へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

沖縄の暦

2013-12-27 08:53:37 | 日々雑感
 沖縄の暦は、表向きは太陽暦だが、実は太陰暦、すなわち「旧暦」である。

 お正月は、今でこそ県内各地、通常の1月1日を元旦として祝うけど、糸満の漁師町では今も「旧正月」で祝う。

 「旧正月」と言えば、長崎ランタンフェステイバルの頃、2月の初めから半ばにかけてである。長崎は、もともと中国の文化が色濃く残る町であるが、やはり沖縄の文化そのものが中国の影響を強く受けていることがうかがえる。

 さて、正月以外にも、すべてが「旧暦」で成り立っている。勿論、ビジネスの世界では全てを旧暦で行うわけにはいかず、表向きは内地と同じ。けど、やっぱり県内のみで成り立っている企業は「旧盆」といって、通常、我々が休む8月14日~16日は関係なく営業し、旧暦の8月14日~16日に当たる日を3日間ほど休む。

 旧暦は、その年によって違う。8月14日~16日の前後であることもあれば、その年によっては、9月の初めが旧盆に当たっていたりもする。だから、沖縄でビジネスをする際には、「沖縄観光ダイアリー」や「沖縄手帳」といったものが欠かせない。

 ちょうど今頃、書店や事務用品店の店頭に並んでいる、フツーのビジネスダイアリーと違うところは、月間のカレンダーに旧暦が書かれていること。だから、今日12月27日は旧暦でいうと何月何日なのかが一目でわかる。ちなみに今日は旧暦でいうと、まだ11月25日なのである。ということは、旧暦の1月1日、すなわち「旧正月」は1月31日である。

 もう一つ、旧暦にちなんで沖縄ならではの独特の風習がある。たとえば、旧暦3月3日は、地域の婦人会が、色鮮やかなかまぼこを串にさして頭の上に乗せ、お供えをして踊りを踊ったり、鬼餅(むーちー)といって、一年で最も寒いとされる日に、紫や黄色で着色したちまきのような餅を食べて無病息災を祈念する風習がある。これらの行事も旧暦の横に書かれている。

 ちなみに、今年の沖縄は冬の訪れが早く感じられる。毎年、12月第一日曜日のNAHAマラソンまでは最高気温が20度を超え、晴れるとランナーにとっては暑さ対策が必要になるが、それが過ぎると翌週から突然、風は北風になる。そうして太陽は、ほとんど顔を出さなくなり、12月20日過ぎの冬至の頃には、完全に雨と曇りの真冬の天気になる。

 ちなみに、ここ数日、毎日、朝夕の通勤時は雨である。風も海からの風が直接吹き込み、体感温度は実際の温度より2~3度下がって感じる。今日の気温は最高気温16度、最低気温12度・・・

 なにゆえにこんなに寒いのか・・と思いつつ、来年の計画を立てるべく2014年沖縄観光ダイアリーを開いてみた。なんと、来年は1月8日が鬼餅(むーちー)だ。通常は、1月下旬のハズなのに・・・

 どうりで寒いハズだ。改めて旧暦のスゴさを知った。それよりスゴイのは「マヤ歴」?

 来年は、「マヤ歴」についても研究してみよう~!
コメント
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