Eゲート前広場のトラックの前に、大きな看板があった。
We are ONE! Fight with supporters!!
そう書いてあった。
そうなのだ。
サポーターたちは、一緒に闘おう、なんてこんなふうに書かれなくても、一緒に闘っているんだよ。
一緒に闘っているからこそ、勝利が欲しいのだ。
難敵鹿島をホームに迎え撃つ、大切な一戦。
前半が終わって、こうなった。
なんと、首位鹿島相手に2-0でリードして後半を迎えたのだった。
立ち上がり5分にタンキが、45分にホニが、ゴールを決めた。
いずれもカウンターにより、ボールをリズムよくつないで奪ったゴールだった。
今季2得点を取ったなんて、まだ3試合目だ。
しかも、2-0のリードだなんて、4月の甲府戦以来だった。
後半のサポーターたちは、開始からとっておきの「アイシテルニイガタ」を歌って、「今日こそは」の思いを新たにしていた。
それなのに、その歌がまだ終わらないうちに、1点を入れられた。
その後は、1点も取れないまま、後半だけで4点を取られ、倍返しで敗れた。
もちろん選手たちは、懸命に闘っていた。
だけど、後半、時間が進めば進むほど、首位鹿島の選手たちの動きは鋭さを増し、新潟の選手たちは防戦一方に追いやられてしまった。
悔しいけれど、これが首位と最下位の差なのだろうな、と実感した。
今回も、サポーターたちは、拍手で選手たちを迎えた。
ただ、この夜は、サポーターにあいさつをした後の選手たちに対して、歌を歌って鼓舞することはなかったのが、少し寂しかった。
されど、残り8試合。
あきらめずに、最後まで共に闘おう!
We are ONE! Fight TOGETHER !!