想憲美茶

くだらないですよ、ホントに。

「出来る限り在宅で」の意味

2012-03-01 22:55:11 | ロバの耳

なーんて、
大そうなタイトルを付けてしまったが、
多分、内容は薄っぺらいのよ。

あら?いつも失礼致しました(笑)


病気になって、余命のおおよそがわかってしまった時。

医療者はもちろん、ご本人やご家族の要望で
「出来る限り、お家で過ごさせたい。」
という事がある。

その際はケアマネージャーやMSW(医療相談員)が介入し、
往診医や訪問看護師、介護支援等のネットワークを整える。
病院受診や入院する負担を極力回避出来るように。

でもね、実際はそうもいかないんだ。
もちろん、上手く皆が関われ、患者本人の要望に添える形で
なく
なっていく事もあると思う。
けど、それは一部なんじやないかと思う。

それは
周りでお世話しながら見守る家族が、
ギリギリになると怖くなってしまうらしい。

当然だと思う。

目の前で家族が弱っていく姿を目の当たりにする。
家でなくなったらどうしよう、とか、
自分達のせいになってしまうんじゃないか、
って不安になるんだと思う。


だから、何かあるとすぐに病院に診察に連れて来る。
医者としては、当然の経過で、
検索データー等悪いに決っている。

患者本人が話が出来て、動けているうちは(何かしらの症状があったとしても)
入院は考えない。

入院しても点滴するくらい。
点滴だけなら往診医に指示を貰い、訪問看護師が実施出来る。

在宅可能なのだ。

何が言いたいのかというと、
ギリギリまでお家で、って
軽々しく言うのはあまり良くないんじゃないかって。

それを選択した家族は、相当の覚悟が必要なんじゃないかって。

そんなこと想像できないかもしれないけど、
それが現実。
覚悟をしても、そんな状況になった時
冷静に対応できるかどうかはわからない。

在宅で。

なんかね、軽々しく言っちゃいけないと感じたんだ。