外資系企業で働くある人の日記

外資系企業に勤務しているある人の日記。景気に左右されず、モティベーションを高く維持して頑張り続けます!

2009年 年頭所感

2009-01-06 05:26:35 | Weblog
2009年 年頭所感

昨年に引き続き本年もいま思うことを書き綴りたい。昨年の所感を読んでみて2008年初頭に感じたこと(※下記)にあまり差異を感じないのは、自分の成長がないのか、自分があまり振れない人間のためなのか、それは良くわからないが後者と前向きにとらえ、2008年版に加筆することとする。

2008年は年初に私が想像していた以上のスピードで世界経済が低迷した。かつてない、未曾有、百年に一度、という言葉で紙面は賑わった。2009年は金融・不動産から実体経済に影響が及ぶ年となり、より一層悲観的な話が増えるだろう。

どの国においても経済問題が大きな問題として取り上げられているが、やはり歴史を振り返ってみてもこの問題から社会問題、政治問題、軍事問題と発展していくケースがほとんどなので、最重要課題として各国首脳が取り組まなくてはいけない。

時も折、変化を訴え続けたオバマ氏が米国の大統領に就任する。彼は、なりふりかまわず、やれることならなんでもやるスタンスであるから、彼の手腕に期待したい。

ただ、冷めた見方でいうと経済実績もないオバマ氏に、また経済大国の地位から転落しつつある米国に多くを期待することは危険である。過渡の期待は慎まなくてはいけないことも忘れてはいけない。重傷の患者を前に医者がたとえ名医に変わったからと言って直に完治することを願うのは現実的ではないのでないだろうか。

ついでに懸念すべき経済事項を一ついうと、(あまり多くの人が意識していないとは思うが、)米国ドルが急落することがないように祈りたい。なぜかというと巨額の経常収支の赤字国が財政的にも困難を極めるとドルの信認も薄れより一層のドル安を招くからだ。

このような懸念事項が他にも多くあるにせよ、各国首脳や経営陣らが英知をしぼり行動を起こすことによって、20世紀の大恐慌時のように失業者で街が溢れる(失業率20-30%)ような事態は免れると思っている。

特に日本の金融機関は昨年問題となったサブプライムの直接的な被害は小さく、また多くの企業はレバレッジの効いた投資をすることなく、過剰債務を抱えているケースも少ないので、現時点で他国の企業が直面するほど傷は深くないはずだ。財務基盤が安定している日本企業にしてみれば、昨今の荒れる世界経済はチャンスであり、M&Aなどを通じて世界に、特にエマージング諸国に進出する機会である。是非、活路を見出していって欲しい。

上述のように予断許さない厳しい時代が続くだろうが、それは緊張感を私たちに与えてくれ、切磋琢磨して生きていくということにつながるであろうと前向きにとらえたい。 

私が個人的に前向きに取り組んでいきたいことが今年もいくつかある。
まず健康体にすること。それはつまり体力維持、向上だ。これは昨年からの反省点。がむしゃらに働き続けたため、体調を崩すことが多々あった。平日の飲みを減らし、運動をするなど定期的に運動を心がけたい。健康体なくして将来の子供のスマイルは楽しめない。

次に仕事。近視眼的にならずに少し目線を先にあててやっていこう。

家庭におていはマイワイフの良きサポート役になると同時に子供達の良き教育者を目指したい。子供に授けられるのは教育ぐらいだから私の関心事および出費の多くはこの関係になるだろう。多少厳しすぎと思われるかもしれないが、妥協しないでやっていきたい。ただ、何事も押し付けられ過ぎると、ストレスになるだろうから楽しく子供が「勉強」出来るように、最大限の工夫をしていくつもりだ。

趣味については、良書に出合う読書の良き旅に出たい。また少しアウトドアな趣味を持てたら嬉しい。好きな海外旅行にも出掛けてイグゾティックな雰囲気を楽しみたい。 音楽についていうと子供達に付き合っているバイオリンはどこまでもつだろうか、ただせっかくの機会なので楽しもう。

親族とのかかわりもより持っていかなくてはいけないだろう。今の私があり、子供達がいるのは祖父母あり、親あり、兄弟がいたからである。

友人についていえば、今年は交流をより増やしていこう。10年後も語り合えるような、また切磋琢磨していけるような、そしてその道でプロと自覚しているような人と出会いたい。

最後に自分には厳しくても人には優しくなれるマインドを持つようにやっていきたいと思う。

今年が充実した年で主に祝された年になりますように。



(※)2008年 年頭所感

Weblog / 2008-01-08 10:50:09

今日は本年の始まりの日記として今年の方針を記してみたい。今年は自分に厳しい年としたい、と考えているがそれについて触れる前により外部的要因から所感を述べたい。

グローバルに考えると、地球は記録的な人口の大爆発と途上国の経済活動の活発化を受けて今年はさらに環境問題が深刻化していく。UNFPAによると歴史的に考えても2008年は地球史でも意味を持つ年だとういう。今年初めて地球の人口(66億人)の半分以上が都市で生活するという。都市化は工業化を後押しするが今後地球はどこまで膨張する負荷に耐えられるのだろうか。

政治的には一部の地域での紛争はあるがその当事者数は対人類の比率からして低く歴史的には記録的な「平和」が続いている。ただ国際政治に緊張感が張りつめる一部の地区において核兵器が誤ってでも使用されることがないように祈りたい。ボタン一つで人類は簡単に恐怖の底まで突き落とされる。「世界の警察」という役割を担っている米国の政治方針が今年の大統領選挙でどう変わっていくのだろうか。

他方、グローバルにみて政治的安定の下支えとなっていた世界経済は今までのような成長一辺倒の春を謳歌することはできそうにない。一気に膨張しすぎた世界経済は昨年後半から調整している。好む好まずとも世界経済は険しい時期へと突入するだろう。

従ってその煽りを日本がくらうことはメインシナリオとして想定すべきではないだろうか。なぜなら資源のない日本は外国から資源を輸入してそれを加工し外国に輸出する外国依存国であり、資源価格の高騰は日本の競争力を削ぎ消費性向の高い米国などの外国の経済減速は外需依存度の高い日本経済を直撃する。ここ数年元気であった外国企業のお陰もあって都内の不動産価格は高騰したがこの勢いを持続できるだろうか。国内の消費もなかなか伸びない状況が続いている。

活気もなく夢もなさそうな地方都市は多い。地方経済は疲弊し駅前なのにお店が閉まっている都市は多い。旧態依然のビジネスでは発展途上国からの安価な商品に太刀打ちできなかった。シャッターを閉じてどうしているのだろう。より高付加価値なスキルを身につけて経済活動等に参加したのだろうか。

地方に限らず都内での老人の数は目に見えて増えてきている。一方で合計特殊出生率は1.29%と国力維持のために必要とされる目安(2.1%)まで遠く及ばない。団塊の世代と言われてた人々が一線から去ることは私達若者にとってチャンスであるが、幼少時代に暗記で育ちテレビや漫画漬けだった今の30,40代はどこまで、試練の多いこの時代を乗り切っていけるだろうか。年金制度は崩壊していくと叫ばれ、世界で最も借金の多い日本(770兆円)には増税の選択肢を選ばないことは出来ないだろう。若者にとって住みやすい時代ではなくなっているのでないか。


以上のようにおおまかであるが自分の置かれている環境について考えてみると将来について楽観はできない。日々の生活において自分に常に厳しく立ち向かい、困難に果敢に挑戦していかなくては将来のスマイルはないだろう。

人生70,80歳とすると私は人生の折り返し地点に立ったところだ。まだまだ生きて行かなくてはいけない。

まず仕事に励もう。働き盛りの年頃だ。どんどんやろう。世の中的には厳しい状況が避けられないかもしれないが食い縛ってでも頑張ろう。経済力的に日本はまだまだ豊かで世界的にも魅力ある点も多い。どう貢献していくべきか悩みながらとにかく走っていきたい。

次にいい家庭を築きたい。子供達がしっかり自分で自分の人生を大きく切り開いていけるようにマイワイフと一緒に、私も父親としてしっかり教育していこうとおもう。

また20年後にも何かいい仕事をしていられるようにしっかり体力もつけなくてはいけない。歩いてでもいいからどっかのマラソン大会に出てみたい。

友人は貴重な財産だ。この財産を大切にしていきたい。

最後にあれやこれやと誘惑のやってくる自分に打ち勝ち主に祝された自分いれるように自分に厳しくやっていきたい。