以前は、毎回発行・出版されるのを楽しみにしていた雑誌や単行本、文庫本などは多くあった。
読み物でもマンガでも、それは多くあったが、最近はずいぶん減った。
以前は、水島新司の「あぶさん」やジョージ秋山の「浮浪雲」などの連載があった隔週刊マンガ雑誌の「ビッグコミックオリジナル」誌も、5,6年前に購読するのをやめてから、今やマンガ雑誌で買っているものはない。
マンガの単行本も、30代のころまでは面白そうなものを求めて買っていたものだったが、今はそういうことはしない。
ただ、その頃から今でも引き続き購読しているのが、子どもが好きだった「名探偵コナン」シリーズ。
昨年秋に出版された単行本が、第100巻。
最初に刊行されたのが1994年だから、もう28年も続いていることになる。
ストーリーも少しずつ動いてはいるし、退屈はしていないのだが、28年たっても、子どもにされたコナンは小学1年生(?)のままなのだから、よく続いているとも思う。
飽きてはいないので、きっと、話が完結するまで買い続けることになるのだろう。
さて、何巻まで続くやら…。
同様に、文庫本でも出るのを楽しみにしていたものがあった。
探偵、刑事などの活躍するミステリーである。
西村京太郎の十津川警部シリーズは、文庫本で出たものはほとんど買っていたが、途中でマンネリを感じ、買わなくなってしまった。
それよりも、内田康夫の浅見光彦シリーズの方を気に入ったので、こちらは浅見光彦の出る作品は、ほとんど買って読んだ。
各社の文庫本に新刊が出るたびに、浅見光彦の内田作品がないか、よく探したものだった。
数年前に、作者の内田氏が亡くなられたので、楽しみが減ってしまった。
ただ、30代のころから、毎年発刊されるのを楽しみにしているシリーズがまだ1つだけある。
それが、赤川次郎の「杉原爽香シリーズ」だ。
毎年1冊刊行されるのだが、1年たつので登場人物たちも1歳ずつ齢をとっていくのが面白い。
主人公の杉原爽香が、初登場した「若草色のポシェット」では15歳の少女だった。
それが、去年新刊として出た「狐色のマフラー」では、もう48歳の完全な中年の女性になっている。
登場人物がこうして、年齢を重ねていく作品というのは、面白い試みだったなあと思う。
これまた、杉原爽香が何歳まで話が続くやら…?
先日の水島新司氏もそうだし、内田康夫氏もそうなのだが、自分が好んでいた作品を生んでいた人たちが高齢化し、亡くなってしまったのが残念。
作者ばかりでなく、読み手である自分も加齢を重ねていくのを感じる今日この頃、「コナン」や「爽香」のシリーズのように、変わらずに続いている作品があることに、ちょっとした勇気をもらえているようにも感じるのである…。
読み物でもマンガでも、それは多くあったが、最近はずいぶん減った。
以前は、水島新司の「あぶさん」やジョージ秋山の「浮浪雲」などの連載があった隔週刊マンガ雑誌の「ビッグコミックオリジナル」誌も、5,6年前に購読するのをやめてから、今やマンガ雑誌で買っているものはない。
マンガの単行本も、30代のころまでは面白そうなものを求めて買っていたものだったが、今はそういうことはしない。
ただ、その頃から今でも引き続き購読しているのが、子どもが好きだった「名探偵コナン」シリーズ。
昨年秋に出版された単行本が、第100巻。
最初に刊行されたのが1994年だから、もう28年も続いていることになる。
ストーリーも少しずつ動いてはいるし、退屈はしていないのだが、28年たっても、子どもにされたコナンは小学1年生(?)のままなのだから、よく続いているとも思う。
飽きてはいないので、きっと、話が完結するまで買い続けることになるのだろう。
さて、何巻まで続くやら…。
同様に、文庫本でも出るのを楽しみにしていたものがあった。
探偵、刑事などの活躍するミステリーである。
西村京太郎の十津川警部シリーズは、文庫本で出たものはほとんど買っていたが、途中でマンネリを感じ、買わなくなってしまった。
それよりも、内田康夫の浅見光彦シリーズの方を気に入ったので、こちらは浅見光彦の出る作品は、ほとんど買って読んだ。
各社の文庫本に新刊が出るたびに、浅見光彦の内田作品がないか、よく探したものだった。
数年前に、作者の内田氏が亡くなられたので、楽しみが減ってしまった。
ただ、30代のころから、毎年発刊されるのを楽しみにしているシリーズがまだ1つだけある。
それが、赤川次郎の「杉原爽香シリーズ」だ。
毎年1冊刊行されるのだが、1年たつので登場人物たちも1歳ずつ齢をとっていくのが面白い。
主人公の杉原爽香が、初登場した「若草色のポシェット」では15歳の少女だった。
それが、去年新刊として出た「狐色のマフラー」では、もう48歳の完全な中年の女性になっている。
登場人物がこうして、年齢を重ねていく作品というのは、面白い試みだったなあと思う。
これまた、杉原爽香が何歳まで話が続くやら…?
先日の水島新司氏もそうだし、内田康夫氏もそうなのだが、自分が好んでいた作品を生んでいた人たちが高齢化し、亡くなってしまったのが残念。
作者ばかりでなく、読み手である自分も加齢を重ねていくのを感じる今日この頃、「コナン」や「爽香」のシリーズのように、変わらずに続いている作品があることに、ちょっとした勇気をもらえているようにも感じるのである…。