想憲美茶

くだらないですよ、ホントに。

便利屋さん

2009-01-21 20:38:13 | Weblog
夕方のニュースの一部で、
便利屋さんの現状を取材(?)したのを流していた。

その中で気になったのが、  [作文代理]。

その名の通り、依頼者から内容を言われ、
それについて便利屋さんが作文を書くのだ。

その依頼者は小学生を子に持つ母親。
内容は「親からみた子供」だったかなぁ…。(←さっき見たのに忘れている)

依頼料は1万3千円だったかなぁ。(←これも定かではない)

その母親も、依頼料を聞いて「高い!」と思ったらしいが、
背に腹はかえられず、「セーター1枚買ったと思って…」
依頼したそうだ。

そんなに高いセーターを買っているのかい?
と、突っ込みを入れたが、他にも突っ込みどころ満載。

どんなに文を書くのが下手でも苦手でも
子どもの為に一生懸命になるのが親ではないのか?

私から見たら、一種の育児放棄だと思う。

その母親は最後に
「みんな、本当に(自分で)書いているのかしら?」
と言っていた。

これにはビックリ。
自分を正当化しようとしているのだ。
例え、子供本人や旦那にも内緒でも、
結局それはウソをついている事だし。
良心の呵責はないのだろうか?

人それぞれだけど、あぁはなりたくない。


余談だが、
私は逆に依頼された事がある。

それは15年くらい前、
弟が今の職場に入職した際の「研修を終えて」と言うような内容の文だ。

文を書くのが苦手な弟を見かねた母は、
私に「書いてあげたら?」と言ったのだ。

文を書くのは嫌いではないし、適当な私は
「いーよー」と、承諾する。

そして、研修の内容、その時の感想を
事細かに弟から聞き出し、サクサクッと文章に。
更にずるがしこい私は、レポート用紙はA罫(行数が少ない)、
なるべく大きな字で幅を稼ぐという指示まで出す。

文才がある訳ではないので、研修レポートに目を通す担当者の
心を鷲掴みにはできないが、まぁいいだろう。

今思えば、そこで13000円貰えたのである…。

いやいや、さすがにそんなことはしないわよ。
逆に今は弟におんぶに抱っこ。
苦手な機械関係、PC関係、車の事、電車の事、
様々なことで世話になっている。
あ、娘の遊び相手にもなってくれているんだった…。

レポートを書いた恩は、
だいぶ昔に返されており、むしろ、私が多大なる恩返しをしなければならないのだ。

えへへ。
でも、そんな弟は、私の便利屋さん。(←これは失敬だろ!!)

Sさんちのおばぁちゃん

2009-01-21 08:50:28 | Weblog
お向かいのSさんちは地主さん。
我が家のアパートも、元はSさんちの土地だったようだ。

不動産屋に
「元々、お向かいのSさんちの土地だったけど、
大家さんではないから、挨拶はいらないですよ。」
と、言われていた。

ある日、車で出掛けようとすると、
Sおばぁちゃんが出て来て、
(アパートの)庭の枝が伸びてるから
剪定頼んだから、伝えておくよ。
と教えてくれた。

また違う日、車を出そうとするとまたSおばぁちゃんが。
今度は正月に玄関に貼る[賀正]と書いてある
紙を渡された。

実は個人的に、Sおばぁちゃんは取っ付きにくい印象。
しかも、近所の子供に大きな声で怒っているのを(実際はただの注意だが)聞いてしまい、怖い。

家から出て来て、こちらに向かってくると、
何か怒られるんじゃないかと、
ドキドキ、びくびくしてしまう。
これは勝手に私が思っている事だ。

旦那に話をすると、
「枝の剪定も、ふつうは不動産屋から連絡入るでしょ?
入っていないのは、もしかしたら、
Sさんのポケットマネーだからなんじゃない?」
と…。

はっ!
そうか。そうかも。

大家さんと言っていないのは、
居住者に気を使わせない為の
配慮かもしれない…。
でも、ちゃんとアパートの事を気にかけてくれているのだ。

いや、もちろん、実際は優しいおばぁちゃんなんだと思う。
いろいろな行事毎に、独立した子供達が孫を連れて来て
大勢が集まっている事がある。

きっと、Sおばぁちゃんの人柄が物を言っているのだろう。
性格に問題のある人の所には、人は集まらないだろうし。(たぶん…。)

また別の日、車で出掛けようとすると、
またおばぁちゃんが出て来て
旦那が用がある為、
置きっぱなしにしていた車を
そこでは邪魔だから、
空きがあるアパートの駐車場に一時的に停めていいよ、
と伝えに来たのだ。


しかし、何故こうもタイミングよく
出て来るのか?

私はある共通点を見出だす。
それは[車]だ。

私の車は、ちょっぴりマフラーが太い。
周りは私道で袋小路。
住宅街だし、静か。

そう。
エンジン音を聞き分け、
やってくるのだ。

それに気付いた私は、
Sおばぁちゃんは、優しくて、思いやりがあって、
決して怖くないのに、
車を乗るたびにまた出て来て、
何か言われるんじゃないかと
やっぱりドキドキ、びくびくしている。