ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

若い頃の研修資料を見つけて

2018-01-18 22:44:57 | 生き方
定年退職後の後片付け。
今まで段ボール箱に突っ込んでおいたものを開けてみると、いろいろなものが見つかる。
時には、玉手箱を開けたような思いになる。
玉手箱は、開けた人を一気に年をとらせてしまう。
しかし、私のその気分は、「年をとった」と言うよりも、「年がたったなあ」という思いだ。
あれから何年もたったなあという思いがするのだ。
その意味では、玉手箱を開けたのと同じような思いだと言える。

若い頃、同業の同年代の人々と一つの団体となり、研修を行う機会が時々あった。
その頃のものが、一つの箱からぞろぞろと出てきた。
こんなふうに、一人一人の実践原稿を何十人分も集めて、分厚い集録を作ったこともあった。


そして、研修会の要項を

改めて見てみると、初期の頃には、文字が手書きなのである。
今の若い人たちには、手書きなんて信じられないことだろう。
しかし、私たちの若い頃は、これが普通だった。

研修会と合わせて、バレーボールで汗を流すということもあったと分かる。
健全な若者たちだなあ…!?、
やはり、あの頃、自分の仕事に誇りをもってがんばっていたことが伝わってくる。

あれから30数年。
過ぎてしまえば本当にあっという間だった。
ただ、これで知り合った仲間たちも、「今」を一生懸命生きて来たのだと、改めて思う。

それが連続して、今に至っている。
定年で退職はした。
だが、退職したからすべてがなくなる訳ではない。
今までの懸命な足跡は一人一人誇っていいのではないかな、と思うのだ。
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