外資系企業で働くある人の日記

外資系企業に勤務しているある人の日記。景気に左右されず、モティベーションを高く維持して頑張り続けます!

ゴールデンアワーに放映するもっといい内容の番組はないのだろうか

2007-12-08 06:17:10 | Weblog
昨日行った床屋には小さなテレビがあって小さな店内に音だけがうるさく響いている。店内には他に客はいないので、音を少し小さくしてもらうか消してもらいたい気持ちであったがお店のお祖母ちゃんは見入っているので何も言わずにいた。

カットしてもらっている間、目は閉じられても耳はふさぐことはできず、ゴールデンアワーに流れる番組に付き合うことになる。 

有力民放が放映する内容は、「ご利益のある猫を探しだす」であった。九州のある島に、宝くじにご利益のある神社があり、またその小島には、頭を撫でただけで100万円も儲かる猫がいるとの触れ込みで始まる。 リポーターが「かね(金)」という名の猫を探し回る内容が私のカットしている時間にずっと放映されていた。

信仰心にも関係するので内容そのものを否定するつもりもないのだが、小中学生を中心に多くの人がテレビをみる時間帯に、小動物の頭を撫で大金を当てようという番組はあまりに安易で夢がないのではないか。

それよりは真面目に一生懸命生きてお金を貯えた人が一体どういうためにそれを用いて貢献したか、そういった内容の番組を組んだほうがよっぽど有益のはずだ。
猫などを追いかけてありがたがる以前に、立派に生きて人々を感動させる人を追い求め、それを私達に教えてほしい、それは子供達にとっても励みになるし、公共の社会インフラの基盤に成り立つテレビ局の役割でもないのだろうか。

そう思いながら床屋で会計しているときに、見入っていたお祖母ちゃんが、この猫のご利益は本当かねー、と言って笑っていた。お祖母ちゃんにとってはいい番組だったようだ。



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