職場の同僚の方が、
「今は、弥彦山や角田山で、オオミスミソウがいっぱい咲いていてきれいなんですって。」
と話しかけてきた。
「すっごい群生になってきれいなんだって、知り合いの方が教えてくれたけど、今私らは年度末で忙しくって、とっても見に行けないわねえ。」
と、グチりながら。
弥彦山や角田山は、新潟市からほど近い南西部にそびえている山である。
弥彦山は、634mの標高なので、東京スカイツリーができたころは同じ高さだと話題になったものである。
だから、初心者でも登るのに手ごろな山なのである。
この時期は、オオミスミソウの群生が見られたり、様々な種類が咲いていたりするので、またいいのである。
さて、オオミスミソウ。
言い換えれば、「雪割草」である。
たしかに小さくて、可憐で可愛い山野草である。
花弁の色もいろいろあり、園芸種でまた多様に美しく咲いているものもある。
結構希少価値のあるものがあったりするせいか、野に咲いているものを盗掘する人も多いらしい。
わが家でも、数種類の雪割草が咲いている。
これらは、もちろん野生のものを盗掘してきた訳ではない。
数年前、五泉市・村松公園に出かけた折、近くのビニルハウス内で栽培されていたので、気に入ったのを少し買って来たのである。
鹿沼土に植え替えて、そのままにして玄関入口前に放置してあるのだが、毎年咲いていてくれている。
家庭の事情で野生のものを見に行けていないのは残念なのだが、玄関の足元を飾ってくれている。