監督が辞任し、代行が指揮をするホーム浦和戦。
駐車場に車が結構止まっていて、今日は入場者が多そうだった。
監督が交代して臨む試合。
夫婦であるいは家族連れで応援に駆け付けた人たちを多く見かけた。
去年の最終ホーム戦もそうだったが、アルビレックスのピンチだと思うと、応援に駆け付ける人たちはまだ結構いるのだ、と思ったしだいである。
試合開始の笛が鳴ったとたん、わが家からの電話が鳴った。
何かあったかと思って、スタンドからスタンド外回りの通路に上がって電話に出ると、セットしてきたDAZNのネット中継につながらないと言う言葉が、かろうじて聞き取れた。
試合を応援するスタジアムの響きが、並みではないのだ。
どっとわいた。点が入ったらしい。
ところが、うるさくて会話がなかなか成立しない。
アカウントが知りたいということで、なんとかそれを伝えた。
スタンドに戻ると、まだ試合開始から10分もたっていないのに、1対1だった。
一緒に行った息子の話では、アルビが先制したが、浦和に追いつかれた。それも、審判が明らかなオフサイドを見逃した、と言う。
確かに、試合を見ていると、主審も副審も、申し訳ないが雑だ。
ひいき目抜きに見るのだが、浦和寄りの判定が多いと見られても不思議はないと思う。
試合よりも気になるので、家にメールでその後見られるようになったかを尋ねているうちに、2点目を取られてしまった。
やがて、3点目も、審判の?な判定でファウルとなり、フリーキックから取られたもの。
家のDAZNは、何とか見られるようになったとのこと。
その頃すでに、1対4。
その後も、セットプレーでやたら点を取られ、前半終了時点で1-5。
後半開始早々にまた1点を取られ、1-6。
こんなになっても、新潟を応援するNスタンドの人たちは、よく声を出し応援していた。
感動的ですらあった。
選手たちも、必死になって、走っていた。
なんとか得点しようと、必死に戦っている様子が伝わって来た。
どれだけ守って、どれだけ攻めて、得点しようとした試みたことだろう。
だがしかし、何度シュートしようと、ゴールを割れない。
試合終了の笛が鳴った。
膝に手をついてあえいだり、両膝を地面についたりする選手が多かった。
新潟の選手たちは、懸命に戦ったのだ。
しかし、1-6は変わらなかったのだ。
場内を挨拶して回る選手たちの表情は、厳しい。
しかし、懸命に戦っているのが伝わって来た今日の試合に対し、ブーイングより拍手が圧倒的に多かった。
ずっと応援し続けたNスタンドのサポーターたち。
試合後の選手の背中に、応援する歌声を叫ぶように飛ばしていた。
サポーターたちも、よくわかっている。
今は、ブーイングで下を向かせるのではなく、声援で前を向かせることが大事なのだ、と。
次節は、新監督の下での試合となる。
今日の必死さが、きっと報われる日が来るはず。
そう信じて応援していこう。