土地・人・仕事

　土地、人、そして仕事・・・これは、生きていく上で考慮せずにはいられない３要素だと私は思っている。

　実際、全国規模の転勤を旨とする我が社では、いわゆる「３惚れ」と言って、その土地に惚れ、そこに暮らす人々に惚れ、そしてそこで与えられた仕事に惚れる・・・ことが何より大切だと教えられている。

　テレビでドラマ仕立てで全国各地に赴任した転勤族の家族の物語を通じ、ご当地の県民性や名物を紹介する番組があるが、まさにあの状態である。

　そして沖縄で暮らす私の元にも・・・来年３月の異動通知がやってきた。実際は、これから本格的な調整に移っていくのだが・・・

　希望は沖縄県だったが、希望するポストに空きがなく、やむなく県外へ出ることとなった。希望は九州、それでもさらに希望を挙げろというので、第３希望でまだ住んだことのない関西へ。

　関西にしたのは理由がある。ここはおもしろいウルトラランナーがたくさんいるのだ。それにフィットネススタジオも多い。そして今まさに学んでいるコーチングの本拠地でもある。いろいろとアフターでは申し分ない条件なのである。

　そこへ一昨日の夕刻、具体的な地名が人事担当者から告げられた。なんと過去に２度も勤務した九州ｎある地名が挙がった。実は、ここはとんでもない田舎なのである。田舎は田舎でよいのだが、まともなフィットネスクラブが無いのは一考を要する。

　何をわがまま言ってんだ・・・ってカンジだが、高層マンションに住んだ者はあばら家には住めないのである。

　そう、いったん、この冬でも暖かい沖縄の地で暮らしてみればわかるだろう。真冬は霜が降り、山間部では雪が積もって車が峠を越えられない、もうそんな閉鎖的な生活はしたくない。

　そして・・沖縄本島中南部は意外と都会なのだということを今更ながらに思うのである。