午前中にある賃借人から連絡があり、話したいという。
こちらは本業中なので今は話せないが、夕刻であれば会えると伝え、先ほどまで30分程会って話してきた。
要は、契約更新についての交渉であった。
恐らくそういうことであろう、と思い契約書を事前に読んでいたら既に契約更新の更新をするかしないかの期限をとっくに過ぎているため、今更交渉は出来ないはずである。
ただ、弁護士がどういうかも気になったのでその事は触れないで賃借人の話しを聞く事にした。
知り合いからフリーレント3ヶ月で住まないかという話しがある、ただ次のどちらかの条件をのんでくれるならこのまま住んでいいとのことであった。
①更新料を払わないでいいならそのままの賃料でこのまま継続して住みたい、あるいは②更新料は払ってもいいが毎月払う賃料を前回のレベルまで下げてほしい
この賃借人は外国からきた人で毎回交渉してくる。こちらもそれがある意味で楽しい。前回は彼が転職するに伴い会社契約の会社が変更した時。転職する会社に入社する3日前に連絡してきたため慌てて仲介業者に面倒な契約書の変更をお願いしたら、手数料がかかった。この手数料をこちらに負担しろという。転職で給与もあがり、海外旅行に悠々自適に行って帰ってきた彼に、私はとても優しくしてあげた。不動産会社が請求した家賃1ヶ月分の手数料を80%割引交渉に成功。彼はとてもハッピーだったはずだ。
その前は当初安くして段階的に賃料を上げる契約にしていたはずの更新の際。景気は悪くなっているので賃料増額は止めてくれ、とのことであった。その際は、賃料が高いと思うなら出て行ってもらって結構と突っぱねた。立ち退くと思いきや結局そのまま居続けた。
彼との交渉は私の交渉力を磨くいい機会のはずだったが、交渉期限が過ぎているのに交渉しに来たということは今回は残念ながらそういう機会ではなさそうだ。
この挑戦者と明日再度交渉するのが楽しみだ。
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