1977.8.30 Tues.
今朝は、札幌858発「すずらん2号」に乗ることになっている。7時ごろに起き、洗顔、歯みがきの後、出発するべくフロントに部屋のキーを返す。ここのレストランでは朝食ができるということで入る。紅茶とパン、ハムエッグのモーニング。450円だったと思う。
帰りは、すすきの駅まで往きと違う道を通る。さすが歓楽街ということでバー、キャバレー、食堂、あげくはトルコなどがずらりと並んでいる。中でもトルコは、「江戸城」という店は文字通り城のような建物、「大統領」は10階建位のビルというようにドギモを抜かれる。
すすきの駅付近で市電の写真を撮り、地下鉄で札幌駅へ。駅のコインロッカーに入れたリュックを取りに行く。ロッカーのキーを回したのに開かない。日付が変わると1日分余計に200円入れねばならないのである。あほらしぃー。
我々は地平の改札口に行く。途中、切符売場付近で羽幌YHに泊まったあの男みたいな女とその男を見かけた。
列車は2番線の発車。8時35分をを少し回った頃にホームに入ったら、列車はすでに入線。DD51の牽くブルーに塗られた43系6両編成の客車列車である。先頭から3両が指定、後ろ3両が自由席である。すでに入線中ということで、自由席はかなり乗っているようだ。我々は、5号車前寄りデッキトビラ脇のBOXが空いていたので確保。この混み方ではラッキーである。すでに50%位乗っていたから。
隣り3番ホームに855発釧路行の「おおぞら1号」が到着。Sが往きに乗った列車ということで、またその話。車両がボロボロだという話や、車内に年寄りが多く、トイレの近い者が多かったので、なかなかトイレに行けなかった話など聞く。特急は定刻より1分遅れで発車。あと2分遅れれば、「すずらん」との同時発車だったのだが。
「すす゜らん2号」は定刻を1分遅れて発車。白石までは千歳線と函館本線の複々線になっていて、900発旭川行「かむい2号」が追いつき、しばらく併走して再び速度を上げて追い抜いていく。さすが俊足の電車急行でDD51の客車列車とは違う。「かむい2号」は昨日、深川-旭川間を乗ったやつである。
千歳線沿線は、札幌近郊のために宅地開発が盛んである。しかし、東京、大阪圏とは違ってゆったりした敷地の家が多く、長屋のスラムのような住宅はほとんどない。
私は、苫小牧近くになってこの客車が変なのに気付いた。デッキとの境の仕切板に掛けてある地図が、中部地方を中心として一部近畿、関東が描いてある。本来なら北海道の地図のはずである。ふと窓に目をやるとない。二重窓ではないのである。これは本州の客車だと重い、苫小牧に到着した時、窓から身を乗り出して所属区名表示を見れば「名マイ」とある。まさに名古屋管理局の車両だ。「すずらん2号」は夏場は客車列車で運行される。他の時期はディーゼルカーである。と言うこては、応援に来ているのだろう。キハ56、27が不足しているのではないかと思われる。
苫小牧を過ぎると、国道を隔てて太平洋を望める。海も穏やかで、海水浴ができそうな砂浜もある。レールも東室蘭付近までほぼ直線で列車も快走。
東室蘭を出ると少し地形が変わり、山が海に迫ってくる。トンネルも多くなり、複線化工事中の区間や単線区間もある。伊達紋別-洞爺付近で進行右手を見れば、あの有珠山と昭和新山が爆発の名残りの灰をかぶり、白っぽい山肌を見せている。
静狩-礼文の間はトンネルの連続。時たま見える景色は切り立ったがけや荒磯だが、それもつかの間ですぐトンネルへ。
今朝は、札幌858発「すずらん2号」に乗ることになっている。7時ごろに起き、洗顔、歯みがきの後、出発するべくフロントに部屋のキーを返す。ここのレストランでは朝食ができるということで入る。紅茶とパン、ハムエッグのモーニング。450円だったと思う。
帰りは、すすきの駅まで往きと違う道を通る。さすが歓楽街ということでバー、キャバレー、食堂、あげくはトルコなどがずらりと並んでいる。中でもトルコは、「江戸城」という店は文字通り城のような建物、「大統領」は10階建位のビルというようにドギモを抜かれる。
すすきの駅付近で市電の写真を撮り、地下鉄で札幌駅へ。駅のコインロッカーに入れたリュックを取りに行く。ロッカーのキーを回したのに開かない。日付が変わると1日分余計に200円入れねばならないのである。あほらしぃー。
我々は地平の改札口に行く。途中、切符売場付近で羽幌YHに泊まったあの男みたいな女とその男を見かけた。
列車は2番線の発車。8時35分をを少し回った頃にホームに入ったら、列車はすでに入線。DD51の牽くブルーに塗られた43系6両編成の客車列車である。先頭から3両が指定、後ろ3両が自由席である。すでに入線中ということで、自由席はかなり乗っているようだ。我々は、5号車前寄りデッキトビラ脇のBOXが空いていたので確保。この混み方ではラッキーである。すでに50%位乗っていたから。
隣り3番ホームに855発釧路行の「おおぞら1号」が到着。Sが往きに乗った列車ということで、またその話。車両がボロボロだという話や、車内に年寄りが多く、トイレの近い者が多かったので、なかなかトイレに行けなかった話など聞く。特急は定刻より1分遅れで発車。あと2分遅れれば、「すずらん」との同時発車だったのだが。
「すす゜らん2号」は定刻を1分遅れて発車。白石までは千歳線と函館本線の複々線になっていて、900発旭川行「かむい2号」が追いつき、しばらく併走して再び速度を上げて追い抜いていく。さすが俊足の電車急行でDD51の客車列車とは違う。「かむい2号」は昨日、深川-旭川間を乗ったやつである。
千歳線沿線は、札幌近郊のために宅地開発が盛んである。しかし、東京、大阪圏とは違ってゆったりした敷地の家が多く、長屋のスラムのような住宅はほとんどない。
私は、苫小牧近くになってこの客車が変なのに気付いた。デッキとの境の仕切板に掛けてある地図が、中部地方を中心として一部近畿、関東が描いてある。本来なら北海道の地図のはずである。ふと窓に目をやるとない。二重窓ではないのである。これは本州の客車だと重い、苫小牧に到着した時、窓から身を乗り出して所属区名表示を見れば「名マイ」とある。まさに名古屋管理局の車両だ。「すずらん2号」は夏場は客車列車で運行される。他の時期はディーゼルカーである。と言うこては、応援に来ているのだろう。キハ56、27が不足しているのではないかと思われる。
苫小牧を過ぎると、国道を隔てて太平洋を望める。海も穏やかで、海水浴ができそうな砂浜もある。レールも東室蘭付近までほぼ直線で列車も快走。
東室蘭を出ると少し地形が変わり、山が海に迫ってくる。トンネルも多くなり、複線化工事中の区間や単線区間もある。伊達紋別-洞爺付近で進行右手を見れば、あの有珠山と昭和新山が爆発の名残りの灰をかぶり、白っぽい山肌を見せている。
静狩-礼文の間はトンネルの連続。時たま見える景色は切り立ったがけや荒磯だが、それもつかの間ですぐトンネルへ。