「娘よ」のタイトルで書いたシリーズが、95回目となった。
94回目を書いたのは、一昨年の12月だから、1年半ぶりのエントリーになる。
突然の病の発症。
原因不明で、何か月も入院したが、それは9年前の5月29日だった。
それから、もう9年。
今は、通院する病院は、以前のように2つではなくなった。
半年前に、入院2つ目となった、リハビリを中心とする病院の通院は終わりになった。
それ以来、通院は、最初に入院した病院のみで、2か月に1回の割合になっている。
昨日は、娘の通院日だった。
いつもその通院の付き添いには妻が行っていたのだが、今回は私が同行した。
診察室で、久しぶりに、8年ぶりという本当に久しぶりに、主治医と会って話をすることがた。
入院中にも脳炎を繰り返し発症していた9年前には、何度面談をしたことだろう。
今回、私からは、この2週間、娘が毎日調理を担当しておいしい食事を作っているという話をまず提供した。
それはすばらしいと、主治医も認めてくれた。
今回話をしてみても、けいれんの発作が起きていないことが一番なのだということだった。
一度には薬を減らせないけれど、発作が起きないように少しずつでも減らしていくということを話してくれた。
側頭葉の内側は、けいれんを起こしやすい場所なので…というような話をしてくれた。
けいれんの発作は、8年近く起こっていないのが、最も幸いだという。
人によっては、退院後も頻繁なけいれんが収まらなくて、入退院をずっと繰り返す人もいると聞いた。
2か月後の予約をとって、今回の受診は終了したが、主治医と話ができてよかった。
この2週間、夕食は娘の担当である。
冷蔵庫にあるものや、買い物を考えながら、毎日の調理をしている。
冷蔵庫の中を確認しながらも、ある物・ない物をまた早く忘れてしまうこともあるが、必要なものは買って補充しながら、がんばって作っている。
病の数年前には、老人施設でよく食事を作っていたこともあって、それなりにいい味をした食事を作ってくれている。
私は、娘を放って(?)おいて、なるべく手出しをしないようにしているが、娘は、だいたい一人でいろいろなメニューを作り上げることができる。
その辺りは、病気前と変わらない。
手際のよさや作る早さは、少しは落ちるとはいえ、食事作りに関しては私よりはるかに優れていると、改めて感じている。
娘の体調の弱点の一つは、春の間ずっと続く花粉症である。
今年も悩まされていたが、ようやく軽減されてきた。
それで、今日は、久しぶりにジョギングに出た。
いつもなら3kmくらい走るのだが、今回は今年初ということもあり少し距離を短くした。
娘が気持ちよく走れる速さにして、私はその横でついて走って行くという走り方をした。
走りながら、久々に走ってみてどうだ、と聞いてみると、気持ちいい、とのこと。
足の運びは、たしかにリズミカルでいい感じだった。
小学生時代にはちびっこマラソンの全国大会にも参加したことのある娘、さすが「クサッテモ タイ」だな。
娘の周りにも、私たちの周りにも、時間は淡々と過ぎていく。
ただ、9年前の今頃は、娘も家族も先の見えない闇の中にいた。
それを考えたら、複雑な思いは今もあるのだが何も言うまい。
今は、明るい陽射しの中を生きていられることを喜びながら、毎日を過ごしている。
94回目を書いたのは、一昨年の12月だから、1年半ぶりのエントリーになる。
突然の病の発症。
原因不明で、何か月も入院したが、それは9年前の5月29日だった。
それから、もう9年。
今は、通院する病院は、以前のように2つではなくなった。
半年前に、入院2つ目となった、リハビリを中心とする病院の通院は終わりになった。
それ以来、通院は、最初に入院した病院のみで、2か月に1回の割合になっている。
昨日は、娘の通院日だった。
いつもその通院の付き添いには妻が行っていたのだが、今回は私が同行した。
診察室で、久しぶりに、8年ぶりという本当に久しぶりに、主治医と会って話をすることがた。
入院中にも脳炎を繰り返し発症していた9年前には、何度面談をしたことだろう。
今回、私からは、この2週間、娘が毎日調理を担当しておいしい食事を作っているという話をまず提供した。
それはすばらしいと、主治医も認めてくれた。
今回話をしてみても、けいれんの発作が起きていないことが一番なのだということだった。
一度には薬を減らせないけれど、発作が起きないように少しずつでも減らしていくということを話してくれた。
側頭葉の内側は、けいれんを起こしやすい場所なので…というような話をしてくれた。
けいれんの発作は、8年近く起こっていないのが、最も幸いだという。
人によっては、退院後も頻繁なけいれんが収まらなくて、入退院をずっと繰り返す人もいると聞いた。
2か月後の予約をとって、今回の受診は終了したが、主治医と話ができてよかった。
この2週間、夕食は娘の担当である。
冷蔵庫にあるものや、買い物を考えながら、毎日の調理をしている。
冷蔵庫の中を確認しながらも、ある物・ない物をまた早く忘れてしまうこともあるが、必要なものは買って補充しながら、がんばって作っている。
病の数年前には、老人施設でよく食事を作っていたこともあって、それなりにいい味をした食事を作ってくれている。
私は、娘を放って(?)おいて、なるべく手出しをしないようにしているが、娘は、だいたい一人でいろいろなメニューを作り上げることができる。
その辺りは、病気前と変わらない。
手際のよさや作る早さは、少しは落ちるとはいえ、食事作りに関しては私よりはるかに優れていると、改めて感じている。
娘の体調の弱点の一つは、春の間ずっと続く花粉症である。
今年も悩まされていたが、ようやく軽減されてきた。
それで、今日は、久しぶりにジョギングに出た。
いつもなら3kmくらい走るのだが、今回は今年初ということもあり少し距離を短くした。
娘が気持ちよく走れる速さにして、私はその横でついて走って行くという走り方をした。
走りながら、久々に走ってみてどうだ、と聞いてみると、気持ちいい、とのこと。
足の運びは、たしかにリズミカルでいい感じだった。
小学生時代にはちびっこマラソンの全国大会にも参加したことのある娘、さすが「クサッテモ タイ」だな。
娘の周りにも、私たちの周りにも、時間は淡々と過ぎていく。
ただ、9年前の今頃は、娘も家族も先の見えない闇の中にいた。
それを考えたら、複雑な思いは今もあるのだが何も言うまい。
今は、明るい陽射しの中を生きていられることを喜びながら、毎日を過ごしている。