(Yahoo地図使用)
富戸駅の南西側約500m、線路の山側の山のくぼんだ所に鳥居とその奥に小さな「不動尊」の古い建物がある。ここが富戸の始まりの地と言われている。つまり富戸1丁目1番地である。不動尊の創建は不詳である。不動明王を祀ってある。
(明治になるまでは神仏習合(シンブツシュウゴウ)つまり神道と仏教がチャンポン状態だったので不動尊の前に鳥居がある)
ところで「富戸(フト)」と言う地名の由来は何だろう? 作家で民俗学者の柳田国男氏(明治8年7月31日生~昭和37年8月8日没)著『地名の研究』(角川文庫)153ページを下記に引用します。
”昔の人の感情は驚くべく粗大であった。羞恥という言葉の定義が輸入道徳によって変更せられたまでは、男女ともにその隠し所の名を高い声で呼んでいたらしい。そうしてその痕跡をとどめている地名のごときは、よほど起源の古いものと見てよろしいのである。これも海岸において往往遭遇するフト又はフットという地名は、疑いもなくホドすなわち陰部と同じ語である。
日向南郡・・・・・
尾張知多郡・・・・
伊豆田方郡対島村大字富戸
以上三個のフトは地形が最も顕著に相類似している。・・・(略)”
つまり柳田國男氏によると、その地の地形があたかも二俣大根の如くになっていてその間からは必ず水が流れ出ている、その様な場所や村が「フト」と言われているところは全国たくさんあり、それらは上記の通り「ホド」から由来していると言うものです。
富戸駅の南西側約500m、線路の山側の山のくぼんだ所に鳥居とその奥に小さな「不動尊」の古い建物がある。ここが富戸の始まりの地と言われている。つまり富戸1丁目1番地である。不動尊の創建は不詳である。不動明王を祀ってある。
(明治になるまでは神仏習合(シンブツシュウゴウ)つまり神道と仏教がチャンポン状態だったので不動尊の前に鳥居がある)
ところで「富戸(フト)」と言う地名の由来は何だろう? 作家で民俗学者の柳田国男氏(明治8年7月31日生~昭和37年8月8日没)著『地名の研究』(角川文庫)153ページを下記に引用します。
”昔の人の感情は驚くべく粗大であった。羞恥という言葉の定義が輸入道徳によって変更せられたまでは、男女ともにその隠し所の名を高い声で呼んでいたらしい。そうしてその痕跡をとどめている地名のごときは、よほど起源の古いものと見てよろしいのである。これも海岸において往往遭遇するフト又はフットという地名は、疑いもなくホドすなわち陰部と同じ語である。
日向南郡・・・・・
尾張知多郡・・・・
伊豆田方郡対島村大字富戸
以上三個のフトは地形が最も顕著に相類似している。・・・(略)”
つまり柳田國男氏によると、その地の地形があたかも二俣大根の如くになっていてその間からは必ず水が流れ出ている、その様な場所や村が「フト」と言われているところは全国たくさんあり、それらは上記の通り「ホド」から由来していると言うものです。