後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「マロニエの白い花が咲く山里の小さな美術館」

2024年05月07日 | 日記・エッセイ・コラム
それは本当に小さな美術館です。南には甲斐駒岳が花崗岩を白く輝かせて聳え、北には八ヶ岳連峰が望める高台にあります。その高台は少しだけ平地になっていて、一歩足を踏み入れると何故か芸術的な香りが漂ってくるのです。毎年、初夏になると白いマロニエが咲いています。今年は行けませんでしたので以前の写真をお送りいたします。
この山里にある美術館は清春白樺芸術村の中にあります。白樺林に囲まれた小さな美術館の前の広場には幾つかの建物があります。
エッフェルが設計した画家たちの集合アトリエのラ・ルーシュがパリから移築されています。そしてエッフェル塔の階段の一部も移築されています。その奥にはジョルジュ・ルオーの記念礼拝堂もあります。
茶室もあり梅原龍三郎のアトリエも復元されています。
美術館にはルオーの油彩画や白樺派の作家達の作品を多数展示してあります。谷口吉生設計の小さいながら美術館らしい雰囲気の漂う清楚な建物です。
この一画を清春白樺芸術村と命名し、銀座の画廊の主の吉井長三が1983年に作りました。
ここは私の山小屋に近いので何十回も訪れた場所です。
1番目の写真は清春白樺芸術村の門です。古めかしい鉄門がヨーロッパの雰囲気を出しています。この門を入ると集合アトリエのラ・ルーシュがあります。パリの雰囲気を感じます。
2番目の写真は集合アトリエのラ・ルーシュの前に繁っているマロニエの木です。パリから移植されたといいます。毎年、初夏になると白い花が咲きます。
3番目の写真はマロニエの花です。
4番目の写真は拡大したマロニエの花です。
5番目の写真は多数展示してあるルオーの作品の一例です。ルオーの油彩画多数の他に梅原龍三郎、岸田劉生、有島生馬、髙村光太郎、高村智恵子などの白樺派の作品が展示してあります。
6番目の写真は清春芸術村の近所の山林の中に咲いていた山桐の花です。
7番目の写真は美術館の近所の農家の庭に咲いていた白い桐の花です。
この清春白樺芸術村の近所は八ヶ岳高原へ続く高台になっていて畑や林の風景がヨーロッパの風景に似ているのです。
そんな風景がお好きな方々へお薦めしたい場所です。
地図は、http://www.kiyoharu-art.com/ に出ています。洒落たレストランもあります。

四季折々、芸術的な雰囲気を楽しめる場所ですので是非お出掛けになっては如何でしょうか。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

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