ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

水谷・伊藤組、中国ペアを打ち破り、堂々の金メダル!!!

2021-07-26 23:17:34 | スポーツ
やった、やった、やったあ~!
東京五輪2020、卓球混合ダブルス、水谷隼・伊藤美誠組、中国ペアを破って優勝!!

今まで、五輪では卓球の種目には、国同士が争う団体戦と個人戦はシングルスしかなかった。
混合ダブルスは、今回初めて設けられた種目。
近ごろは、様々な競技で男女混合の種目ができているが、卓球でも五輪で採用された。
もともと以前古くから卓球の種目に、混合ダブルスはあった。
日本がかつて卓球王国だったころ、日本の得意種目でもあったのだ。

その種目に出る日本代表のペアが、百戦錬磨の水谷と中国選手にもかなり対等に渡り合える伊藤が組んだのを見て、これは、かなりやれるかも、と思った。
水谷は、世界選手権の男子ダブルスでメダルを獲得するなど、ダブルスも得意である。
そして、伊藤も、全日本でダブルス優勝の経験がある。
この二人なら、中国ペアに勝てるかも、と多くの人に期待を抱かせた。

しかし、そう簡単ではなかった。
行われた国際試合は多くなかったが、水谷・伊藤組は、中国を代表する許・劉組に勝てないでここまで来た。
だから、今回の第1シードは中国ペア、第2シードが日本ペアであった。

今大会の前半、水谷・伊藤組は、厳しい戦いが続いた。
1回戦のオーストリアのペアにも1ゲームをとられたり、準々決勝でドイツペアにファイナルゲーム4点ビハインドでゲームポイントを握られる絶体絶命のピンチに陥ったりと、苦戦の連続だった。

ただ、準々決勝の奇跡の大逆転勝ちを収めてから、2人から余計な力みがなくなったように見えた。
準々決勝でも準決勝でも、水谷の集中力と技術はすごいものだと改めて思った。
そして、やはりすごいと思ったのは、伊藤美誠の集中力が研ぎ澄まされたときのプレーだ。
ミスが少なくなるし、思いがけないボールが出るし、男子のボールをも平気で打ち返す。
さすが、日本チャンピオン。
中国勢から「大魔王」と呼ばれるだけのことはある。
プレーしながら、相手のすごいプレーに会えば会うほど、卓球が楽しくて仕方ないという表情がうかがえた。

決勝戦でも、最強の中国ペアに2ゲームを連取されたが、水谷と伊藤の2人は、プレーしながらあきらめずに突破口を探しているように見えた。
3ゲーム目から競り合いが多くなっていった。
競れば競るほど、日本の2人のプレーは、中国の2人のプレーに呼応するようにその精度を上げていった。
時折笑みを浮かべて、いかにも卓球が楽しくてたまらないという姿を伊藤美誠は見せていた。
笑ってはいなかったが、水谷もそうだった。
中国の女子選手劉も、そう見えた。
しかし、さすがにファイナルゲームで日本が8-0とリードすると、中国ペアも必死で抵抗したが、追いつくのは難しかった。

そして、ついにゲームカウント4-3で水谷・伊藤組が、中国ペアを振り切って勝利した。
最後の五輪と考えていたであろう水谷が、中国選手を破って得た、初めての金メダルだった。

いやあ、すばらしかった。

水谷・伊藤組、優勝おめでとう!

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