思い立ったその時に…

とあるマンションから綴っています。~ desde 2006 , en Fukuoka ~

ポーランドからマドリードへ

2015年08月15日 | ◆15 ポーランドの旅
ポーランドへの家族旅行も残すところはスペイン・マドリードへ帰ること。
新しいターミナルビルになったワルシャワ・ショパン空港から出発です。

 

この空港もそうですが、ポーランドの建物は、想像以上にきれいれ清潔な建物が多かったです。
子供連れの旅行者としては、たいへん有難いですよね。旅行の印象もよいですし…。

 

帰りも、行きと同じようにルフトハンザ航空を利用。客室乗務員から子供に、マスコットをいただきました。

 

帰路はフランクフルト空港で乗継ぎです。

フランクフルト空港は、ドイツ最大の空港であり、立派なハブ空港でもあります。
広大な敷地に、駐機場、エプロンがたくさんあり、ルフトハンザ航空機はもとより、世界各国の旅客機が並んでいます。
見ていて飽きません…。
中でも、初めて生で見たエアバス380が数機横に並ぶ姿は圧巻でした!
日本から退役したB747も、ルフトハンザではまだまだ現役のようですし…。

そして、マドリード行きの飛行機の乗り換え…。エアバス380よりちっちゃい飛行機でした。
スペインの首都に向かうのに、飛行機までバスで送られ、タラップで乗り込む…。
何だか微妙な気分でしたが、飛行機を間近に見られるのはありがたいです。

 

マドリードへ向かう便は夕刻だったため、夕食付。メニューはチリソースが付いたご飯(写真のピントが合っていませんね)。
とはいっても、夏のマドリードは、夜の9時過ぎでも明るいので、明るい中の夕食です。
そして、フランクフルトから揺られること2時間半。赤褐色の大地が見えると間もなくマドリード着です。

 

あっという間の5泊6日、ポーランドへの家族旅行でした。
行ってみないと分からない街の雰囲気、人々の温かさ、食べ物の美味しさ…。充実した6日間でした。
スペインからも日本からも近ければ、もっと行ってみたい、学んでみたいと思うポーランドでした。

ポーランドへ行った記念に、ポーランドカラーのステッカーと、ポーランド航空の飛行機モデルを購入してきました。

ポーランド・あれこれ

2015年08月14日 | ◆15 ポーランドの旅
 
ポーランド国旗は上下2色の色遣い。上段が白で、下段が赤。
この2色のツートン、スポーツ競技のポーランド代表ユニホーム等でも使用されていますよね。
道路標識に描かれたヒトの姿も面白いです。“棒人間”に近いですが、一目見て、伝えたいことが分かります。


 
たばこ屋というか「KIOSK」。街角でよく見掛けました。たばこ、飲料水、雑誌、新聞、電車・バスチケットなどが買えます。便利です。
コンビニがありました。24時間ではありませんが、早朝から夜遅くまで開いています。品揃えも豊富です。スペインにもあったらなあ…。


 
郵便ポストの色は赤でした。
クラクフで見かけたパトカー。シルバー地に青いラインと青色灯。警官と併せてよく見掛けました。治安の強化でしょうか。


 
マンホールなどの蓋。ついつい見てしまいます。左がワルシャワで、右がクラクフです。


 
ポーランド国内にももちろんプロサッカーリーグがあります。あまり馴染がありませんが…。
ワルシャワには、「レギア・ワルシャワ」という強豪チームがあります。
自転車競技も盛んです。年に1度、8月初旬に「ツール・ド・ポローニュ」という自転車ロードレース大会が行われています。
今年は7ステージ制で、ワルシャワをスタートし、ゴール地点はクラクフの中央広場でした。

ポーランドのビール

2015年08月13日 | ◆15 ポーランドの旅

旅行時の個人的な楽しみ。その一つはご当地のビールを飲むこと。
ポーランドビールといってもあまりピンときませんが、この国も堂々とした歴史あるビール大国。
街の至る所で日中からビールを飲む人々を見掛けました。

 

[左]ZYWIEC・ジヴィエッツのテント(このロゴ、よく見掛けました。)  [右]ジヴィエッツの瓶(後から苦味が感じられ、美味しいです。)

 
[左]ОKОCIМ・オコチム(歴史あるビールです。デザインも可愛いです。)  [右]TYSKYE・ティスキエ(こちらもメジャーです。深い味わいで好みです。)

この他にも驚くほど数多くの銘柄がありました。
一口にビールとはいっても、国々、地方で気候が異なり、醸造法が異なります。
風味、色、口当たり、アルコール度数なども、その国に合わせたものになります。

これまで飲んだことがなかったポーランドビール。
その一端に触れましたが、「美味い!」と感じるビールが多かったです。

クラクフ観光 急ぎ足の観光に…

2015年08月12日 | ◆15 ポーランドの旅
かつて栄えたポーランド王国の都クラクフ。
ポーランド王国の偉大さ、雰囲気を感じるには、ぴったりの町です。
ワルシャワも人が多いですが、クラクフも人の多さ、賑やかさは負けていません。

旧市街を中心に、主な観光地はコンパクトにまとまっていますので、徒歩でも十分です。
途中、トラム(路面電車)を利用するのもよいかと思います。

残念ながら、我が家の観光は、正味1日程度の観光でしたので、急ぎ足で回りました。

 

[左]トラム(古い街並みによく合います。便利です。)  [右]フロリアンスカ門(旧市街への入り口です。堂々としています。)

 

[左]フロリアンスカ通り  [右]リネク・グウヴヌィ(中央広場・ヨーロッパ最大の広場だそうです。旧市庁舎塔も見えます。)

 

[左]聖マリア教会(ここの聖壇は国宝です。)  [右]ヴァヴェル城(旧市街の南端にあります。歴代ポーランド国王の居城でもありました。)

急ぎ足で見るにはたいへんもったいない町でした。
ワルシャワとは異なる時期での深い歴史を感じる町です。どこを眺めても美しさを感じました。

アウシュヴィッツ・ビルケナウ

2015年08月11日 | ◆15 ポーランドの旅
ポーランドへの家族旅行のメインの一つとも言える目的地。
第二次世界大戦中に起こった出来事の一つとして、どうしてもこの目で見て、感じてみたかった場所です。

「国立博物館 アウシュヴィッツ・ビルケナウ オシフィエンチム」購入した日本語パンフレットの表紙にはそのように記されています。

ここは、第二次世界大戦中、ナチス・ドイツが占領した国々の人々…、政治犯、ユダヤ人、軍の捕虜などを強制的に収容し、大量虐殺を図った場所として知られています。

我が家が訪ねた日も、終日、訪問者が絶えない感じでした。

以下、クラクフからこの地への行き方等を整理してみました。

 

クラクフからはバスで向かいました。前日、バスセンターにてバスの予約をしました。
バスの所要時間は2時間半ほど。結構、遠く感じます。到着すると、博物館への案内板等が立っています。

 

まずは、アウシュビッツ収容所Ⅰの見学からです。
朝早く、または、夕方は自由に見学ができますが、データイムはガイドツアーに申し込んでの入場となります。
ポーランド語、英語、スペイン語、イタリア語などの言語から選びます。
ガイドの方の説明のもと、博物館内(収容所跡)を1時間半ほど見て回ります。

 

ガイドの説明後は、引き続きアウシュビッツ収容所Ⅰを見学してもよいですし、
そこから離れたところにあるアウシュビッツ収容所Ⅱ(ビルケナウ)に移動し(無料シャトルバスあり)、見学する形でもよいです。

とにかくたいへん広い博物館(収容所跡)です。じっくり見ようと思えば、数日はかかるほどの施設跡、資料の多さです。
見学するうちに、言葉数が少なくなり、胸が痛くなるほどでした。

一路、クラクフへ

2015年08月10日 | ◆15 ポーランドの旅
ポーランド南部にある古都クラクフへ。ワルシャワから南へ300km。
飛行機で移動するという方法もありますが、我が家は、ポーランド国鉄自慢の高速列車EIC(Express Inter City)PREMIUMを利用。

クラクフまで2時間半、最高時速250kmでほぼノンストップの旅。車両は大変新しく、車内は綺麗で快適です。
2等車に乗りましたが、ゆったりとした2人掛けの座席で、乗車早々、ドリンクサービスが無料でありました。
オススメですよ。

 
[左]2等車の車内  [右]乗車券(事前にネットで購入・プリントアウトしたものを持参で大丈夫)

 
[左]EICの先頭車両(フランスの鉄道メーカー製) [右]EICの乗車の様子

 
[左]クラクフ中央駅のホーム  [右]ショッピングモールが併設されたクラクフ中央駅


ショパンの生家へ

2015年08月09日 | ◆15 ポーランドの旅
ワルシャワから西へ50kmほど離れた町 Sochaczew (ソハチェフ)というところに
ポーランドが生んだ偉大なる音楽家ショパンが生まれた家があるというので、鉄道を利用して行ってみました。

どちらかというと、個人的には、ショパンよりも鉄道が好きです…。知らない国の鉄道に乗る…、結構楽しいですし、勇気も要ります。

ソハチェフへはワルシャワ中央駅から特急列車で向かいます。
ワルシャワ中央駅のホームの感じは大変近代的です。そこに、年代を感じる客車つきの特急列車が到着。

 
[左]ワルシャワ中央駅のホーム  [右]客車で構成される列車(“2”は2等車という意味です)

切符はワルシャワ中央駅の切符売り場で購入。家族全員分が1枚の切符です。
客車は対面式6人掛けのコンパートメントタイプ。エアコンが無く、窓を開けて暑さを凌ぎます。
行きはカップル連れと相席、帰りは家族で貸し切り。誰と相席になるか、6人掛けはドキドキでした。

 
[左]ソハチェフへ向かう切符(切符売り場の窓口で購入できます)  [右]6人掛けのコンパートメント

そして、ワルシャワから列車に揺られること30分。
のどかな田園風景を駆け抜けた列車は、静かな田舎町ソハチェフに到着しました。

 
[左]客車の通路  [右]ソハチェフのホーム

「ソハチェフ駅からショパンの生家までは市バスを利用…」とガイドブックに書いてありますが、
その肝心のバスの本数が1時間に1本もありません。しかも、駅前に楽しめるような場所もないので、思い切ってタクシーを利用。

実はこのタクシーの選択が、今回の家族旅行のよい思い出ともなりました…。

老練のタクシーのおじちゃん。恐らく、この町で長く暮らす生粋のポーランドの方でしょう。
ボロボロになったVWパサートをのんびりと操り、ショパンの生家まで往復、我が家をお世話してくれました。
車内ではどこか懐かしさを感じるポーランドの歌謡曲?!を流してくれたり、
粋な計らいで、ポーランドの帽子を被って運転してくれたりもしました。

ちなみにショパンの生家はこんな感じです…。きれいに整備されていました。
 
[左]ショパンの生家(受付・ショップなどが入る建物)  [右]ショパンの生家(こちらが本物)

ワルシャワ観光⑤ショパンのことも

2015年08月08日 | ◆15 ポーランドの旅
ポーランドを代表する有名人。ワルシャワに空港の名前にもなっているフレデリック・ショパン。
少しだけ触れてみます…。

ショパンはワルシャワ生まれではありませんが、幼い頃、ワルシャワにて公開演奏。
若い頃、ワルシャワ音楽院で学び、その後、ウイーン、パリへと活動の拠点を移していくようです。
ピアニストとして、また、作曲家としての礎をポーランド・ワルシャワで築いた…、
ということで、ワルシャワにもショパンに関わるものが数多くあります。

まずは、ショパンの代表的な曲が流れるベンチ。市内の至る所に在りました。
ボタンを押すと曲が流れる仕組みです。

ショパン博物館もあります。
ショパンに関する生涯、手がけた楽曲、関わる人々、品々など、充実していました。

 
[左]ショパンの曲が流れるベンチ  [右]ショパン博物館

ワジェンキ公園内には有名なショパン像があります。NHKの番組「名曲アルバム」で見たことありです。想像以上に大きい像です。
ちなみにそのワジェンキ公園は、国王の避暑のために整備された公園で、
大変広く、深く?!、公園から抜け出すのに大変でした…?!

 
[左]ワジェンキ公園にあるショパン像  [右]ワジェンキ宮殿(水上宮殿)

以上のような感じでワルシャワ市内観光が終了です。
いよいよワルシャワを離れますが、まだまだポーランド家族旅行は続きます…。

ワルシャワ観光④新世界通り~クラクフ郊外通り 少し離れると

2015年08月07日 | ◆15 ポーランドの旅
通りを離れても見どころはたくさんあります。

我が家が目指したのは国立オペラ劇場の裏手を通り過ぎたところにある「サスキ公園」。
木々や花々に囲まれ、広々とした公園ですが、ここで目に留めたかったのが、「無名戦死の墓」とその墓を見守る2名の衛兵。
ポーランドのために命を落としていった兵士が祀られていて、そこには常時、衛兵が2名立っています。
この日はたいへん暑い日でしたが、微動だにしない兵士。そして、別の衛兵2名と交代する式まで見られました。

 
[左]サスキ公園  [右]無名戦士の墓と衛兵

また、旧市街の北側には、市街地が壁で囲まれていたことを示す城壁や城門(「バルバカン」)が残されています。
監視台や堀跡など、敵からの侵入を防ぐための名残が感じられます。

さらに、少し離れたところには「ワルシャワ蜂起記念碑」があります。
ここもワルシャワでの戦争の悲劇に触れる上では欠かせないところです。

 
[左]バルバカン  [右]ワルシャワ蜂起記念碑

こうやって見てくると、賑やかさの中に、今も尚、避けては通れないポーランド・ワルシャワの深く悲しい歴史があります。
この家族旅行では、建物・記念碑などを見て回るだけでしたが、時間が許せば、歴史博物館等にも訪れ、見識を深めたいところではありました。

ワルシャワ観光③新世界通り~クラクフ郊外通り 続き

2015年08月06日 | ◆15 ポーランドの旅
通りをさらに歩いて行くと、広場に行きつきます。レンガ色の大きな建物、王宮と、そのまえに広がる広場です。
座って会話をする人、楽器を演奏する人、写真を撮る人など、様々な人が行き交い、大変賑やかです。
しばらくじっとしていても、ワルシャワに空気が十分に堪能でき、素敵な空間です。
個人的には、遠くに国立競技場が見えたのも嬉しかったですが…。

 
[左]王宮と広場  [右]国立競技場

この王宮から先は旧市街に入ります。狭い路地が入り組み、所狭しと飲食店、土産物店、商店が建ち並んでいます。
これまで歩いて来た通りから一転、町の雰囲気が変わります。
ヨーロッパに来て思うのは、旧市街と新市街の違い。それぞれに“顔”があって面白いです。

 
[左]旧市街の通り  [右]旧市街広場 

ワルシャワの旧市街といえば広場です。人魚姫の像を中心に広場が広がり、四方を可愛らしく細長い建物が囲んでいます。
この旧市街地は、第2次世界大戦中に空襲や破壊等で甚大な被害を受け、
その後のワルシャワ市民の尽力により、町並、王宮などが、当時のままに再現されたことでも知られています。