ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

やっと分かった、ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)だが…

2019-09-26 20:14:55 | 草木花
近所を流れる用水路に、9月になってからきれいな黄花が咲いている。
近くには、アメリカセンダングサも生えているのだが、それに交じって別な草がどんどん大きくなってきた。
水の中に根を張って茎や葉を伸ばしている。
そこに、見たことのない黄色い花が咲いたのである。



野草の花大好き人間の私としては、見かけたことがなかった花と出合うのはうれしいことである。
こんなところで見かけるなんて珍しいなあ、と思って写真に撮って調べてみることにした。



…ところが、なかなか適合するものが見つからないのである。
新潟県野草図鑑をはじめとした野草の本をいろいろと調べたのだが、見つからなかった。

そこで、今日は、もう一度その野草の花の特徴をつかむために、よく見てきた。
植物図鑑、黄花、4枚花弁、細葉、水辺、…。
こんな言葉を入力して検索をかけてみた。
しかし、こんな言葉だと特徴としてはざらにあり過ぎた。
ネット上の様々な植物図鑑で、「黄花」を中心に調べてみたが、該当するものが見つからなかった。

では、画像で調べよう、と「画像」で「黄花、4枚花弁、細葉、水辺」を条件に検索したが、「リュウキンカ」や「ミゾホオズキ」などは見つかるが、やはり写真のものとは違う花の画像ばかりだった。

それでも、「野草図鑑」をもう一度見て、今度は花ではなく、葉の特徴が似ているものを探すことにした。

「松江の花図鑑」というサイトで、9月の花を調べてみたら、花の様子は違うが「チョウジタデ」という植物の細葉の様子が似ていることに気がついた。
なので、「チョウジタデ」を調べようと検索したら、同時に一部「ヒレタゴボウ」という言葉が出てきた。
そこで、「ヒレタゴボウ」の画像を見てみると、似ている。
この別名に、「アメリカミズキンバイ」があるので、さらにこの名前で検索してみると、ついに写真の花とそっくりな花画像が載っていた。

ついに見つけた!
…ということで、「ヒレタゴボウ」や「アメリカミズキンバイ」をもう一度検索してよく読んでみると…、

アカバナ科 チョウジタデ属。
水田、休耕田、中栄養な湿地や溜池畔に生育する1年草。
北アメリカ~熱帯アメリカ原産の帰化植物。

なるほど…。
見つけるのに時間がかかっただけに、名前が分かってうれしかった。

ただし、ちょっぴり不安になったことがある。
それは、「熱帯アメリカ原産」ということ、そして去年まで見られなかったことや、私が持っていた新潟県の図鑑になかったことなどから考えられたことだ。
何かというと、
温暖化によって自生する範囲を広げているのではないか?
ということだ。
だから、今年初めてこの近くで見られたということでないのか?

…と、この花の発見で、いろいろな学びがあったのである。


コメント (3)
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