オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 移住生活概略と、心得

2020-10-26 12:35:14 | 日記

先日、日本の友達と話していて、

娘さんが、お知り合いのマンションを格安で貸してもらう事になったそうですが、

マンションの主は、パネラーで、なんと私の住むGold Coast が安全と言う理由で、

こちらに住んでらっしゃるとか?

と言う事で、そこのあなたも、是非 Gold Coastに来ていただきたい‼ と思い、

ご参考までに、私がオーストラリア移住生活のあらすじを、ご披露させて頂きます。

 

 

1.まずは、ビザ取り、観光ビザならだれでも簡単に取れますが、

  観光ビザは永住には繋げません! 私の様に入国時すでに微妙なお年頃、

  Google さんもいなかった頃、国の知識もないし、知り合いも無い、

  ワーキングホリデーも取れない場合、学生ビザで入国するのが一般的でしたが、

  それでさえ、移民局から

  ”何でわざわざ、海外で勉強したいのか?” と、ビザの出し渋りをされましたので、

  微妙な年齢の方は、それなりの大義名分をご用意した方が、賢明でしょう。

  それ以外の方は、先ずはこちらの弁護士に相談するのがお勧めです。

  そして最初から、ビジネスビザや、リタイアビザの取れるあなたは、超ラッキーです。

  

2.まずはめでたく、何でもいいからビザが取れたら、入国の運びとなる訳ですが

  様々な厳しい手続きとお金を払っても、犬猫は連れ行けても、ウサギは連れてゆけません!

  私には、それはそれは、可愛がっていた、ペットのウサギのピーちゃんがいたわけですが、

  泣く泣く、お別れせねばなりませんでした。ピーちゃんも、泣いておりました (´;ω;`)ウゥゥ

  ウサギのいる方は、今生の別れをご覚悟お願い申し上げます。

  3.多くの方が先ずは取る、学生ビザである場合、永住はできないので、書き換える必要があります。  

  ここで、約、3択となります。

  1.ビジネススポンサーを探すか、2.オーストラリアの

    移民職業リストに載っているライセンスを取り、独立移住ビザをとる

   3.結婚する

    

  私の場合は、先ずは、ビジネススポンサー探しに翻弄したわけですが、結局結婚したので、

  結婚ビザ申請をしましたが、ビザ目あての偽装結婚が増えてきていた折柄、

  簡単には信じていただけません。

  12か月同棲していた証拠とか、共有の銀行口座とか、証人からのお手紙とか、

  色々の証拠を求められた後は、

  日本で犯罪を起こしていないか、とか、かなり詳しい健康診断を、ご指定の病院で、自費で受

  たりとか、どのビザ申請にも必要な書類も、結構煩雑で、

  そういった、もろもろな書類をそろえ、ビザ申請のお値段は当時50万円くらい?

  今はもっと、お高くなっているものと予想します。

  独身で無い方は、結婚の可能性はございませんので、ここは大人しく諦めて

  履歴書を持って、ビザスポンサー探しに明け狂うか、

  何か芸のできる方は、弁護士に相談しましょう。

 

4.結婚ビザとか、ビジネスビザから、晴れて、永住ビザがとれたとします。

  そこから、4年間しっかりオーストラリアに住めば、市民権の申請が出来ます。

  

  私は、銀行からお金を借りたかったので、その方が借りやすいだろうことを予測して

  市民になりましたが、それは、日本国籍をあきらめるという事であり、

  そこまでして市民になりたいのかどうか、熟考する必要があります。

  ひょっとして、何かの戦争が勃発した暁に、兵役でもあったりしたら、

  とんでもございません! 私は、ババなので許しを請うつもりです。

5.せっかく結婚しても、離婚するという事はありがちで、

 私も、郷に従い1回、更に、流行に乗って、2回も離婚してしまったわけですが、 

 さすが、離婚率の高いオーストラリア、自覚しているのか、

 そう易々とは離婚させてくれません! まずは ご指定の相談所に行って、結婚カウンセリング

 を受け、仲直りの方法を習いに行かされます。

 そして、ここのカウンセラーから、” これはもう、離婚しかあり得ません!”

 と言う修了書がもらえたら、(たいてい、くれると思います…)

 晴れて、離婚手続きができます。

 離婚が決まったら、子供の事と、財産分けの事を、話し合いますが、

 こっちでは、慰謝料と言うものはありません。

 余程の事情がない限り、キッパリすっきり、子供も財産も半分ずつです。

 夫がアル中でも、薬中でも、子供に暴力さえ振るわなければ、基本的に子供は父親とも

 住まされます。

 そして、どちらかが、異議を唱えた場合は、調停や裁判となります。

 この場合、調停を主張して自分で戦う方が何かとお得ですが、相手が裁判に持っていった場合、

 相手はお高い弁護士を雇える上、裁判所長は秘かに、人種差別をなさるので、

 弁護士は格別良いのを雇わないと負けます。負けたら最後もっとひどい損害になります。

 正義が勝つのよ、と思っていたら、それは大きな大きな間違いです!!

6.オーストラリアのシングルママパパは、 結構お気楽です。

 昔は、週末だけお父さんと一緒で、政府がお父さんから養育費を取り立ててくれるのですが

 しかしながら、わざわざ、シングルマザーになって、子供を託児所に預けて、

 彼氏と遊びまくるという、楽ちんマザーが多くなったせいか、

 今では、50/50%の両親の責任ということで、

 子供を基本的に父母半々に見ることになりました。

 たとえば、1週間お父さんと暮らして、次の1週間はお母さんと暮らす...なんて。

 これって、両家の間を行ったりきたりするのも、落ち着かないだろうし、

 教育方針が違って、子供も戸惑うし、仕事だってやりにくくなるのと違う?

 お父さんだって、子供の養育費を支払う責任が軽くなって、もっともっと、

 無責任なお父さんも増えたにちがいない!

 私は、父親が子供にやってくれないことをキャッチアップさせるのにてんてこ舞いしました。

 

7.このせいなのか?元々そういうものなのか、

  自営業であっても、お気楽なお仕事される従業員、だけでなく事業主の方も多く、

  ガス、電気、屋根の修理等々、頼んでも時間通りに来てくれる方は、稀で、来ないこともあり

  宣伝広告の中に ”ちゃんと行きます!” なんてのがあるくらい。

  オーストラリアでは、会社休むことだって罪悪感、無い!

  日本じゃ頑張っている人を見ると、後ろめたくて、休みなんて易々取れないなんて思う、

  オーストラリアの人は自分のことを、”Fun Loving" であるという人、多くて

  仕事はお金儲けの為、Fun をする為にする、と割り切っているので

   Fun の為の時間が仕事で減るなんて、とんでもない事なのです。

  その証拠に、休まないことへの報酬が大きくて、

  土日や祭日に働くと、普通の日の倍以上払わなくてはいけないことになっています。

  これはもう、働かな損‼...と思う私は日本人。


8.結婚したら、こっちで子供を産む方もいらっしゃるかと思いますが、

  定期的に超音波で、赤ちゃんが無事に育っているか、モニターしていくのは

  日本と同じなんだけど、そして、いよいよもうすぐのとき、お医者さんから、どういう風にし

  て生みたいのか聞かれます。

  先ずは、帝王切開とか、自然分娩にするかと言う事から始まり、

  色々な生み方を恥かしくなるようなリアルな絵で、書かれたパンフレットを渡されますが、

  あれこれ書いてあるけれど、いくら考えても、やったこと無いもの、わからないので、

  そんなもん、お医者様が勝手に決めてくれる日本が羨ましかったりしたものです。



  それでやっぱり、オーソドックスな生み方を選んだんだけど、で、

  何をどうして産んだって、結局は痛いにきまってる。

  産んだ後、くたくたのお母さんは、大体3日で退院させられて、

  里帰りなんてしきたりも無くて、頼りになる実家も遠く、

  日本のように、床上げは〇ヶ月目、なんて言う親切な伝説はございません、が、

  どっちにしても、めでたいめでたい。

  ちなみに、2人目は帝王切開したのですけど、1000倍、楽チン。

  子供は可愛い❣ 産める方は好きなだけ産んでくださいネ!!!

9 日本では、遺言作ったなんて言うと、”ええ!大病したの?” みたいな感じだけれど、

  オーストラリアでは、別に遺産なんて言うほど無くっても、多くの人が作っています。

  なんたって、QLDでは、遺言を残さずに死んだ場合、

  遺産は全部QLDのものになっちゃいます。

  だからっていうんじゃないだろうけど、ご親切にも、”Will Kit"



  などと言う、遺言作成セットみたいなものが売られていて、

  誰でも、気楽に、安価で、公的に有効な遺言状を作れるようになっています。

  Will Kitには、7ページほどの記入形式の用紙に、

  財産や、個人的な所有物を誰にどれだけあげたいかだけでなく、

  お葬式をどういう風にしてほしいとか、

  焼いてほしいのか、生で埋めてほしいのか、選べるようになってます…

  どちらがお好き?


 
  兎に角、無理にでも、遺言を作らなくては、強制的に、教会に寄付されたケースも、

  あるので、是非お急ぎください。

10.  因みに、日本でも遺言状は作れるんだけど、すごくお高い?

  誰に頼むかにもよるだろうけれど、数万円から、

  財産と、相続人が多ければ多いほど、お値段もそれなりになるようです。

  そして、余談になりますが、日本の遺産相続税はお高くて、

  何とかしたい気持ちはやまやまなのですが、

  遺産相続の場合、3人に一人の計算で、納税局の監査が入るそうです。

  さらに、その中の70%以上が、追徴納税を指導されるそうです。何故なら、

  監査のお仕事は、沢山不正を見つけることだけでなく、

  たくさんの追徴金を徴収することが、評価されるからなのです。

  しょぼい方は、歯牙にもかけられないかもしれませんが

  お心当たりのある方、お気をつけあそばして。

11.…他にもありますが、長くなってきて、貴方も読むのにお疲れでしょう、これで終わり。

 お疲れ様でした!


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