マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

They make a fight.

2015年08月31日 | 散歩写真





「ドスン」と音がしたと同時に、地面を通じて大きな振動が伝わってきました。

新発田祭りの華といえば「新発田台輪」です。
台輪と言うのは一種の屋台なのですが、台輪の引き手が台輪の前輪を持ち上げては下ろす「あおり」という動作を繰り返すのが新発田台輪の特徴です。
「ドスン」という音と振動は、台輪をあおった結果ですが、映像で見たことはあるのですが、実物は迫力が全然違いました。

新発田諏訪神社を参拝して、夜店をひやかしたあと、夕方まで待って諏訪神社へ奉納されていた台輪(合計6台)が各町内へ戻る「帰り台輪」を見学しました。
神社境内に勢揃いしていた台輪は、各町内の引き手が神社拝殿でお祓いを受けた後、順次あおりをしながら境内を後にします。
夕方6時頃、神社境内は帰り台輪を見ようという人たちで埋め尽くされます。
そして、1台ごとにあおりをして、観客から拍手喝采を受けて境内を出ると、さらに神社前の門であおりを披露して、各町内へ戻って行きます。

実は、ここで単純に各町内へ戻る訳ではありません。
「帰り台輪」は「けんか台輪」呼ばれていて、新発田市中心街の四つ角で前の台輪を追い越そうとして、「あおり」と「もみあい」が始まります、これが祭りの華です。
四つ角の「もみあい」は時間の関係で、今回は見学を見送りました、実に残念です。
それでも、神社境内のあおりと、ちょっとしたもみあいで、雰囲気は味わえました。

余談ですが、先日訪れた旧小須戸町でも「小須戸喧嘩燈籠まつり」が開催されます。
小須戸の町屋を見学した時にボランティアの方が、小須戸の燈籠まつりの元は、京都から持ってきた優雅な祭りだったそうですが、その後どういう訳か「喧嘩」祭りに変身したそうです。
ボランティアの方の話だと、新発田藩の領地はどういう訳か祭りに喧嘩がつきものなのだそうです。
これって、地域特性なのでしょうかね。

写真は、夕方から夜にかけて撮影したので、途中からはISOをアップしてもシャッタースピードが稼げないために、被写体ブレブレ状態になりました。
でも、それが逆に動感を感じさせると、自画自賛しています。

来年は、四つ角の華を見たいものだと思っています。
















コメント
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