●イライラ…

アクアビーズという、女児用の玩具（？）がある。
BB弾（懐かしい…）みたいなのを使うんだけども。

BB弾を知っている人は、想像つくであろうが
かなり小さな代物だ。
よって、
テツが間違えて口にしないよう、
テツがいる時は遊ばない約束を
マチと交わしている。

しかし、
何故かその日は、テツの前で遊び始めた。

テツが興味津々となり、触るのは目に見えた。
幸い、口にする事はなかったが、
小さな入れ物に移したアクアビーズ達は、
入れ物ごとテツの手に。

テツは、これみよがしにその入れ物を
ブンブン振り回す。
散らばるビーズ達…。

私はマチに片付けるよう話しながら
ビーズ達を集めた。

ところがマチは知らんぷり。
集めたビーズは、またテツの手に。
また散らばる…。

私はたまらず、
「もーっ！何回言ったらわかるのっ！！」
と叱った。
マチは飄々と


「２回…。」


キ～ッ！！
確かに２回サっ！
マチは続ける。


「何回言うの？」


今回も惨敗である。