オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 出国事情

2015-09-29 23:46:12 | 日記
オーストラリアのシングルママならきっとしっている、バーグ条約。


日本が1昨年の5月に加盟したのを機会に、判定の訂正を申請しているのです。


前夫を、裁判所に呼び出して、出た判決が ”とにかく、いっぺん、前の条件で帰って、それから話し合いましょう”


という判決で、前夫は嫌でも色々な許可証を書き、私は、指定された日に、指定された条件で出国せねばならず、


そりゃ、もう、いろいろ煩雑な〝謎解きゲーム”や〝借り物レース”をして出国に至ったわけです。



久しぶりの日本、ただでさえあわただしい旅行前、


例えば、パスポート一つをとっても、判定が何を言っているのか意味が分かりにくい。


前夫から貰った、”パスポート作って良いよ”の許可証を持って、子供のパスポート申請。


これも結構手間がかかるというのは、いちいち、他人の証明や、決められた権力者のサインを貰いに行かなければならなくて


失敗したら全部やり直し、なんてこともあるし、あれが足りないこれが足りないと、なかなか厳しいのです。


2週間後、書留で、やっとパスポートを受け取るも、(留守がちな我が家では、いちいち郵便局まで取りに行かなくてはならず)


今度はそのパスポートを、命令通り、裁判所に預けに行かなければならず、片道2時間かけて 

〝こういうわけだから預かってね”書類とともに届け、


引き換えに、”預かりましたよ”の証明書を申請、受理して、近度はその書類を持って、


前夫の〝 パスポート出していいよ” の許可を貰いに行くのにも、用心深い前夫との会話は、


いちいち前夫の弁護士を通さねばならず、


その〝 パスポート出していいよ”証明書と、〝だから、パスポート返してちょうだい” 申請書を書いて、


また片道2時間かけて、裁判官の判定を仰ぎに行き、


書類に不備がなく、裁判所が混んでいなければ、その日のうちに(何時間もかかったんだけれど…)


パスポートを返してもらえるのです。


…もちろん出国の手続きはここだけではなくて、、、税関とか、警察とか、とかとか、


そらもう、わからないわ、ややこしいわ、間違ったら時間がないわ、裁判に影響するわ、で、ストレス溜まりまくるのです。


それでもそれで、やっとのことで、出国!


長崎の入り鉄砲に出女みたいな気分なのでございます。


日本に9日間! ああ、ごはんが美味しかった!!!


で、


全然裁判とは関係ないことなんだけど、


子供が気に入って、友達と遊ぶのを愉しみに日本のおもちゃ屋で買った、2台の鉄砲。


”危険物”という事で、オーストラリアの税関で、没収されてしまったのです。



ああ……ああぁぁぁ、、、可哀そうな13歳、 親孝行の次男、涙、涙、涙、、



その鉄砲抱えて、税関の検査台に乗って、やけくそ射撃をして見せてやりたい気分なのでした。