お稽古

生徒さんの○○さんが引越しされることになりました。
３駅離れてるだけですから近いのですが、電車に乗っていらっしゃるのはちょっと大変です。
身体があまり丈夫な方ではないのです。

実は今月で教室を締めたいと考えていました。
生徒さんの取り掛かっている作品が仕上がるのです。

家庭の事情や介護で休まれる生徒さんが増え、教室にいらっしゃる方は年々少なくなりとうとうお二人になりました。
私は編む仕事が忙しいので、、、ずっと考えていました。いつ言い出そうかなって。

○○さんはいつも私に気遣って「二人で習っていて先生も大変ですよね」
「いいえ、いいんですよ。たのしんでくだされば」

そこへお引越しの話です。
最高齢の９２歳のIさんに聞いて見ました。ちょっとお耳が遠いので私たちの会話は詳細まで聞こえていません。
「Iさーん♪○○さんお引越しされるんですって。Iさんはお稽古どうなさる？」
「私は来ます。あなたも電車に乗っていらしゃいよ。先生、ご迷惑？」

これで決まりです（笑）
私はIさんが来たいと思われる間は続けようと思います。
「そうね。Iさんと二人だったら時間の融通もつけていただきやすいわね。ね？Iさん」
「いいですよ。先生のお好きなようになさって」

○○さんは数ヶ月お休みしてまた通われることになりました。
Iさんを見ているとちょっと電車に乗るくらいのことがんばれる！と考えられたようです。
すごいIさんです。

Iさんについてもう少し。。

Iさんは編み物のほかに洋裁教室にもいらしています。
バスにのらないと行けないのですが、足元が危ないので去年からタクシーで通われています。
今はスーツを縫っていらっしゃるんですって。凄いでしょう？
「来週から何をあまれます？」
「そうね。孫のものも飽きたから、私の来年用のベストにするわ♪」
わたくし、脱帽してしまいます。

「先生、旅行はいかがでした？」
「素敵でしたよ～ノイシュバンシュタインが夢のようでした」
「シュバンガウにいらっしゃいましたか？あのお城は時間がなくて見れなかったので残念に思っているんですよ」とIさん。
Iさんは３０年近い前にドイツに旅行されています。
ネェ、凄いと思いません？
わたくし、Iさんとの会話でシュバンガウを覚えました。もう忘れませんわ（笑）

ちょっとご紹介しただけでお分かりのようにIさんは前向きで、記憶力に優れ、読書がスキなおしゃれさん。
私の人生の先生です。

がんばりましょうね～
お元気でいらしてね～
切に思うｍでございました。


●アジのたたき
●親子丼
●卵豆腐
●新たまねぎがいっぱいのさらだ。リーフレタスはもうなくなります。
飽きたのでちょうどよいかな。
アスパラがおいしい季節。うれしいですねー

夫婦二人の食卓はめちゃくちゃです（笑）
思いつき？いいえ！卵がいっぱい残っていたんですよ（笑）
卵を消費した夕食でした。

今日の運動　
なし