばであった。
私にしてみれば、親世代の方々が次々といなくなっていく感覚だ。

このたび、定年後の新たな挑戦ということで、私の弟が近く異国に旅立つ。
旅行ではないので、年単位のいくらか長い滞在となるだろう。
その弟の無事を見守ってくれるようにと、最後に父母の墓に祈った。
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「歴史探偵 忘れ残りの記」(半藤一利著;文春新書)

2021-08-12 20:08:37 | 読む


昭和史研究の第一人者と言われた半藤一利氏が亡くなられたのが1月。
その翌月に出版されたこの本。
絶筆となった「あとがき」が収録されている。
半藤氏のエッセイ集である。

タイトルがいい。
「歴史探偵 忘れ残りの記」
自らを「歴史探偵」と称していたから、それが付いているのもいいが、「忘れ残り」という言い方が何とも粋だ。
「忘れられずに残っている記憶を書いたもの」
というような意味だろうか。

この本のエッセイの大半は、もともと、文藝春秋社の営業部が毎月出していた「新刊のお知らせ」というパンフレットに連載したコラムから集められたものだそうだ。
それを、文春新書の編集部が、テーマ別にまとめてみたものを半藤氏が気に入って、6章それぞれにタイトルを付けてできあがったということだ。

昭和史や太平洋戦争を生涯のテーマとしている氏なので、戦争関連のエピソードは、読者が知らないことがさらりと書かれている。
そのことに、ひたすら感心して読んだ。
また、戦時中の自身の体験に関するところは、具体的な事例が書かれてあるので、いかに戦争が非人間的な間違った行為であるか、ということを教えてくれる。

最後の章は、文藝春秋社が銀座にあったことから、入社当時からの銀座の様子や思い出が綴られている。
今はもう知る人もいなくなっているだろうから、若かったころのエピソードについても貴重だ。
特に、銀座の変遷の様相を経験をもとに語れる人は、本当に少なくなっているだろうから、貴重なことを読ませてもらった気もする。
ただ、私自身は、東京で大学生活を送ったときは金のない学生だったので、銀座とはまったく無縁であったけれども。

文章は、もともとがコラムのものだったので長くなく、読みやすかった。
俳句やユーモアを交えた文章には、氏の知性がたっぷり感じられた。

8月の今月は、戦争が終わった月。
だから今度は、半藤氏の名著「日本のいちばん長い日」を読んでみようと思っている。
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