サジガンクビソウ

ミヤマウズラの花を見かけた日に、気になる植物を見つけた。
おそらく花を咲かせているのだろうけれど、完全に下を向いていて、咲いているのかつぼみなのか、よくわからない。

うなだれて首を下げているように見える。
でも、意識してこの花を見たのは初めてのような気がした。
そんなことで、名を調べてみると、「ガンクビソウ」という名前の植物があった。

ガンクビとは、「雁首」と書き、キセルの、火皿(ひざら)の付いた部分を指す。
そこにタバコの刻んだものを詰めて火をつけ、タバコを吸うと訳だ。
ただ、ガンクビソウの花は、黄色がもう少し濃いし、もう少し首を上げて咲いている。

今回見つけたものは、色は白っぽいし、完全に下を向いている。
似ているのだけどな、と思いながら画像をもう少し調べていたら、「サジガンクビソウ」という名前の植物を見つけた。
どうやら、これらしい。

ガンクビソウの仲間で、葉の形をサジに見立てて、サジガンクビソウ。
なるほどね。