旭川を出ると、すぐに両側に列車の留置線が広がり、その中に真新しいキハ40が停まっている。宗谷本線は、石北本線との分岐駅、新旭川までは高架複線となっている。その中間にある旭川四条は停車する列車も少なく無人駅のようだ。新旭川で石北本線の上り旭川行普通ディーゼルカーの接続を待って発車。旭川行は急行型が使われている。次の永山で上り急行『宗谷」の待ち合わせ。
ところで、この稚内行はスハ32系客車が使われている。1BOXに二つ狭い窓があるこのスハ32系は、私にとって懐かしい車両だ。小学生の頃、広島県内にある父の実家に行く際、EF58に牽かれて京都発広島行の普通列車に使用されていたのに2,3回乗ったことがあった。その後も新幹線岡山延長まで山陽本線で使用されていたのだが、北海道用とは言え、こんなところで再び乗れるとは思わなかった。もっとも、当時と違い、DE10の牽引ではローカル臭さは否めない。
その後、私は塩狩付近まで眠ってしまった。塩狩にもYHがあり、YHのガイドブックに、その近くに国設スキー場があると案内してあった。国設と言う名に興味を引かれ車外を見ていたらあった。進行右手に見える赤茶けた色のリフトがある山がそれらしい。低い山でリフトも一基だけ。この春行った信州のスキー場に比べればかなり見劣りする。
和寒で反対列車との交換で3~4分停車。ちょうど昼時間なので弁当売りが出ている。急行が停まるとはいえ、こんな小駅に二人いるのが確認できる。池田のような乗換駅で列車本数も多い駅で売子がおらず、こんな小駅に二人もいるとは。ここの弁当売りの掛け声が面白い。50~60代のかなり年配のオッサンだが、「えーべんとぉー、えーおすし、えージュースにビール」などとやっている。車内にいた子供がそれを聞いてまねをしている。
士別でやっと隣のBOXが空き席を変更。60~70%を保っていた乗車率が50%位に落ちる。士別軌道の跡はと外を見回したがわからない。北見付近で米を作っていたのには驚いたが、このあたりでも稲作は盛んだ。
名寄には1313着。次に乗る深名線には1時間近くあるので、改札口を出て食事に行く。この駅は少し大きく、出札口と改札口が別になっている。私は、駅前通りの右手に食堂が3軒ほど並んでいるのを見つけてそちらに行く。交差点の角にある一番新しそうな店に入る。カツカレーを注文する。大学生協のカツカレーに比べればカツは厚く大きいが、カレーをもう少しかけてほしかった。
食堂を出て、近くにフィルムを売ってそうなところはないか見回したが、近くにはなさそうだ。名寄は、旭川から北では一番の交通の要衝である。駅前付近はけっこうにぎやかでアーケードもある。そちらまで行ってフィルムを探す気にもならず駅に戻る。待合室のイスは全部ふさがっているので、隅のほうに荷を下ろして立つ。駅の売店に目をやると、フィルムを売っている。フジの24枚撮りがなく、仕方なく12枚撮りを買ったら450円取られた。24枚撮りと余り変わらない値段だ。サクラの24枚撮りが目に入ったので交換してもらう。どうやら風邪に侵されたのか、待っている間、鼻の中が痛くなり鼻水が出だした。
待つ間、改札口の上にある次の列車の案内板を見て感心する。1411,1412,1413の一分刻みに3方向へ列車が出発するのである。私の乗る深名線は1411発0番線。1412発稚内行急行「天北」1番線、1413発名寄本線遠軽行3番線である。
ところで、この稚内行はスハ32系客車が使われている。1BOXに二つ狭い窓があるこのスハ32系は、私にとって懐かしい車両だ。小学生の頃、広島県内にある父の実家に行く際、EF58に牽かれて京都発広島行の普通列車に使用されていたのに2,3回乗ったことがあった。その後も新幹線岡山延長まで山陽本線で使用されていたのだが、北海道用とは言え、こんなところで再び乗れるとは思わなかった。もっとも、当時と違い、DE10の牽引ではローカル臭さは否めない。
その後、私は塩狩付近まで眠ってしまった。塩狩にもYHがあり、YHのガイドブックに、その近くに国設スキー場があると案内してあった。国設と言う名に興味を引かれ車外を見ていたらあった。進行右手に見える赤茶けた色のリフトがある山がそれらしい。低い山でリフトも一基だけ。この春行った信州のスキー場に比べればかなり見劣りする。
和寒で反対列車との交換で3~4分停車。ちょうど昼時間なので弁当売りが出ている。急行が停まるとはいえ、こんな小駅に二人いるのが確認できる。池田のような乗換駅で列車本数も多い駅で売子がおらず、こんな小駅に二人もいるとは。ここの弁当売りの掛け声が面白い。50~60代のかなり年配のオッサンだが、「えーべんとぉー、えーおすし、えージュースにビール」などとやっている。車内にいた子供がそれを聞いてまねをしている。
士別でやっと隣のBOXが空き席を変更。60~70%を保っていた乗車率が50%位に落ちる。士別軌道の跡はと外を見回したがわからない。北見付近で米を作っていたのには驚いたが、このあたりでも稲作は盛んだ。
名寄には1313着。次に乗る深名線には1時間近くあるので、改札口を出て食事に行く。この駅は少し大きく、出札口と改札口が別になっている。私は、駅前通りの右手に食堂が3軒ほど並んでいるのを見つけてそちらに行く。交差点の角にある一番新しそうな店に入る。カツカレーを注文する。大学生協のカツカレーに比べればカツは厚く大きいが、カレーをもう少しかけてほしかった。
食堂を出て、近くにフィルムを売ってそうなところはないか見回したが、近くにはなさそうだ。名寄は、旭川から北では一番の交通の要衝である。駅前付近はけっこうにぎやかでアーケードもある。そちらまで行ってフィルムを探す気にもならず駅に戻る。待合室のイスは全部ふさがっているので、隅のほうに荷を下ろして立つ。駅の売店に目をやると、フィルムを売っている。フジの24枚撮りがなく、仕方なく12枚撮りを買ったら450円取られた。24枚撮りと余り変わらない値段だ。サクラの24枚撮りが目に入ったので交換してもらう。どうやら風邪に侵されたのか、待っている間、鼻の中が痛くなり鼻水が出だした。
待つ間、改札口の上にある次の列車の案内板を見て感心する。1411,1412,1413の一分刻みに3方向へ列車が出発するのである。私の乗る深名線は1411発0番線。1412発稚内行急行「天北」1番線、1413発名寄本線遠軽行3番線である。