思い立ったその時に…

とあるマンションから綴っています。~ desde 2006 , en Fukuoka ~

ビトリア

2015年08月27日 | ◇15 バスク地方の旅
バスク地方への旅行の最後はビトリア(◆)。マドリードに帰る途中、少しだけ立ち寄ってみました。

 

町の名前は聞いたことがありますが、どういうことで知られているのか、正直分かりませんでした…。
勉強不足ですが、この町はバスク自治州の州都。州議会や首長官邸が置かれている町だそうです。
観光地というよりも政治が行なわれている町ということですね。静かで落ち着いた町でした。

また、トランプの産地としても知られているそうです。

 

左の写真はビルヘン・ブランカ広場。広場自体が斜面になっていて、見た目がたいへん広く感じられました。
右の写真はスペイン広場。「バスクにありながらスペインを名乗ってよいのか…」と思ったりもしましたが、
広場の名前をつける際の決まりなどがあれば知りたいものです。

 

ということで、2泊3日のバスク地方への家族旅行がおしまい。
高速道路をひたすら南下し、無事にマドリードの自宅へ帰り着きました。

普段生活しているマドリードや、これまで行ったことがあるラ・マンチャ州やレオン州とはまた異なる雰囲気のバスク。
建物の雰囲気、人々の様子、言葉など、実際に触れたことで感じたことがたくさんありました。

日本以上に地方色が濃いといわれるスペイン。得るものがたくさんあります。

ゲルニカ

2015年08月26日 | ◇15 バスク地方の旅
「ゲルニカ」といえば、ピカソが描いた絵画が有名ですよね。もとは町の名前です。
名画の舞台ともなった町の雰囲気を見てみたくて、訪れました。

 

ゲルニカ(◆)はビルバオから車で40分程。こぢんまりとした町です。
ゲルニカ平和博物館には、「ゲルニカ」のレプリカが展示されています。スペイン内戦中のゲルニカでの空襲の歴史に触れることができます。

 

左の写真は、市庁舎の前にあるフォル広場。町の中心部とはいえ、人気が少なく、改めてこの町の小ささを感じました。
右の写真は、バスク議事堂。現在もバスク自治州ビスカヤ県の議会がここで開かれているようです。
議事堂内は無料で見学ができ、歴史を感じさせる議場や大広間(?)は見応えがありました。

 

議事堂の外には「ゲルニカの木」とも呼ばれる樫の木があり、この町のシンボルにもなっているそうです。
今は、木を囲って大切に保存されています…。
そして、ゲルニカのパン屋さんでいただいたお菓子。サービスでいただきました。
スペインでよく見掛けるアーモンドの粉で作った焼き菓子で、素朴な味がして、美味しくいただきました。

ビスカヤ橋

2015年08月25日 | ◇15 バスク地方の旅
ビルバオから少し離れた町にある世界遺産「ビスカヤ橋」。19世紀末に完成した運搬橋です。
組まれた鉄の色を見ると、歴史を感じさせます。

 
 

この橋は構造が面白く、川の両側に建つ2本の鉄塔から橋桁が掛かり、橋桁からのびた可動式のワイヤーがゴンドラを吊しています。
そのゴンドラが川の両端を結んで動く仕組みになっています。ゴンドラには人が乗れ、車やバイクなども乗れます。

また、高い位置にある橋桁は、人が通れるようになっています。エレベーターで橋上に上ります。

高所恐怖症の私ですが、橋桁を渡り、ゴンドラにも乗りました。結構、楽しめる橋ですよ。

「模型で作ってみたら面白そうだ…。」なんて思いました。

サン・フアン・デ・ガステルガチェ

2015年08月24日 | ◇15 バスク地方の旅
今回の旅行の目玉。ガイドブックにはあまり紹介されていませんが、絶景の場所。

「海に浮かぶ教会」「スペインの万里の長城」なんて紹介されているところです。

とにかく素晴らしい景色でした。オススメです!

 

場所は、ビルバオ市内から東へ車で30~40分のところ。ビスケー湾に浮かぶ島です。
その島は、陸と橋でつながっていて、島の頂上には教会があります。

その教会を目指して、“万里の長城”のような橋を歩いて行きます。

 

この場所最寄りの駐車場から教会までは、片道30分ほどでしょうか。
アップダウンはありますが、山の中を歩き、海が見え、遠くに教会が見えたときは感激ものです。
加えて、橋の両側は海。なかなかこのような場所は見掛けませんよ。

 

教会からは、広い広いビスケー湾が一望できます。その向こうは大西洋。幸せな気分でした。

ビルバオ

2015年08月23日 | ◇15 バスク地方の旅
今回のバスク地方への家族旅行。
バスク地方の中心都市はビルバオですが、残念ながら、市内観光はほとんどできず仕舞い…。
旧市街を少し歩き、有名なグッゲンハイム美術館の横を通り過ぎる感じで終わりました。

町の雰囲気を写真で…。

 

市内には路面電車が走り、ビルバオ川が流れています。
どちらかというと、近くまで山が迫り、狭い中に道路、建物、路面電車、川があり、明らかにマドリードの街並みとは異なります。

 

しかも、その狭い中に、たくさんの人々が集い、賑やかでした。これは想像以上!観光客も多いようです。
歩道には、巡礼の道を示す印が埋め込まれていました。

サン・マメススタジアム

2015年08月22日 | ◇15 バスク地方の旅
ブルゴスから高速道路をさらに北上。スペインの高速道路は果てしなく続く感じです…。
向かう先はビルバオ。高校生の頃、地理の学習で「製鉄業を中心とする工業の街」として習った記憶があるビルバオです。
地図でいうと◆のところで、スペイン北部、バスク自治州の中心都市です。

 

ビルバオでまず向かったのが、サッカースペインリーグ、アスレティック・ビルバオのホームスタジアム。
正式には「サン・マメス・バリア」というそうです。

 

このスタジアムは、建て替わったばかりの新しいスタジアム。
外観、設備、規模などの面から評価が高く、今、注目されているサッカースタジアムの一つに挙げられています。

だから、このスタジアムを見てみたかった…、ということです。
 

残念ながら、スタジアムツアーのようなものは見掛けませんでしたが、
スタジアムの外周を歩いたり、隙間からスタジアム内を覗いたりして、雰囲気を味わいました。

もちろん、オフィシャルショップもあり、記念に今シーズンのレプリカユニフォームを購入しました。
オフィシャルショップの2階からは、ガラス越しにスタジアムの中が見られるようになっていました。

せり上がるようなスタンドで、とても観戦しやすそうなスタジアムでした。(撮影禁止でした…。)

ブルゴス・カテドラル

2015年08月21日 | ◇15 バスク地方の旅
次なる目的地は中世の雰囲気が色濃く残る町、ブルゴス。
ここは、トレド、セビージャと並ぶスペイン3大カテドラル・大聖堂があることで有名です。

ブルゴスの町は下の地図でいうと◆のところ(★はマドリード)。
カテドラルがある旧市街地への入口はサンタ・マリア門というそうです。

 

そのサンタ・マリア門を抜けると目の前にそびえ立つ大聖堂。本当に大きいです。

 

もちろん、このカテドラルは内部が見学できます(有料ですが…)。
大小様々な礼拝堂やステンドグラス、装飾品が見られますが、
個人的に印象的だったのが、このカテドラルの変遷をまとめたコーナー。
完成までに300年以上の歳月を要したようです…。段々と建物が大きくなっていく様が分かります。

 

カテドラル見学の後は、ブルゴスの町を少し散策して、次なる目的地へと向かいました。

サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院

2015年08月20日 | ◇15 バスク地方の旅
この夏、我が家の家族旅行、第2弾!
行き先は、スペイン国内、マドリードから北へ向かってバスク地方まで。
車での旅を2泊3日で行ないました。

まずは、カスティーリャ・イ・レオン州のサント・ドミンゴ・デ・シロス修道院。

場所は、下の地図でいうと、★がマドリード、◆がサント・ドミンゴ・デ・シロス村。

 

マドリードを朝の5時半に出発し、8時過ぎには到着。

この修道院はグレゴリオ聖歌で有名だそうで、朝9時からのミサに間に合わせるために早朝出発を慣行。
無事にミサに間に合い、修道士によるグレゴリオ聖歌を生で聴くことができました。
薄暗い教会の中で響き渡る歌。独特の雰囲気でした。

また、この修道院は、内部の回廊も有名で、細かな彫刻が施された柱の数々に圧倒されました。

 

この町の滞在時間は、わずか3時間。平原を駆け抜け、次なる目的地へと向かいました。

デボ神殿

2015年08月17日 | ★日記
 

マドリードで暮らして1年4か月。デボ神殿にようやく行って来ました。

マドリードを代表する観光地。
ポストカードや写真集には必ずといってよいほど掲載されています。
近くにありすぎて、意外と行かないんですよね…。

このデボ神殿は、もともとは古代エジプトにあった遺跡ですが、
エジプトでのアスワンハイダム建設の際に水没の危機にあったある遺跡の救済のために、
当時のスペイン政府からの援助の返礼として、エジプト政府から贈られたものだそうです…。

ちなみに、この神殿は、2200年前の建物です。
神殿の内部は無料で入ることができ、壁画に描かれた絵や文字を見ることができます。

折り紙展

2015年08月16日 | ★日記
 

マドリードでも日本文化を愛好する人がたくさんいるそうです…。
空手、剣道、漫画、生け花、日本語、漢字など、スペインの皆さんでも取り組んでいます。
日本人以上に熱心な方も数多く、感心します。

そのような中で、今回は、「折り紙展」の様子を覗いてきました。

数々の作品が並べられていましたが、折り紙というよりは、立派な芸術作品でした。
制作は、ほとんどがスペインの皆さん。
驚きながら作品を見て回りました。

そういえば、こちらのデパートの文具売場には、「ORIGAMI」が売っていました…。