虎バカ グルメ日誌

虎の勝利をバーボンとディキシーランド・ジャズ
で祝うお気楽初老の独り者が紹介するグルメ日誌

《讃岐うどん遍路記4》

2014-11-28 17:15:53 | 香川県内
2014#56
【虎バカグルメ日誌】

野球観戦オフシーズンに
讃岐うどん好きの私は
本場香川県に出向き
聖地を巡礼する
毎年恒例の旅があります。
本日は仕事日よりも
早起きをして臨む
2014年度第2回讃岐うどん
喰い倒れ弾丸ツアー当日です。
前回3月に開催した
第1回のツアー参加者3名で
今回も名店巡りを行います。
帰りは高松から小豆島経由で
フェリーを乗り継ぎ
姫路に帰る予定です。
土庄行きフェリーの
高松港出港時刻は17:20です。
今回はいったい何軒(何杯)
食べられるでしょうか?

①《上戸うどん》
観音寺市豊浜町箕浦 974-1
店のタイプ:セルフ/先払い

西端手打上戸うどん
店名通り香川県の西の端
お店の前は燧灘(ひうちなだ)が
広がる絶景ポイントです。
看板にも「燧のいりこは日本一 」
と書かれています。
カタクチイワシが豊富に獲れる
漁場と云うことは
This is a Sanuki udon noodle.
いりこ出汁の美味しいうどんを
期待します。

かけうどん(小) 200円

讃岐うどんの中でも
1・2を争う剛麺です。
コシは強く極太麺で
食べごたえ有り
かけ汁は期待通りの
素朴ないりこ出汁で
身体に染み渡る旨さです。
これだけは本場に来ないと
絶対に味わえません。

②《よいち》
坂出市西大浜北 1-6-33
店のタイプ:一般店

営業方針に地産地消を掲げ
香川県からこだわり店として
認証されたお店です。
またバイク愛好家が集う
聖地でもあります。
入店して真っ先に
目に飛び込んできた
情報がこちらです。

10玉入った総重量4.2kgの
特大うどんです。
30分で完食したら
無料になるそうです。
美味しいうどんを
腹一杯食べられてタダとは•••。
何と魅力的なメニュー
なのでしょうか。
しかし本日は
聖地巡礼の旅の途中
うどん10玉を食するほど
私は馬鹿ではありません。
泣く泣く諦めました。
一応同行者2人にも聞いたが
やはり挑戦者現れず!

肉ぶっかけ(小) 550円

香川県産のブランド小麦
[さぬきの夢 2009]を
皮ごと石臼で挽いているので
小麦の風味豊かな香ばしい
少し黒っぽい麺です。
肉は玉ねぎと一緒に煮られ
甘辛く味付けされています。
レモンを絞り徳利に入った
ぶっかけダシをかけて
ネギ/大根おろしと共に
ぶっ掻き回して頂きます。
これまた絶品うどんです。

③《ヨコクラうどん》
高松市鬼無町鬼無 136-1
店のタイプ:セルフ/先払い

創業は江戸時代まで遡る
現在五代目が営む老舗店です。
現存する讃岐うどん店の中で
最古とも言われています。

かけうどん 190円

自分で麺を湯がいて
かけ汁を掛けて
ネギ/天カス/ゴマ/生姜等
好みでトッピングして
席に着いて頂きます。
コシのある麺は弾力があり
いりこダシのかけ汁は
これまた最高の一杯です。
同行者が頼んだ
山かけ醤油うどん 500円

とにかくどの店も
旨い 美味い
さすがは本場です。

④《うどんバカ一代》
高松市多賀町 1-6-7
店のタイプ:セルフ/先払い

「昨日よりも
 おいしいうどんが
 提供できるよう
 頑張ります。」が
この店のモットーです。
ご近所さんが気軽に通える
地域密着型の名店です。

釜バターうどん 470円

釜上げ10分以内の
麺しか出さない
こだわりのこの店で
生まれたメニューです。
熱々のうどんの上に
生卵/バター/ネギをのせて
出汁醤油と黒胡椒を掛けて
かき混ぜて頂きます。
かなりの変化球でしたが
これは 有りですよ。

⑤《たむら》
綾歌郡綾川町陶 1090-3
店のタイプ:セルフ/後払い

街道から外れた田舎道の
途中にある
普通の民家に見える
手打ちうどん田村は
昼時になると
行列が出来るほどの
人気店です。

かけうどん(小) 150円

麺は小麦の風味が豊かな
弾力のある太めタイプで
いりこ/昆布ダシの
あっさりしたかけ汁との
相性は抜群です。
さすがは私が大好きな
宮武系のうどん店です。

⑥《やまうち》
仲多度郡まんのう町大口 1010
店のタイプ:セルフ/先払い

敢えて竹薮の中で
目立たないように
隠れて営業しているのかと
思うほど店の近くに
情報はありません。
薪で火を起こして
大釜で一気に茹でられる
全く機械を使わない
純手打ち麺のうどんは
苦労してでも
辿り着く価値ありです。

ひやあつ(小) 200円

かけうどんは
あつあつ/ひやあつ/ひやひや/
の3種類あり
この呼び方は宮武系の
特徴です。
ひやあつの麺は
釜揚げ後に一旦冷水で
締めているので
コシがしっかりしています。
いりこの香りが漂うかけ汁を
一口頂くと素朴で味わい深い
ほっとする美味しさです。
この店を訪れたのは
今回で何回目だろう?
10回は超えていますが
何回いや何杯頂いても
一口目の衝撃は
毎回変わりません。

《観光》金刀比羅宮本宮参拝

江戸時代は庶民が
旅をする事を
禁じていたそうですが
讃岐のこんぴら参りと
伊勢のお陰参りだけは
許されていたそうです。
こんぴらさんは
特別な場所だったそうです。
参道の長い石段は
本宮までで785段
更に奥社まで上ると
1368段にも及びます。
参道から奥社までの間には
大門をくぐり
飴売りの五人百姓前を通り
国の重要文化財の
書院/旭社など

由緒ある御社や御堂が
点在します。
私達の讃岐うどん喰い倒れ
弾丸ツアーでは
腹ごなしの運動を兼ねて
毎回訪れる重要な場所です。


⑦《宮川製麺所》
善通寺市中村町 1-1-20
店のタイプ:セルフ/後払い

地元の人達で賑わう
昔ながらの味が楽しめる
かけうどんが一推しメニューの
善通寺市内のうどん店として
1・2を争う人気店です。
私は高校生の時分
この店を何度か
訪れた事があります。
今回は何と33年振りの
再訪になりました。

かけうどん(小) 140円

麺は少し細めではありますが
コシがしっかりしていて
美味しいです。
かけ汁はセルフ店なので
自分で掛けますが
この時に大事なポイントが
ひとつあります。
かけ汁の鍋の底には
いりこが沈んでいます。
そのいりこを1~2匹
掬う事をお薦めします。
あまり欲張って掬うと
苦くて大変ですよ。
最後に器を返したら
自己申告で会計を
済ませてご馳走様です。

最後に私がこよなく愛する
濃厚豚骨醤油ベースの
ラーメン界ではヘビー級の
横浜家系ラーメンの
《高松家》を訪問する予定で
16時過ぎに店に到着したら
休憩中で残念ながら
食べる事が出来ませんでした。
今回の聖地巡礼の旅は
これにて終了!
フェリーを乗り継いで
姫路に帰ります。