思い立ったその時に…

とあるマンションから綴っています。~ desde 2006 , en Fukuoka ~

ベルリンからマドリードへ

2015年10月14日 | ◆15 ドイツの旅
6泊7日のドイツ・ベルリンへの旅行。
念願のドイツへ行くことができたのは喜びでしたが、ベルリンの所々に残る戦争の傷跡を見ると、
決して晴れやかな気分ばかりにはなれませんでした…。

まだまだ旧東ドイツ時代の雰囲気も色濃く残り、また、ベルリンの繁華街に立つだけで、
この町、または、この国が抱える重い課題を感じてしまいました。偉そうなことは言えませんけどね…。

 

上の写真は、アレキサンダープラッツ駅前の広場。
駅、ホテル、デパート、飲食店等に囲まれ、夜遅くまで若者で賑わっていました。世界時計もありました。

 
 

マドリードへの帰路は、ベルリン・ターヘル空港からフランクフルト空港で一度乗り継ぎました。
機内食では、ちょっと贅沢に、ドイツ産の赤ワインを付けて。
そして、ベルリン旅行の記念は、アンペルマンのピンバッジとトートバッグ。

いつものことですが、こうやって家族旅行ができることに感謝。そして、次の家族旅行の機会に向けて、日々、頑張ります。

ポツダムへ

2015年10月13日 | ◆15 ドイツの旅
ベルリンから電車で40分ほどのところにあるポツダム。
日本史だけではなく、世界史にも必ず登場するあの「ポツダム会議」が行なわれた町としても有名です。

 

上の写真はポツダム駅の様子。どことなく日本の都市部にある駅と雰囲気が似ていて、懐かしい感じがしました。
この駅前からバスやトラムが出ていて、主な観光地へ行けるようになっています。

 

最初に向かったのが、サンスーシ宮殿。
プロイセン王国の国王フリードリヒ2世が夏場の居城として過ごしたところ…、だそうです。
ポツダム一の人気観光地であり、宮殿内への入場は、時間指定制になっていました。
宮殿の前には広大な庭園が広がり、豊かな緑の中を歩くと気分が癒やされます。
庭園のとなりには新宮殿があるようですが、我が家は行きませんでした…。

 

次に向かったのが、ツェツィーリエンホーフ宮殿。
宮殿というよりはホテルというか別荘という感じですが、ここであのポツダム会議が開かれました。
第2次世界大戦末期のドイツの戦後処理などについて、アメリカ、イギリス、ソ連の首脳が集まり、会議が開かれた場所です。

幸い、日本語の音声ガイドがあり、貴重な資料や当時のままの部屋と合わせて、なかなか深い見学ができました。
今回のベルリン旅行でいちばん印象に残ったところです。

 

そして、最後は、賑わいを見せるブランデンブルク通り。
カリーブルスト、ソフトクリーム、ホットドッグを食べながら、旅行の疲れを癒やしました。

ライプツィヒへ

2015年10月12日 | ◆15 ドイツの旅
ベルリンからライプツィヒへの日帰りの旅。
ライプツィヒは旧東ドイツの町。音楽家のバッハで有名な町のようです。少し紹介…。

 

ライプツィヒへは、ドイツの高速鉄道ICEで移動(実はこのICEに乗ることも個人的な夢でした)。
チケットは事前にネットで購入し、1時間と少しの乗車です。
ベルリン-ライプツィヒ間だと近距離過ぎて乗車する人もまばら…。ゆったりと乗ることができました。

 

ライプツィヒ中央駅は行き止まり式のホーム。ドーム状の駅舎で、広々としていました。
人の流れもゆったりとしていて、どこか雰囲気があります。
駅構内はショッピングモールが併設され、賑やかです。
きっと、ライプツィヒの人々にとっても便利な場所なのでしょうね…。

 

ライプティヒ中央駅からは、市内の主な観光スポットへは徒歩圏内です。
メイン通りは駅前から延びるニコライ通り。商店やがレストラン等が建ち並び、賑やかです。

通りに面したニコライ教会内ではバッハ像を発見。
この教会は、ライプツィヒでいちばん大きな教会であり、
旧東ドイツの民主化を求める運動の発端となった…、とガイドブックには記してありました。

 
 

また、ニコライ通りから少し離れたところには、トーマス教会があります。
ここは、バッハが実際にパイプオルガン演奏者や指揮者として働いた場所だそうです。
教会のすぐ目の前にはバッハ博物館があり、バッハが好きな人にとっては、バッハを満喫できる場所です。

ちなみに、ここを訪れた日は、教会前でシャンパン?サービスがあり、気分よくなりました…。

 

また、この町には、ゲーテ像があったり、コンサートホールで有名なゲヴァントハウスがあったりと、見どころがたくさんありました。

この町は、音楽、文学などの分野で活躍された著名人が数多く関わった所です。
日本の著名な音楽家、滝廉太郎さんも、この町の大学に留学されたそうです…。
小さな町ですが、数多くの著名人を輩出する歴史や伝統の重さ、深さ、土地柄があるのでしょうね。

VW DRIVE ベルリン

2015年10月11日 | ◆15 ドイツの旅
ガイドブックに載っていませんが、車ファンならオススメの場所。
ドイツの自動車メーカーVWグループが展開しているグループフォーラムです。

今や、自動車業界では世界的にも一大グループに成長したVW。
VW、ポルシェをはじめ、アウディ、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニ、シュコダ、セアトなど、
名だたる自動車メーカーを傘下に収めています。
そんなメーカーの車を一堂に集め、展示している場所、パビリオン…、そんなところです(各社1台ずつですが…)。
店内には、レストラン、ミニカー・グッズショップも併設されています。

写真を見て、少しだけ様子を感じてみて下さい。

 
 
 

実際に、ここを訪れたのは8月末。VW車が好きな私は、感激したほどです。
しかし、その後の9月、アメリカで、VW車の不正ソフト使用問題が発覚。
残念でなりません…。
こうやってこの記事を書いていますが、複雑な気分です。

ベルリンの公共交通

2015年10月10日 | ◆15 ドイツの旅
今回のベルリン旅行で利用した公共交通機関はバス、電車、地下鉄、トラムと様々。
首都だけあって路線網が充実していますし、何より、料金が安いです。

時間制の券、人数制の券、日単位券など、乗車券の種類も様々で、上手に利用すれば便利です。

 

まずは、トラム。黄色い車体が目印で、数分間隔で動いています。
車両は近代的で、清潔感がありました。
時折、旧東ドイツ時代の車両でしょうか。時代を感じさせる車両が走っています。

 
次は地下鉄。Uバーンと呼ばれています。
今回は、ホテル近くに地下鉄の駅があったので、いちばん利用しました。
日本の地下鉄に比べると車両が小さく、大柄な欧州の人が乗ると狭く感じます。
トラムに比べると、車両が古く、清潔感も劣るかな…。
券売機も黄色。ここで買った乗車券で、地下鉄はもちろん、電車、バス、トラムなど利用ができ、本当に便利です。

 

そして電車。写真は近郊電車でSバーンと呼ばれています。
ベルリンの中心街は高架駅で、アーチ状の駅舎屋根は雰囲気がありました。
駅施設は古く、東京のJR有楽町駅や新橋駅の感じとよく似ていて、どことなく懐かしい感じもしました。

ベルリンと熊

2015年10月09日 | ◆15 ドイツの旅
ベルリンではたくさんの熊を見ることができます。しかも、立ち上がった熊を!

 

ベルリン市内のあちらこちらには、熊の像のモニュメントが立っています。
色は様々で、見て回るだけでも面白いです。

市内を走るバスの車体にも熊のマークが描かれています。これがベルリン市の市章でしょうか。

 

ベルリン名物“カリー・ブルスト”専用のケチャップのラベルにも熊が…。熊が“カリー・ブルスト”を運んでいます。
そして、ベルリンご当地ビール「BERLINER」の絵柄も熊。こちらは、熊がビールを運んでいます。

本当によく見掛けた熊。ベルリンと熊の関係は…?
諸説様々あるようですが、市内あちらこちらに遊び心が散らばっている感じがあり、好きでした。



もちろん、ビールもうまかったなあ~。

ベルリン行ったり来たり…②

2015年10月08日 | ◆15 ドイツの旅
まだまだ続くベルリンのこと。

まずは、「ドイツ連邦議会議事堂」。いわゆる、ドイツの国会ですね。

 

今やベルリン観光の人気スポットのようで、内部見学も事前申込で可能なようです。
残念ながら、我が家はその事前予約を疎かにしてしまい、内部見学はできませんでした。
今回のベルリン旅行の後悔の一つかな…。
また、この建物の横には首相府もあり、このあたり一体がドイツの政治機能の中心地ということでしょうか。
現首相のメルケルさんもこのあたりでご活躍中です。

 

また、「ペルガモン博物館」にも行ってみました。
この博物館の特徴は、古代の遺跡群がそっくりそのまま再建、展示されている点です。

建物の中にさらに建物がある!?

何だか変な感覚を覚えますが、こうやって歴史ある巨大な遺跡を後世に残していくのも大切ですね。
ただし、残念ながら改修工事中で、一部見られない展示物がありました。

ベルリン行ったり来たり…①

2015年10月07日 | ◆15 ドイツの旅
この日はバスや徒歩でベルリン市内をうろうろと…。幾つか紹介します。

 

まずは、「フィルハーモニー」。世界的に有名なコンサートホールです。あのベルリン・フィルの本拠地。
昨年のウイーンのようにコンサートホールの内部ツアーがやっていないかなあ…、と思っていったのですが、
7月、8月は完全オフ。このあたりがヨーロッパらしいですよね。
残念でしたが、思わぬものを発見。フィルハーモニーの裏手にはある展示物が…。
よく見ると、この建物の地域は、第2次世界大戦中、軍施設や収容所があったようです。見入ってしまいました。

 

次は、「戦勝記念塔ジーゲスゾイレ」。19世紀に起こった周辺国との戦争に勝利した記念に建てられたものです。
この塔から“6月17日通り”の向こうには、ブランデンブルク門、そして、市庁舎が見えます。

 

最後は、左が「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」。第2次世界大戦中の空襲の際に破壊され、塔が残ったままになっている教会です。
右は「絵画館」のホール。折角なので、美術館にも立ち寄ってきました。

ベルリンの壁

2015年10月06日 | ◆15 ドイツの旅
ベルリンといえば町を分断していた壁の歴史があまりにも有名です。
とはいっても、近現代史、とりわけ冷戦時代の東西ドイツの歴史、壁の崩壊に至った経緯、その後のドイツ史など、全くと言ってよいほどその内容は詳しく知りません。
そのような中で、今も現存する壁の跡を見て来ました…。

 

上の写真は「イーストサイドギャラリー」として壁が残っているところ。
壁の表面をキャンバスに見立て、様々な壁画が描かれています。
所々、壁の側面が見られるところがあります。壁の高さは4mほどあると言われています。
このような壁が一夜にして築かれ、ベルリンを西ベルリンと東ベルリンに分断した…。
想像すると恐ろしい出来事です…。

 

また、上の写真は、壁博物館と国境検問所跡。
この博物館では、当時のベルリン市民の生活の様子、とりわけ、東ベルリンから西ベルリンへと逃走を試みようとした人々のエピソードが紹介されています。

ドイツといえばEUの中心であり、現代の一リーダーとしての強固なイメージがある国ですが、
ベルリンの町に触れると、まだまだ第2次世界大戦や冷戦時代の名残が、今もなお、深く残っていると感じます。
改めて、ドイツという国の複雑さを目の当たりにした気持ちです。

サッカー・ブンデスリーガ観戦

2015年10月05日 | ◆15 ドイツの旅
ベルリン2日目の後半。待望のサッカー観戦。
世界的にもレベルが高いドイツ・ブンデスリーガ。
ベルリンを本拠地にかまえる「ヘルタ・ベルリン」の試合を見てきました。元浦和の原口選手も試合に出ましたよ!

 

試合会場は、オリンピア・シュタディオン。1936年のベルリン五輪のメインスタジアムです。
また、今年の5月、チャンピオンズリーグの決勝戦会場にもなったところです。

この日の試合相手はヴェルダー・ブレーメン。かつて、奥寺選手が所属していたチームですよね…。

 

正直、海外での初めてのサッカー観戦ですので、何事も無事に進むか心配でしたが、何とかなるものです…。

チケットは、当日券で購入。試合開始2時間前から販売開始でした。
少し早めに試合会場に入場。グッズを買ったり名物“カリー・ヴルスト”を食べたりしながら楽しみました。
あるドイツ人夫婦からは声を掛けられ、何と、ヘルタ・ベルリンのマフラーまでいただきました。
「日本は素晴らしいところだ!」とも言われ、感激!!

試合は1対1の引き分けでしたが、スタジアム内の独特の雰囲気、大歓声に満足。素晴らしいの一言です。
そして、常にビールを飲み続けるドイツ人の皆さんにも驚き!何という酒量でしょうか…。