12の楽しみ!

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奥穂高岳 中編 2021.8

2021-10-20 11:43:09 | 

1日目を楽しく過ごし2日目である。

早い人は夜明け前から動き出している。

 

朝焼けが見れるかと起きたが、完全ガスの中。

一瞬見えたのがこちら。厚いガスの隙間に陽が射しこむ。

 

 

厚く垂れこめる雲の隙間に光が射し空が白んでゆく。

 

 

今日の予定は北穂高岳に登り涸沢岳経由して奥穂高岳山荘までの行程。急ぐ必要はない。

計画では、昼ぐらいに北穂高岳到着、昼ごはんと眺望を楽しみまったりしてから涸沢岳へ向う。

余裕の時間をもって穂高岳山荘に入りビールを楽しむというもの。😁

とは言うものの、ガスがひどい。とりあえず朝ご飯を食べる(笑)。5:30AM。

 

 

準備をして位置につく。7:30AM

コースタイム北穂高岳北峯までおよそ3時間20分。休憩とっても12時前につく計算。

なのだが・・・

 

 

ガスっていた天気はそのまま小雨となった。しばし悩む。

北穂高岳は良いとして、そのあと涸沢岳へが悪いと聞いているけど大丈夫だろうか。

晴れる見込みは少ないがもう少し待つか、しかし時間的にそろそろ出ないと遅くなる。

 

などと悩んでいるところへ、北穂から登山者が下りて来る。

『すみません。上はどんなでしょうか』

『テント場から降りてきたけど数メートル先も見えないほど真っ白。登ったという達成感?は味わえるかもしれないけどね。』

『涸沢岳方面は?』

『自分もそちらへ向かう予定だったけど、この天気じゃね、と降りてきた。』

やはりリスクが高い。

『うーーーーーん😣😣』と唸って北穂を諦める。😭

次回天気のいい日に登ろう。山は逃げない。体力はサボってると逃げるけど(笑)。

 

北穂高岳・涸沢岳を諦めると今度は時間を持て余す。穂高岳山荘までザイテングラートで登って約3時間。

今から出ると午前中に着いてしまう。という事で向いの涸沢ヒュッテまで散策(笑)。

登山者が減ったのを見計らってか猿がたくさん出てきていた。子猿も親もいる。

あちこちで毛繕い中。😊

 

 

涸沢ヒュッテから小屋方面を眺めると、雨は止んだがやっぱり上部は真っ白。

 

 

山座同定。展望できる山の名称を地図や方位磁針などの使用によって明らかとすること。

 

 

涸沢ヒュッテには泊ってないけどバンダナをゲット。😁

涸沢小屋の方へ戻りながらテン場を色々チェック。広さ、傾き、人通り、岩があると風よけになるかな等々。

まあ、実際は時の運かもしれないが。さて、準備整えて出発。

 

 

小屋周辺に多いミヤマトリカブト。花でなく葉にピントが合ってる(笑)。

 

 

歩き出して一瞬ガスが切れた。真っ白い中を歩くより断然良い。😄

 

 

ここから岩と石の道なのだが、意外に花が多い。写真を撮りながら歩く。

ただザック背負ったまましゃがんだり立ち上がったりと結構ハード(笑)。

シロヨメナ(白嫁菜)。似た花にイナカギク(田舎菊)がある。別名がどちらもヤマシロギクって・・・😅

 

 

オオヒョウタンボク。赤い実が瓢箪に見える?スイカズラ属なので似た白い花が並んで咲く。

 

 

チングルマ花の後の綿毛。風にそよいでいるように見える。

草のように見えるが実は葉の下に木が隠れている。落葉小低木と言い立派に木である。😲

 

 

イワギキョウの紫が鮮やか。

 

 

下ばかり見ずに(笑)見上げてみれば、ガスの合間にタヌキ岩。左のちょこんとしたのがそう。😊

 

 

歩くときは足元を見るのでどうしても花に目が行ってしまう。

イワツメクサ。『初恋、奥ゆかしさ』 と言う花言葉を持つ。

 

 

ハクサンボウフウ(白山防風)。根っこはヒグマの好物だって・・・😅

 

 

イワオトギリ。オトギリソウで高山にあるので岩が付いている。

秘密にしていた薬草の名を漏らした弟を、兄が切ってしまった、ちょっと怖い言い伝えから来たとのこと。

漢字だと岩弟切。クワバラクワバラ。ミツバチが蜜を集めている。高山植物の蜜って貴重。

 

 

ザイテングラート。中央に小さく人影が見える。

 

 

ハクサンフウロ。5枚の花びらに優しい紫。色的には濃い紫もあるらしい。

 

 

ヨツバシオガマ。山域で個体差(変異)があるらしい。コレもなぜか葉っぱにピントが合ってる。💦

 

 

イワツメクサ再び(笑)。本州中部の高山でよく見られる。

花びら10枚のように見えるけど実は5枚だ。この写真ではわかりにくいが真ん中に深い切れ込みがある。

 

 

クモマグサ(雲間草)。漢字がしゃれている(笑)。

検索すると園芸種がいっぱい出てくるが別の種。カメラ機能調子悪いかな、腕のせい?ピントが💦

 

 

随分道草したけど、今日は時間たっぷり。雨だけ降らないようにと思いつつザイテングラート目指す。

 

 

ガスの切れ間に立派な山容は常念岳。

 

 

さて取り付いて。ザイテングラートってドイツ語。日本語だと『支稜』メインの尾根からの枝尾根。

 

 

 

『あれ?何かいる⁉』

 

 

近くによってみる。ライチョウか?

 

 

全然逃げないというか動かないと思ってよく見たら岩だった(爆笑)。しかしよく似ている。🤣

 

 

そして今度は🐡魚が・・・。左側に目と口が、石の模様がうろこに見える。😁

 

 

だいぶ登ってきた。下の方はガスが切れている。

 

 

穂高山荘に到着。道草してたのでコースタイムより30分ほど余分に掛かった。

 

 

受付け済まして、ビールは寒いのでホットウイスキーにする(笑)。

 

 

明日は、あそこから奥穂高岳を目指す。ガスってるなあ。

 

 

あっ晴れた!青空!

 

 

目まぐるしく変わる天候。

 

 

17時の早い夕食。ちょっと堅めのハンバーグ。隣の人、割りばし折れてた。😆

 

 

寝るにはまだ早く、暇を持て余す。持参したナッツとホットウィスキー飲みつつグッズ観賞。

 

 

さて明日はどうなるかな・・・つづく

 



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