想憲美茶

くだらないですよ、ホントに。

人の事言えない…

2009-12-03 01:35:05 | ロバの耳
よく「娘が毒舌」と話をしているのだが、
実は自分もそうだったりする。
看護学校の同期には、よく
「悪意がない分、悪質」
と言われたものだ。

自分で言うのも何だが、
職業柄、言葉を選びながら会話をするようにしている。
だから、逆に言うと何も考えないでポッと出た言葉がキツかったりする訳で…。
と、正当化したりして。


そんな自分の中で、忘れられない出来事がある。

以前の職場。
交通事故で足の骨を折ってしまった患者がいた(20代男性だったかな…)。
手術日まで「牽引」と言って、
重りで足を引っ張って、ズレないようにする処置?(確か。自信無し)をしていた。
こうしていると、ベット上の安静で自分では動けないなど、
かなりの行動制限があるのだが、痛みは少ないようだ。

ある日、検査の為に移動が必要になった。
通常は、看護師2人いれば、どうにか患者をストレッチャ-へ移動出来るのだが、
牽引している人に対しては、
移動時に牽引を外す分、同じような状態を保つ為、
足を引っ張る人を必要とし、更に振動に対する痛みを減らすため、
スタッフ8人とかで、そーっと移動をする。

その際、私も一員だった。

スタンバイし、誰からともなく掛け声をし
患者が痛みを伴わない様、細心の注意をはらい、
慎重にストレッチャ-へ移動させる。

しかし、やっぱり痛いのだよ。
その男性は、あまりの痛さに、
「痛い!痛い!折れる!折れるぅ~!」
と声をあげた。

私はついポロッと
「いや、もう折れてるから…。」
と、言っちまったんだな、これが…。

本人もたまらず苦笑い。
周りのスタッフも釣られて
「だよね~。」と。

悪気はなかったとは言え、不適切な言動に
未だに申し訳なかったと反省しています。
(もちろん、その時も謝ったよ。)

大事にはならなかったけど、言葉の影響力って大きいから
慎重にしないといけないんだけと、
ポロッとでちゃうのに対しては、どうしたらいのか、
ある意味、永遠のテーマである。