癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

鳥さんの診療第一号

2013年04月09日 | 動物医療
お顔を切り取って恐縮ですが、鳥さんの診療第1号の患者さんです。
お電話を頂いて、「セキセイインコの目がおかしいのですが、診てもらえますか?」とのこと。
「だっ、大丈夫です」とお答えして、程なく来院されました。

診察にあたっては、まず保温してからなので、急きょ購入した「スタンド」と「計量機」で臨みました。
体重21gでぎりぎりの体重。年齢も10歳と高齢ですので仕方ないですが、沈鬱状態で毛を膨らませ、斜頸で左目はつぶってはいますが異常は認めませんでした。

お話を聞きながら、保温しているうちに少し元気がでてきましたので、一音点眼して口から温めた5%ブドウ糖を補液したところ帰る頃にはすっかり元気になり、かごの天井にぶら下がっていました。

笑顔で喜ぶ飼い主さんを見て、私も嬉しかったです。
診療料金はほんの少し頂きました。
鳥さんからそんなにお金は頂けないのです。
私自身が鳥が大好きで、お子さんが同行していてお子さんの希望で病院に来られた背景を考えると何となく、お金をそんなに取れないと感じてしまいました。
でも、利益以上のものを得た気がします。
何せ、鳥さんの診療第一号ですし・・・