ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

きつさに負けずに、自己ベストでゴール~30kmまでは堅調なレースができた~新潟シティマラソン2018(2)

2018-10-09 21:17:42 | RUN
柾谷小路への折り返しに向かう前、萬代橋の上でゲストランナー(応援ランナー)の一人、市川麻由美さんが目の前にいた。
ミーハーの私は、かつての世界陸上出場者と声を交わしたくて少しスピードを上げて追いつき、「ありがとうございます!」と言って、握手をしたのだった。
世界と戦ったことのある人のパワーをいただきたかったのである。

そこから柾谷小路に向かって走っている時、このブログでちょくちょく紹介している、いつもRUNの大会で一緒になるSNさんとすれ違った。
彼は、私と違って、フルマラソンの経験も多い。
ハイタッチしながら、彼とは1kmくらい差をつけられているなあと思った。
でも、敵は彼ではない。
自分の中にいる、自分の気持ちだ。

やがて、折り返し。
ポケットに入れた携帯のカメラのレンズは、汗でくもっていた。


そこから萬代橋の近くで、ファンランともう一度数十メートル混じって走る。
その分かれ道に今度は、シドニー・アテネ2大会のオリンピックに出場した大島めぐみさんが立って励ましてくれていたので、ここもハイタッチ。
「ありがとうございます!」

川沿いに進んだ後、やがて道は、新潟みなとトンネルへ。
今年は、往路と復路とで通るトンネルが違う。

これはありがたい。
おかげで、去年のようなトンネル内での熱気や蒸し暑さを感じずにすんだ。
それでも、トンネルを出ると風が涼しく感じられた。

まもなく、最初の「給食所」。
うっかり、バナナを食べそこない、オレンジだけいただいた。
そして、2つ目の折り返し点へ。
おお、ここの折り返しは、3月の新潟ハーフマラソンでも見た、あの「越乃寒梅」ではないか!

走っている今は、酒なんぞ飲みたくないぞ。
そう思いつつ、復路側のトンネルを淡々と行く。
トンネルを出たところが、19km。
そして、海岸沿いの道を行く。
5年前に強制収容された懐かしい景色も目にしながら、先に向かう。
20kmまでは、自分が決めた目標タイムでおおよそ走れていた。
⑪5分57秒 ⑫6分15秒 ⑬6分5秒 ⑭5分59秒 ⑮6分15秒 ⑯6分10秒 ⑰6分18秒 ⑱6分3秒 ⑲6分11秒 ⑳6分15秒(いずれも各1kmのラップタイム)

ここから30kmまでの目標タイムは、6分30秒まで下がってもOK!
そんな気持ちを強くして、海岸沿いの道を進んで行った。
トンネルを出てから、また陽射しが強くなっていたが、木陰があれば木陰を選んで走った。
そろそろ歩くランナーも目にするようになってきた。

私は、30kmから先を走るために走っているんだ。
まだ20kmと少しでしかない、まだまだ普通に走れる、と自分を励ましながら走っていた。
そして、時折多少のアップダウンがあったが、まだまだ走れる、と力まないようにしながら前に進んだ。この頃は、もう、朝に股関節や付近の筋肉が痛かったことは、すっかり気にならなくなっていた。

関屋分水を渡り、26km付近で息子とすれ違った。
息子は、30km付近だから、もう4kmも離されている。
息子の今回の目標だった「サブ4」、4時間切りに順調だな、私もがんばらなくては、と思った。

2kmほど松林沿いの国道402号を行き、戻ってくる。
去年は、ここで走る力がなくなった。
初マラソンの時には、ここでは歩くしかできなくなっていた。
そんな苦い思い出を払拭するように、「今年はまだ走れる!」と余裕を持とうと努めていた。
そして、タイムも結構、思い描いた通りとなっていた。
㉑5分51秒 ㉒6分19秒 ㉓6分26秒 ㉔6分1秒 ㉕6分2秒 ㉖6分13秒 ㉗6分8秒㉘6分45秒 ㉙6分16秒 ㉚6分38秒

ただ、間違いなく体は動かなくなってきていた。
ダメージが、たまってきていた。
コメント
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