外資系企業で働くある人の日記

外資系企業に勤務しているある人の日記。景気に左右されず、モティベーションを高く維持して頑張り続けます!

若者を殺すのは誰か?

2013-03-08 05:10:04 | Weblog
昨日の日経新聞の一面トップ記事には、アメリカの株価がリーマンショック前の高値を更新し記録更新という記事と、日本での国債発行が初めて1000兆円を超えたという記事が別々に掲載されていた。

現在世界一の規模を誇る米国経済が上手くいくと多くの国が恩恵を受けるが、タイミング良く日本はアベノミクス期待も合間ってここ3カ月で株価は急上昇している。上手くいくことはとても喜ばしいが、突出し過ぎた債務問題に歯止めが掛からなくなってしまっていることにとても危惧を感じる。

「若者を殺すのは誰か?」城繁幸の本には、日本国債を持っていない人であっても預金や年金積立金はほとんどが日本国債に使われているのだから間接的な国債保有者になっていると書かれているが、まさにその通り。彼は『もしかすると、もはや国として打開策を打ち出すのは無理かもしれない』とも思っているようで、年金に頼らず今の会社を離れても生活出来るように、自分に投資しギリシャ化への備えをすることは可能だと述べている。

私はまだ数年はギリシャ化は避けられると考えいるが、この余裕ある内に確かに備えをすることは賢明なことだと思う。