その日は朝から冷たい雨だった。
自分の長靴を履いて傘をさす事に、ちょっぴり大人になった感じがするのか、嬉しそうな娘。
保育園へ行く時の事だ。
小柄な娘は、小さな傘を小さな2つの手で握っている。
風の強い日はその傘に煽られて転んでしまう事も…。
雨の日はいつも以上に気を配る。
持つだけの傘は、大人から見たら意味がない。
髪の毛や洋服が濡れないように、こっそり傘の向きを変えてあげる。
狭い道なのに車が時々通る。
本当だったら、手をしっかり繋いでいたい。
でも娘は片手で傘を持つ事がまだ出来ない。
ところが逆に、荷物の多い月曜日の雨の日に「抱っこ」とせがまれる事も。
娘を抱っこし、沢山の荷物を持ち、娘が濡れないように傘をさす。
こんな大変な事はない。
妊婦の時は、さすがに辛かった。
だからやっぱり、雨の日は好きになれない。
余計に疲れる…。
その日はお迎えに行く頃になると、雨は止んだ。
ホッとする。
帰り際に娘がこう言った。
「雨って好きぃ~」
私は耳を疑い、
「えー、なんで?濡れるし嫌じゃない?」
すると娘は
「だって、雨は友達だよ」
なんて素敵な事をいうのだろうか…。
実際はボランティアで来てくれている[ばぁば先生](70才代の女性。とても穏やかで、娘をはじめ園児に大人気)が、そう話してくれたそうだ。
「雨は友達。だから好き」
そう考えると、雨の日も満更ではない。
3才の娘に考えさせられた瞬間だった。
自分の長靴を履いて傘をさす事に、ちょっぴり大人になった感じがするのか、嬉しそうな娘。
保育園へ行く時の事だ。
小柄な娘は、小さな傘を小さな2つの手で握っている。
風の強い日はその傘に煽られて転んでしまう事も…。
雨の日はいつも以上に気を配る。
持つだけの傘は、大人から見たら意味がない。
髪の毛や洋服が濡れないように、こっそり傘の向きを変えてあげる。
狭い道なのに車が時々通る。
本当だったら、手をしっかり繋いでいたい。
でも娘は片手で傘を持つ事がまだ出来ない。
ところが逆に、荷物の多い月曜日の雨の日に「抱っこ」とせがまれる事も。
娘を抱っこし、沢山の荷物を持ち、娘が濡れないように傘をさす。
こんな大変な事はない。
妊婦の時は、さすがに辛かった。
だからやっぱり、雨の日は好きになれない。
余計に疲れる…。
その日はお迎えに行く頃になると、雨は止んだ。
ホッとする。
帰り際に娘がこう言った。
「雨って好きぃ~」
私は耳を疑い、
「えー、なんで?濡れるし嫌じゃない?」
すると娘は
「だって、雨は友達だよ」
なんて素敵な事をいうのだろうか…。
実際はボランティアで来てくれている[ばぁば先生](70才代の女性。とても穏やかで、娘をはじめ園児に大人気)が、そう話してくれたそうだ。
「雨は友達。だから好き」
そう考えると、雨の日も満更ではない。
3才の娘に考えさせられた瞬間だった。